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自力で、できること、できないこと。

犬の肛門付近には、肛門の左右に肛門腺と呼ばれる臭腺があります。

犬を飼われている方でしたら、ご存知だと思います。

ふたつの小さい袋状の肛門嚢が形成されていて袋の中には分泌液が溜まるようになっているんです。

こうなっているのは野生の名残で、理由は 外敵から身を守るため。 肛門腺から分泌液を噴射しテリトリーを示すための役割を担ってきたんです。

しかし、外敵がいなくなった今その肛門腺の役割はなくなってしまいまして。

使わなくなってしまった分排便時一緒に分泌液を排出する事ができればいいんですけどね。それができないわんちゃんもいます。

そんな時は、トリミングの際に肛門腺絞りをしてもらえるんですが。

でも。気付いた時には手遅れになっている場合もあります。

手遅れになるとどうなるのか。

自力で排出されなかった分泌液は肛門嚢に溜まっていき細菌が繁殖し結果肛門嚢炎になってしまいます。 肛門嚢炎になると、肛門周辺が赤く腫れあがり熱を持ち始め、排便時には痛みも伴いしきりに肛門を舐めたりお尻をこすりながら歩いたりします。 さらに・・・症状が悪化すれば、肛門嚢が破裂してしまうこともあります。

こうなる前に、自宅でお風呂に入れてあげる際は肛門腺絞りにチャレンジしてみましょう。 とはいえ、なかなかコツがいりますし出しやすい子もいればなかなか出ない子もいます。

ただ力任せに押し出そうとしてもわんちゃんも嫌がったり痛がったりするのでそんな時は、無理せず病院へ行ってお願いしましょう。

わんちゃんが痛がっている姿を見るのは、本当に辛い。

そうならない為にも、異変を確認する前に定期的な健康チェックを心がけましょう。


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