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「自分の軸は服だった」一度は離れたアパレルに再び戻ってきた理由|事業開発チーム 久松 成吏氏にインタビュー

FINEでは、ブランドさまやメーカーさまの在庫に対し、ブランドネームタグ(襟ネーム)や洗濯表示タグ(内タグ)などを付け替えて再流通する『Rename(リネーム)』事業を展開しています。ブランド名をクローズして流通することで、ブランド価値を毀損することなく、在庫の換価や廃棄コストの圧縮が可能です。これまでとは違う顧客層へも商品価値を提供できる、新しい流通方法です。

今回は、2019年4月にFINEに参画したばかりの久松 成吏氏にお話を伺いました。

久松 成吏|プロフィール
1981年生まれ、愛知県名古屋市出身。アパレル会社での人事担当、家具の卸売り会社での新規事業担当を経てFINEに転職。FINEでは新部門の事業開発チームに所属し、今後はRenameをより多くの人に伝えるための新規事業や既存事業の課題解決を担当し、FINEの事業拡大に貢献していく。

ー前々職もアパレル会社に勤めていたんですよね?

久松:はい。その会社は経営体制が変わってから商品の画一化が進み、商品ひとつひとつの個性が少なくなってしまいました。会社なので利益を求める方針は当たり前だと思いますが、自分の中の「アパレルを楽しい」と思う気持ちが小さくなるのを感じ、アパレルから少し離れようと思ったんです。そして、その後はアパレル以外の会社を2社経験しました。

ーそこからFINEというアパレルに戻ってきた経緯を教えてください。

久松:その2社のうちの1社である家具の卸売り会社では、私は新規事業を担当していました。ミュージシャンやモデルの方と商品をつくったりイベントを企画したりすることで、一般の方向けに新しいライフスタイルを提案することが主な仕事でした。

一緒にお仕事をしたアーティストの方々は音楽だけでなく服をつくるなど、自分の分野以外の活動を通して自分を表現していました。それに共感してくれる人と一緒にさらに新しいものをつくっていこうとする姿勢から、軸を持って生きようというモチベーションを感じました。

そこで私の軸はなにか考えたときに、やはりずっと好きだった服だと思ったんです。一度離れてからは趣味程度にしていたアパレルに、仕事としても再びしっかり取り組みたいと思いました。数多くあるアパレルの中でも、自分の服に対するモチベーションを向上できるような新しい切り口のアパレルを探していて、FINEを見つけました。

ー服に対してどういう考えを持っていますか?

久松:服はその人のオーラのようなものが纏えるツールだと思っています。本当にその人に合った服は、その人の内面まで透けて見えるように感じさせるんです。

私もそうですが、言葉で自分を表現することが苦手な人は少なくありません。逆に、話すのが上手でも、その言葉で本当の自分を表現できてないこともあり、表面的な部分だけではその人のことを誤解してしまうかもしれません。言葉だけで表現できないものを補えるツールの一つとして服があると私は思っています。

ーFINEを知ったとき、FINEのどういうところに一番興味を持ちましたか?

久松:Renameです。アパレル経験があるので、ブランド毀損の問題は私も認識していました。お客さまから見ても売れ残りだとわかる商品が安く販売されている状況は、ブランドの信頼性に欠けますよね。

ブランドネームタグを外す、ブランドありきの服に対する先入観をなくす、再流通するという服の売り方は、ブランド毀損を防ぐ上で非常に有効だと思いました。「ブランドネームではなく、服本来の価値を感じてもらう」とFINEが提唱するとおり、Renameはアパレルのすばらしいあり方だと思います。

ーこれからFINEでどのように成長していきたいですか?

久松:社内に限らず社外の方たちとも関わって、なんらかの共同の取り組みなどをして、より深くRename事業に携わりたいです。そうして、Renameが環境的・社会的に良い事業であることをもっと広めたいです。また、Rename以外にもFINEが持っているリソースを広めるために、どういう事業が必要なのか模索していきたいです。

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