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平均年齢24歳のカンボジアは、経済成長率世界8位!?

こんにちは!BNGパートナーズ・坂脇です。弊社ではエグゼクティブサーチ事業を主軸に日本を元気にするための事業を展開しております。

今回は弊社で取り組んでいるくっくまプロジェクトのご紹介をさせていただきます。

くっくまプロジェクトとは?

BNGパートナーズでは、カンボジアにある孤児院「くっくま」の運営支援を行っております。定期的に社内のメンバーで現地に出向いているのですが、毎年子供たちから笑顔や元気を沢山貰っています。

私たちに偉大なことはできません。
偉大な愛で小さなことをするだけです。
―マザー・テレサ

この言葉をモットーに小さなことから歩み続けております。

ただ全員が行ける訳ではありません。成績優秀者のみが行く事ができます。今年も上記の写真に写っているメンバーで行ってまいりました。ただ今年は元々選ばれていたメンバーが過去にも行った経験があったため「1人でも多くのメンバーに行ってもらいたい」と後輩に譲っている場面もありました。今後も1人でも多く行けるように努めてまいります!

そもそも何故カンボジアなのか、くっくまプロジェクトを始めたのかご紹介させていただきます。

カンボジアの悪夢・ポルポトの悲劇

現在のカンボジアは東南アジアにある国でまだまだ発展途上国であり、1ヶ月1万円もあれば家族3人程度が暮らしていける程貧困問題も多く残っています。

そんなカンボジアでは1980年代に起こったカンボジアの悪夢が起こりました。皆さんはポルポトの悲劇をご存知ですか?


当時のカンボジア

カンボジアは戦前フランスによって植民地化しておりましたが、日本軍がやってきてフランスを追い払います。しかし再びフランスが植民地にしようとやってきました。そこで!再度植民地になるのを防ぐために立ち上がったのがノロドム・シアヌーク。彼はカンボジアの王家の人物で真っ向から立ち向かってもフランスに勝てないと思い国際世論に訴えかけました。作戦は成功し、1953年に完全に独立します。

シアヌークは社会主義の体制をとり王位を父に譲り、自ら国の指導を行なっていました。ある種独裁ともいえる政策でしたが、国民の支持は圧倒的でした。そんな中王家をあまり好まない共産党のクメールルージュがあまりに急進的な思想を持ったため、危機感を覚え都市部から追い出しました。

同時期に資本主義を唱えるアメリカが「※1 ドミノ理論」を恐れてシアヌーク政権を倒すために密かに動きはじめます。(※1 ドミノ理論…貧困地域において1つの国が共産主義化するとドミノ倒しのように周りの国も共産主義化するという考え方)そして1970年にシアヌークが北京等へ視察へ行っている間に、アメリカの力を借りたロン・ノルという人物がクーデターを起し政権を奪取します。国名もクメール共和国に変わってしまいました。

政権を奪われたシアヌークは北京に亡命していましたが、密かに帰国し、以前は弾圧したクメールルージュに助けを求めます。国民の支持を持ったシアヌークを手に入れたクメールルージュはロン・ノル政権と戦い内戦が始まります。

1975年、ついに首都のプノンペンがクメールルージュに陥落させられて、ロン・ノルは国外へ亡命、クメールルージュによる政権奪取がなりました。


カンボジアの悪夢の始まり

当時クメールルージュを率いていたのがポルポトという人物です。彼らがとんでもない政治を始めます。それは国内から知識人層の拒絶を目指すこと。国を指導する自分たち以外の知識人は国内に不要、そう考えたわけです。

本を読める人は「字が読めるなんて知識人」、海外へいった事がある人は「海外へ行けるなんて知識人だ」、旧貨幣を持っている人は「反体制派だ」。そんな理由で命を絶たれてしまいました。しかしここまではまだ良い方。どんどんエスカレートしていきました。

子どもに教育をすると「我々と異なる思想を植えつけたから」、恋人が居ると「社会風俗を乱すから」、眼鏡をしていると「なんて知識人だ」、手が綺麗だと「畑仕事をしていなかった」、美男美女は特に理由なんて無く…。このようにして多くの命を失いました。


夢から覚めたときには

ポルポト率いるクメールルージュがベトナム領内にも軍を派遣し住民の命を奪い始めたとき、ベトナム軍とカンボジアの戦争が始まります。実はこのベトナム、とても強いんです。フランス・アメリカ・中国と戦って全てに勝っていますから。クメールルージュにも勝ちます。ようやく悪夢から覚めれます。

1989年にはベトナム軍も完全撤退し、1993年に国連監視下のもと総選挙が行なわれて立憲民主制の国として新たなスタートを切り、今に至ります。


夢を持つ子どもを育てたい

先に述べたポルポトの悲劇で大人は多く亡くなってしまい、平均年齢が24歳となっています。新たなスタートを切ったときには国民の85%が14歳以下というほど人口比率がおかしくなってました。

そんなカンボジアにBNGパートナーズが出来る事は支援もですが、「子どもたちに夢を持ってもらう事」、そのため私達はくっくまへ行っています!BNGパートナーズは「一人に一つの志を持ってもらうこと」をミッションに毎日を過ごしていますが、日本だけではなく海外の子どもたちにも持ってもらうために日々貢献しています。

実際にカンボジアの子どもたちは非常に努力家で勤勉です。国としての成長速度も非常に早く、アジアでも屈指の7%、世界でも8位という経済成長率を維持しています。(ちなみに日本は160位で0.5%です。負けていられませんね!)


天使たちからのプレゼント

日本に帰る時、いつもくっくまの皆には言葉のプレゼントをいただきます。このファイルを見るだけで、私はいつも少しうるっときてしまいます。行けなかったメンバー達もこのお手紙を読んで、来年はもっと多い人数でいけるように頑張ろう!そんな気持ちになれます。

みんな自分達の写真とメッセージを送ってくれます。小さい子もしっかり自分の字で日本語のメッセージを残してくれ、大きい子はデザイン性もあふれるイラストとともにメッセージを送ってくれます。

是非将来海外の支援をしてみたい!と思う方や、子どもたちにも夢を持ってもらいたい!、営業やコンサルとして活躍してカンボジアも盛り上げたい!という方は是非一度オフィスに遊びに来てみて下さい!


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