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概要
- データの発生源に近い場所でデータを処理する「エッジAIコンピューティング」が注目されている
- まず、エッジAIのおおまかな概念を理解し、実際にエッジAI端末を購入して使ってみる
- まずは静止画像解析、次に動画解析と進めていく
- この記事では、概要と購入したエッジAI端末(NVIDIA Jetson Nano)に関わることを紹介していく
エッジAIとは何か
- 通常AI利用する場合は、センサーから収集された各種データはマイコンボードやスマホ、ネットワークを経由し
、クラウド上や従来型のサーバーで解析処理を行う - エッジAIを利用すると、センサーから収集された各種データはマイコンボードやスマホ内で解析される

エッジAIのメリット
- 専用の端末を使い、分散処理を行うことで、パフォーマンスが向上する
- 画像や音声をサーバーに送らないため、通信コストが抑えられる
- 端末内で処理が完了するため、ある程度のセキュリティレベルが担保される
エッジAI端末を購入してみた
「画像」「動画」の処理に特化したNVIDIA社製の「Jetson Nano開発者キット 2GB」を学習用に購入してみた
端末だけで1万円以上と高価だが、書籍とセットで8000円程度と特価になっていたので、購入してみることにした。
※エッジAIコンピューティングはRaspberryPi4でも十分に可能ですが、Jetson Nanoは画像処理に特化しています。



なぜ購入したのか
- RaspberryPi+OpenCVの画像認識も興味があったが、特化した端末に興味を持った
- OSがLinux系のディストリビューション(Ubuntu)で動作しスキルが活かせる
- RaspberryPiの電源アダプタ、純正カメラが流用できる
- GPIO等の端子もRaspberryPiと同じ感覚で使える
- ノウハウもネット上や書籍で手に入りやすい
用意するもの
- Jetson Nano開発者キット 2GB
- RaspberryPi4 対応 電源セット(5V 3.0A) ←Jetson Nanoにも使えます
- RaspberryPi4純正カメラ、またはUSBカメラ
- microSDカード(32GB以上推奨)
- USB接続のマウス・キーボード
- HDMI接続のディスプレイ(4K推奨)
Webカメラは安いものでも十分です

後で買い足したもの(重要)
- Wifiアダプター
Jetsonに有線LANはありますが、無線LANが搭載されていない。
USBポートに接続するドングル型のWifiアダプターを購入した(TP-Link製) - Jetson nano用のケース
ファン付きを購入した。4GB版と2GB版で使えるケースの種類が違う。
ポートの説明

環境構築
- OSのインストール
NVIDIAの開発者ページよりSDカードイメージをダウンロードし、MicroSDに書き込み
https://developer.nvidia.com/embedded/jetpack
MicroSDをJetson NANO本体に挿して起動するとUbuntuのセットアップ画面が起動するので、
指示に従ってインストール
起動後の画面(4Kディスプレイ)

メニューの様子

次回に向けて
- まずは簡単な画像検出、動体検出など行ってみる
- ビジュアルプログラミング、Node-REDもこの際に試してみたい
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