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【インタビュー】Bridg3事業部とは。メンバーが語るBridg3への想い

2024年3月1日から正式リリースした新規事業『Bridg3(ブリッジ)』
事業部責任者の中尾さんを中心にメンバーの矢來さん、中田さんからBridg3事業部について様々なエピソードを伺いました。

登場人物

●Bridg3事業部責任者 中尾政史
2022年 中村留精密工業にジョイン。Bridg3事業の設立を主導。
前職の株式会社キーエンスにて画像処理やロボット制御など多様な商品開発に従事。
2002年 東京工業大院卒。弁理士。

●ソフトウエアエキスパート 矢來宙都
2016年 金沢大学院卒。
Bridg3事業ではシステム開発やIoTデバイス仕様設計などを担当。

●法人営業 中田康介
2018年金沢大学卒業後、入社。海外営業およびドイツ駐在員としての業務を経てBridg3事業部に参画。
本事業部では、製品の販売からお客様のニーズに基づいた製品開発提案まで幅広く従事。

            (左から 中尾さん・矢來さん・中田さん)

ーBridg3事業部を設立するか議論に議論を重ねた日々

中尾さん:2022年秋のJIMTOF(日本国際工作機械見本市)でDr. Toolの参考展示をしたところ、大きな反響をもらいました。この商品を自社製工作機械にのみ対応することとするか、世の中の多くの工作機械や生産設備で使っていただけるようにするか、大変悩みました。結局、社の理念である「世界の現場の負担を削り、ものづくりに携わる人の生活を豊かにする」の主旨からすると、後者のように広く使っていただく方が、良いだろうという結果に至りました。
「現場の想いを現実に」。何よりBridg3のミッションでもある原点に従って、事業展開をしていこうとなりました。
 事業部構想を考え出したのは、去年の6月ころです。
既存の事業体制で開発・販売するときの支障はなんだろうか。メンバーと議論に議論を重ねる日が続きました。事業をきちんと動かそうとすると、当社の工作機械事業の体制そのままで販売していけるだろうか、開発し続けていけるだろうか、工作機械の営業員が他社の生産設備まで見ることでお客様自身も戸惑わせてしまうのではないだろうか。そんな課題もでてきました。
 しかし、工作機械事業そのものではなく生産性向上のための周辺ソリューションの提供という市場の違いもありますし、私たちが本気でIoT/AIに取り組み、製造現場での課題解決を後押ししていくというメッセージを出すためには、新ブランドを持ち新事業としてスタートする。それがベストだと思いました。

ーBridg3メンバーはこうやって集まりました

矢來さん:実は、Bridg3事業部が出来る以前に、「新しい取り組みしませんか?」と少し緩めの感じで工具破損システムをつくるメンバーの公募がありました。それに手を挙げて今回、新規事業に加わったのが私と牧野さんです。最初は新しい事業部ということもあり不安が大きくて、戸惑いもありましたが、ここまで来たからには、その船に乗るしかないという思いで、チャレンジすることにしました。

中田さん:私は皆さんと違って、その頃はドイツにいました。ちょうど、日本へ戻るタイミングと重なり、中尾さんからお声掛けをいただいたのがきっかけです。
新事業が面白そうでしたし、中尾さんの仕事のやり方や考え方、人柄に率直に惚れて、チャレンジしてみたいと思いました。今まで自分がやったことのない事業ですが、最初はなんでもそうだと思いますし、まっさらなところから、自分たちらしいやり方で作り上げていく、楽しさがあると思っています。



ー事業部をつくるときには、全員に何度も意志を確認しました

中尾さん:事業部内にはそれぞれ役割はあったとしても真の意味で上下関係はなくしていきたいと思っていました。やりたいという気持ちや方向性がある人にやってもらえるようにして、それぞれが目的に向かって自分のやり方で貢献してほしい。理想論かもしれませんが、そういった組織にしていきたいと思っています。そのため、公募制など自由意志を尊重してメンバーになってもらいました。ぶっちゃけ、かなりの環境変化なので誰も残らないかもとかも思っていましたが、一緒に取り組んでもらえてうれしいです。

ーBridg3事業部はひと言でいうとこんな集団⁈

中田さん:『穏やかな集団』です。とても穏やかな人間性の集まりだと思います。
技術職だからかもしれませんが、論理的で専門性が高く、時にはほとんどオタクの域だな、と感じ
ることさえあります。しかし、飛び交う会話はいつでも穏やか。とても居心地のいい、集まりだと思っています。


ー幅広い仕事だからこそ面白みがある

中尾さん:個々人のやっていることの幅が広いですね。
基本的に開発担当は機能やソフトを作っていくのですが、要件定義から実装評価まで幅広く携われます。もちろん、深く狭く追及していくのもOK。自分の決めたことがダイレクトに商品に反映されていくという面白みはあると思います。

売っていく側、使う側とも非常に距離が近いのも利点で、すぐにやりたいことの効果が予測できます。
要求仕様はインセプションデッキという形にまとめ合意ベースで定期的に見直しているので、(市場意見がダイレクトに伝わることの弱点としての)要求のダイナミックな変化であたふたしたこともあんまりありません。

ー私たちが思い描く未来予想図は至ってシンプルです

中尾さん:私たちの製品を使ってくれることでお客様が労働者不足で悩まれる状況が解消する。
事業を続けていくことができ、本来やりたかった新技術や商品の開発、量産検討にきちんと力を注げる状況にもっていくための手助けをしていきたい。やはり根底にあるのは、「現場の想いを現実に」それに尽きると思っています。

ーありがとうございました。

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