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「子育てに理解がある」ってどういうこと? 親として、社会人として、生の声を聞かせてください!

「人と社会を健康に」というミッションを掲げ、全国各地の自治体とも連携しながら予防医療事業を推進するキャンサースキャン。予防医療へのニーズの高まりとともに、多くの新しい仲間を迎え入れながら組織も拡大しています。

今回は、子育てとキャンサースキャンで働くことについて。面談・面接の中で、「子育てとの両立」について質問をいただく機会が多くなっており、「実際どうなのか?」という声をお伝えできていなかったなと。
そこで、お子さんと暮らしながらキャンサースキャンで働く4人に集まってもらい、話を聞いてみました。

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◆米倉章夫◆
東京大学経済学部を卒業後、P&G Japanに入社。消費財ブランドのマーケティング戦略立案・実行、ブランドマネジメントを担当したのち、株式会社キャンサースキャンの設立に参画。現在は取締役副社長を務め、保険者事業と新規事業を統括している。

◆島澤みどり◆
製薬会社でMR、看護師等を経て、2020年1月入社。CO(カスタマーオペレーション)として、予防医療事業の運用を担当。有志で社内報の制作も。「子どもはめちゃめちゃ可愛いです。愛すべき小さな人たち」

◆塚田善紹◆
製薬会社で主に循環器・代謝内分泌・呼吸器領域のMRとして勤めた後、2018年9月入社、自治体への企画営業に従事。その後、製薬企業と提携した新規事業の立ち上げを行い、現在も事業開発に取り組む。趣味は家庭菜園。

◆半田玲子◆
シンクタンクにてリサーチャーとして勤めた後、2017年4月入社。産休・育休を2回取得し、2020年5月に復帰。現在はパブリックヘルスチームでプロジェクトマネジメント、リサーチを主に担当している。「子どもが3人いる生活は『秩序が懐かしい』という感じですねぇ」

毎日、どんな感じで「子育て」してますか? 家庭での役割分担は?

米倉:
そもそも、みんな、家で何を担当してるの? だいたい役割分担があるじゃん。

俺は、毎朝子ども2人に食事をあげて、出かける用意をして、保育園に送っていく…という感じ。あと、週の半分は保育園の迎えと、風呂に入れて飯をあげて寝かしつけ。残りの半分は、それをやらない代わりに夕飯を作ってる。

純粋に負担を2で割ってるわけです。だけど、アサメシつくるのは、妻に全部お願いしてます。

島澤:
朝食のあとも、けっこう大変じゃないですか? 出かけるまでにいろいろ起きますよね(笑)

うちは、朝の準備は途中まで2人体制、夜はほぼ私ですね。とはいっても、実際のところは私が主導でやることが多いかな。朝は特にバタバタするので、下の子を預けたら「一仕事終わったー!」みたいな感じです。

とはいえ、上の2人が小学生になってからは、ややラクになりました。送り迎えするのが2人から1人に減っただけとも言えますが… むしろ喜んで送り迎えしてるかな。一生続くわけでもないし、もし送り迎えが無かったら一緒にいる時間が減っちゃうので。

半田:
うちは、そんなにきっぱり分けてないです。朝8時までには3人とも送り出しちゃって、送り迎えは旦那のほうがやってくれてますね。私はその間に家事をやったりしてます。

塚田:
僕は平日はほとんど何もやってないですね(苦笑)うちは、妻が仕事をしてないという環境でして。まあ仕事をしてないからっていいわけじゃないんですけど…

僕がやるのは、朝の仕上げ歯磨きと、週3日くらい幼稚園に送っていくことですかね。平日あまり関われていない分というわけでもないのですが、土日は昼と夜の食事を作って、お風呂に入れています。

子育てしているからこその苦労もあるけれど… 子どもがいてもいなくても、仕事は楽しい。

塚田:
対談企画の意図を考えるに「子育てをしながら新しいことに挑戦するのって、大変なんじゃないですか?」という話の流れだと思うんですが… 実は、僕はあんまり関係ないと思ってます。

塚田:
働いていれば、まあ楽しいことばかりじゃないときもあるけど、大前提として仕事は面白い。自分の子がいれば当然、子育てをするわけで、それが楽しい。結果として、子どもがいるとプライベート・仕事の両方が楽しい! という感覚です。メリハリがでるというか。

島澤:
私の場合は、インプットの時間を作るのが難しいなって思います。オペレーションの変更があると、ちょっと頑張ってついていかなきゃ! という感じ。でも、インプットが煩わしいとか、やりたくないとか、そういうことではなくって。むしろ、もっと行動変容につながる知識や技術も身に付けていきたいと思っています。やりたいことのために必要なことを頑張るっていう気持ちでやってますね。

半田:
島澤さんって、CO(カスタマーオペレーション)をやってるんですよね。たとえば急にお子さんが病気になっちゃったとき、仕事の予定を動かすのが大変なんじゃないですか?

