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スタートアップ経営者の新卒1年目までの働き方 Vol.1 きむかず編〜地図を広げる〜

「俺が新卒の時には毎日終電まで仕事していたんだぞ、もっと頑張れ」的な話をするつもりは一切ない。

今でこそ、このような発言をするとダサいという風潮が蔓延しているし、それが正しいと思う。

ただ、「右も左もなんなら上も下も分かりません」的な「社会の地図」を持たない新卒であれば事実としてがむしゃらに働いてみる、ということは重要だな、というか経験して良かった。

僕はとんでもない方向音痴で地図を見てもなんならGPSを使っても、目的にたどり着けないほどでこれは母親譲りだと確信している。

なぜ方向音痴なのだろうか、と考えると結局自分が今どこにいるのかが分からないし、東西南北を理解するための体内コンパス的なものを持っていないからだと思う。

で、まさしく新卒というのは「社会の地図」上で方向音痴以前にどこにいるのかも分からない状態なのである。もっと言えば、入社して渡された地図ともいえない白紙の紙の上にただポツンと自分というピンが立っている状態である。

この白紙の地図を埋めていく作業が「仕事」である。

新卒で大切な4象限

東西南北のように4象限で表すと、

・社会人基礎(東)

・業界理解(西)

・個人スキル(南)

・ビジネススキル(北)

といったところが挙げられるのではないだろうか(別に他でも良い)。そして、年次があがるにつれてより遠い場所の白紙部分を埋めるために難易度も高くなるだろう。

大抵の新卒は、(成果を直接的に生まないという意味での)仕事ともいえない社会人基礎の学びから経験していく。

会社にもよるが1ヶ月くらい研修をしていくと、なんとなく、ちょっぴり理解できた気がする。すると、白紙の地図にポツンと立っている自分のピンから東に向かって1ミリくらい直線的な絵ともいえない、線が現れる。

現在地の点と、少し先の点が繋がり、短い線ができるイメージだろうか。

次にビジネススキルの基礎を学ぶと北に向かって1ミリくらい直線的な線が現れる。

すると、東と北の線も繋がり現在地と繋ぐと三角形になりその部分が、面となって地図が埋まる。

そうして、東西南北のスキルを身につけていくと点が線になり、線が面になり社会人としての地図が見えてくる。

この作業が前にも記載した通り、「仕事」なのである。そして、歩けば歩くほど遠くにいけるように、仕事をすればするほど地図が埋まる。

もちろん、まだ新卒の段階では地図が完成していないし、方向音痴でもあるから同じ道を行き来したりどこに進んでいるのか分からなかったりする。ただ、それはそれで良い。同じ道を何度も通ればここじゃない、というのが分かり少しずつ学んでいくからだ。

自分で歩いた総距離

そして、人によっては同時期に入社したはずの仲間の進みが早かったり、遅かったりする。地図を広げるためにサポートをしてくれるOJTの存在であったり、業界業種によっても異なるかもしれない。だが、一つだけ言えることは自分の足で歩いた(=仕事をした量)部分だけが自分の地図を拡大させることができる。

この自分の足で歩いた総距離というのが、新卒にとっては非常に重要なのだ。

・とにかくがむしゃらに任された仕事をする

・土日も自主勉強をする

・新しいことにチャレンジをする、手をあげる

・先輩の仕事を手伝わさせてもらう(先輩の地図を覗かさせてもらう)

・一度やった仕事がどうやったらクオリティ高く、生産性があげられるか考える

etc…

こういった行動の背景には「自分の時間を削ってでも、地図を広げたい」という反骨心や成長意欲や承認欲求があるのだが、僕はこの想いが非常に強かったと思う。

別に仕事量自慢はするつもりは全くないし、むしろ超方向音痴で非常に生産性が悪いこともたくさんしてきた。

だが、今自分自身が持っている社会の地図というのは、正直同世代の人たちにも負けないくらい格段に広がっていると自負する。(起業という道を途中で選んだことも関係しているが)

地図を広げる

「とにかくやったことないなら、やるだけ」

を継続していれば、だんだん地図も広がり東西南北が分かり設定した目的地に対して迷うことなく最短距離で向かうことができる。

なので、具体的に○○をやったほうがいい、といったアドバイスをするつもりもなく、

「自分が渡された白紙の地図を埋めたい!埋めるためにはどうすればいいのだろうか、とにかく任された仕事をしよう!」というくらいの気概が持てる人はそのイメージで死に物狂いに働けばいいと思う。

別に地図なんか埋めたくない、と言う人はそれはそれでいい、あなたの人生だから。

僕はまだ働き始めて6年なので尊大なことを言える立場ではないが、振り返って新卒3年目までの働き方(特に3年目には起業をしていたので)を思い出すと、

白紙の地図を少しでも埋めたくて、がむしゃらに働いてきた。

地図が広がると、知らなかった景色が広がり、遠いところに住んでいる人たちにも出会うことができ、様々なチャンスが見つかり、楽しいことが非常に多くなる。そして、見る必要のないものも見えたり、崖道を通りそうになったり、大変なこともある、が、それをひっくるめて楽しい。

BLAMとしての地図

個人的な地図としてもそうだが、BLAMとしての地図もそろそろ5期目に入り地図が広がりはじめている。

なぜならば、BLAMを構成しているメンバーたちがそれぞれ自分たちの地図を広げるために楽しみながら苦しみながら、欲を持って働いているからだ。

そんなメンバーがいるBLAMはこれからも未知な世界を開拓していく。

「早く進むなら1人で行け、遠くへ進むならみんなで行け」という言葉がある通り、

これからも僕らは地図を広げるために働き続ける。見たことのない世界を見たいからだ。

新卒のあなたも、ぜひ社会人になったらがむしゃらに地図を広げていくことをお勧めする。

そして、BLAMで働くことに興味があれば、気軽に応募をしてみてください。

最後に僕が新卒で前職に入社をするきっかけとなった当時の言葉を送ります。

「仕事は辛いも苦しいも全て含めて楽しい」

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