【第二回社長インタビュー】第二創業として歩み始めた2022年。「10年で100名規模」実現に向けた会社創りが本格始動する。#バウンディア合同会社
文責:梶野 有里
前回に引き続き、代表の小井戸氏に直接インタビューを実施!
第二回は、第二創業期として歩み始める、これからのバウンディア合同会社について聞いてみました。
■第二創業 始動
第一創業期では、どういう内容の案件に取り組んでいましたか?
設立から現在までは、入社時期がバラバラに社員が増えていくため、出来るだけ幅広い案件に取り組むようにしてきました。これは先ず会社の事業安定を優先したからです。20名の社員それぞれが得意な分野を活かしています。私自身はバウンディア合同会社を創業する前は、全国チェーンの松屋に導入されているシステム開発や、写真の店頭印刷端末、テーマパークの音響システム開発など、10名以上が参画する様々なプロジェクトに責任者として深く関わっていましたが、今の体制下では社員に任せていく様にしています。
これまでの当社の規模感ではまとまった単位の案件には関わりにくい状況でした。ただ、社員には「ステージの高い仕事」に取り組んでほしいという思いを強く持っており、今の社員20名では出来ないことも、50名、100名と社員が増えて会社が大きくなることで、対応できることが増えて社員が携われる案件数もキャリアも上がっていきます。よりステージの高い仕事に携わる環境創りのための第二創業ですね。
2022年4月から始まった第二創業、これからの主軸となる事業を教えてください!
第二創業は4つの事業を中心に展開していきます。
- Xaaxシステムの開発
- Web制作(フロントエンドのサイト制作)
- デジタルマーケティング(デジタルフォース)
- 品質保証(QC・QA)
様々な案件に携わっていたメンバーを集約させて各5名ずつのチームを編成し、現メンバーが主軸となって開発・制作を進めていく流れです。4月から本格始動した事業なので、正直やることが山積みな状態なんですよね。まずは既存のメンバーで事業基盤を固めつつ、新しいメンバーを採用して軌道に乗せていけたらと思います。
■バウンディア合同会社について
数多くあるIT企業の中で、貴社ならではの強みはありますか?
エンジニア一人ひとりの技術を理解した上で評価し、キャリア形成を後押し出来ることが大きな違いですね。業界でよく聞くのは、営業に強い社長が興した企業や、経験豊富な技術畑出身の方々が築いてきた老舗企業。その中で、当社は営業系の会社ではなく老舗企業でもない、良いトコどりをした企業として独自の立ち位置を確立させています。
営業的な側面ばかりでは無く、技術面をしっかり理解した上でキャリアを考えてあげることが出来るしアピールができる。エンジニアも自分の将来設計を共有した上で案件に参加できるので、やりがいや達成感も大きい。そこが私たちの強みだと思います。
社員の技術レベルを理解する、その理解度の違いは顧客にどう影響するのでしょうか?
商談やお打ち合わせの際に同じステージで会話が出来る様になること、よりレベルの高い案件の相談をしてもらえることなど幅広くありますが、一番は顧客のビジネスで欠けている所の目利きが出来ること。
私たちのスタイルは、自社の保有技術が当てはまるか考えて取り組む「シーズ志向」ではなく、顧客の要望に対して何が出来るかを考えて取り組む「ニーズ志向」。問題解決に向けて悩んでいることや、まだ気づいていない課題まで、今の事業で足りない部分を見つけ出し、技術面でピンポイントにアプローチすることを心がけています。痒い所に手が届くような存在であり続けること、その姿勢が顧客満足度に繋がっていると確信しています。
社員とのコミュニケーションも重要な要素ですね。今の貴社が目指すゴールはありますか?
まず目指すのは、10年で100名規模の会社。その先は、100名以上の組織で社内体制を整えていきながら社員規模も300名へ。私たちが見据えているのはIPOを含めたEXITを視野に入れていることです。「なぜIPOなどを目指すのか?」とよく聞かれますが、会社を長く支えてくれた社員に報いるために、上場することが一番有効な手段だからです。会社が小さかった時から頑張ってくれた社員に報いるのも役職や給与ではうまくいきません。共に歩み続けた社員についてきてよかったと感じてもらいたい。その機会を上場という形で作れたら嬉しいですね。
■社員への想い
採用する際や面接で必ず伝えているコトはありますか?
面接では、創業から現在に至るまでの経緯、組織構成など、会社の事を包み隠さず伝えるようにしていま す。それは、設立の浅い会社だからこそ創業時の想いや成り立ちを知ってもらい、同じ想いで会社を創っ ていきたいという想いですね。私たちはまだまだ小さな組織で、何もかも出来上がった企業じゃありません。目指すのは、これからの10年で100名規模の会社を創ること。会社で働く、ではなくて、会社を創る側になるという経験。すごい貴重な経験が出来るタイミングだと思うんですよね。
創業期の今だからこそ出来る経験…見逃せないです!今年から始める施策があると聞きました!
今年から社員の想いを叶えられるような制度を導入する予定です。「新しいPCが欲しい」「退職金制度を 作ってほしい」などの意見や希望を募り、社員の代表者が取りまとめて社内制度まで落とし込む。そのアイデアで会社を創っている実感を持ってもらえたら嬉しいですね。「こんな制度あったらいいな」「こういうこと出来るようになったら楽しい」と思っていても、なかなか伝えにくかったり、直接言う必要はないと心の内に閉まってしまう想いを聞いていける会社にしたいんです。
最後に、共に働く同志である社員への想い、聞かせてください。
キャリアは自分自身の大切な人生だからこそ、二人三脚で価値を生み出したいのです。これは社員に限らずですが、キャリアを大切にしていない人って多い。本当に多いんです。そもそもキャリア=その時にやりたいことになっていて、作り上げていく大切さを気づくこともできない。そんな人を数多く見てきました。
会社とは、色々な境遇の中で生きてきた方々が集まって、一筋の想いを紡いでいく場所だからこそ、社員 一人ひとりがキャリアを大切にできる環境創りに全力を注いでいます。個々の成長をサポートしていきた いですね。
プロフィール
小井戸 浩 / 千葉県市川市出身
エンジニアとして20年経験を積み、前身となるスタートアップ(ウィルソア株式会社)を設立。2018年9月にバウンディア合同会社の設立メンバーとしてCOOに就任。