島澤:
そうですね。やっぱりお客様と直接やり取りする仕事なので、もし電話がきたら対応しますし…

ただ、ありがたいことに、急な病欠は経験してないんです。最近はコロナ対策もあって病気が減ってるからでしょうね。でも、いつもドキドキしながら、備えながら、仕事は前倒しでやっています。経験を積ませていただいて、外しちゃいけないポイントが分かってきているので、そこを押さえて事前調整したりとか。

ただ、どれだけ調整しても、子どもがいると「終わるまでやる」みたいな仕事の仕方はできない。そういう苦しみを感じるときはあります。

そのうえで、限られた時間だからこそ頑張れるという面もあるし、そもそも仕事に意義を感じているから頑張れる。1ミリでもやらされてる感があったらできないかもしれないって思います。

半田:
私の場合は、自分が朝方なので、朝はやく起きて仕事をするっていう感じなのですが、やっぱりインプットの時間の捻出は、苦労していますね。

私はパブリックヘルス事業部に所属しているので、社内で前例のない事業を担当する機会が多いです。保険者様との調整をしたり、事業に活かせるような文献リサーチをしたり、必要なことは何でもやっています。調べ物は大好きなので、そのへんは全然ストレスなくやってます。そこは会社側がよく配置してくれているのかな、と思っています。

子どもが生まれて、優先順位が変わった。すると、仕事のスタイルやアイデンティティにも変化が。

米倉:
子どもが生まれる前と比べると、仕事できる時間は減ってしまうよね。生まれる前は、結構ガッツリ働いていたから。だから、そのなかでどうやるか? っていうことですよね。

となると、仕事の仕方をそもそも変えないといけない。だって、子どもはほっとけないじゃん。優先順位として、子どもが一番。一方で、仕事でも自分の役割があるわけで、その役割は果たさないといけない。だから、会社としてのサポート体制とか、チーム内の協力とかで、上手く“やりくり”していくことになるんだけども…

半田:
優先順位っていうのは絶対そうですね。優先順位付けは、けっこう上手になってきていると思います。というか、付けていかないと回らないです。

半田:
仕事もあるし子育てもある。絶対的に、私たちが働ける時間って決まってて。しかも、小さい子がいると、事件がよく起きるんですよ(笑)ますます働ける時間が短縮されちゃう。

そのなかでも仕事をやっていくために、采配を勝手にさせていただいているっていう感じです。今日、絶対にやらなきゃいけないことをやって、後回しにしてもいいことは後回しにして…

一般的には、子育てする人をサポートする制度がある会社で働くっていうのも選択肢の一つだと思うんですよ。あるいは、制度は無くても周りの理解がある環境。制度がなくても周りの理解があって融通が利きやすければ、働きやすいですよね。

今の私の場合は… 制度の有無というよりかは、周りの理解が得やすいから働けているかなと思います。いいひとばっかりで、協力も得やすいです。なんというか、後ろめたく思わないで働けるんですよね。個々の事情を理解してくださる方が多い会社なんじゃないかな、と私は思ってます。

子どもがいる・いないに関わらず働きやすいムードって?

米倉:
そういう社風というか、雰囲気は、昔からこんな感じだと思う。福吉さんや俺が働いていたP&G Japanって、当時も女性がすごい多い会社で。子育てをしてる人、子育てに協力している男性も多かったんだよね。子育てありきで優先順位付けをするのは普通のことで、融通が利くのが当たり前、みたいな世界観だった。

一方で、福吉さんは、キャンサースキャンでは「子育てという事情があって…」みたいなのは一切表に出さずに仕事をしてる。でも、それをほかの人に強要しようとしないんだよね。“子育てを優先することは当たり前にできる”、“自分の仕事のスタイルを社員に強要しない”。そういう福吉さんのスタンスが、いまのキャンサースキャンの雰囲気の土台になってるのかもしれないなぁ。

塚田:
僕も、社内の雰囲気みたいなとこがポイントかなと思ってるんです。子育てしている人への配慮という限られた話じゃなく、この会社には「なにかと躊躇しないでできる」みたいな雰囲気があるかなあと思います。たとえば、家の予定に合わせて休みをとるときも、ためらったことが無いですし。

島澤:
それはたしかに。なんなら、休みを取る理由は関係ないのかなってちょっと思いますね。

半田:
たしかにね。子どもがいるから、とかだけじゃなくてね。

島澤:
そうそう。さらに話を広げれば、なにをやりたいか? どんな風に働くか? っていうのは子どもがいる・いないに関係ないんじゃないかなと。その人がどうしたいか、何ができるか、によるのかなあって思います。

島澤:
あるとき「島澤さんと同じCO(カスタマーオペレーション)に、ママの人が2人入社するよ」と聞いて。そのとき、驚きつつちょっと嬉しいなとも思ったんです。

もちろん、お二方のご経験などが適切に評価されて採用に至ったと思うんですが… 前提として採用側が「お子さんがいるからちょっと…」とはならなかったんだな、と。人事やマネジメントの方としても「島澤さんが子育てしながらCOで働いているし、(子どもがいても)できるだろう」と思っていただいたのかしら、と想像したりして。

実際に、入社後はお二人とも大活躍されています。成長速度がすごくて、私が入社して1年かかったところまで、3ヶ月で到達している感じなんです! 本当に優秀で、子どものいる・いないは関係ないなって思ってますね。

そして、そんなふうに、適切に人を配置してもらえるのは本当にありがたい。特に、2021年7月に櫻井さん(マネージャー)が入社してくださったのは大きかったです。なんでも相談して! と言ってくださいますし、相談したらすごい速さで解決策を提示してくださるんですよ。感覚として、どんどん働きやすくなっているなと思います。

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組織としても急成長中のキャンサースキャンで働くメンバーの生の声、いかがでしたか? 

子どもがいる・いないに関わらず周りに相談できる雰囲気こそが、子どもを持つ社員が「理解してもらえる」「働きやすい」と感じるポイントなのかもしれません。

これまで意識したことはなかったですが、今のよい雰囲気をそのままに、組織として成長していけたらなと思いました。

(話し手:米倉章夫・島澤みどり・塚田善紹・半田玲子/聞き手:北村早紀/執筆:山田晴香)

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