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【代表ブログ】私の会社への想い

こんにちは。株式会社コアコンセプト・テクノロジー(以下CCT)の金子です。
代表取締役社長CEOとして、会社の方向性を決める役割などを担当しています。

この記事は、当社CCTの会社のことを知って頂くコーナーでもあるので、
今回は、私の方がどのような想いで仕事(当社CCTの会社運営)をしているのか、
そのあたりを記載してみたいと思っております。

駆け出し社員であったかつての自分は、私の素晴らしい指導役でもあった

もう20年近く前になりますが、私も新卒で入社した会社がありました。

上司・部下に恵まれ、仕事の進め方の多くを経験することができましたが、
その時私も一人の社員として感じていたこと・思っていたことが多くありました。

当時の私は仕事の振り返りもかねて、日記帳のような形で記録していたのですが、
今になって、それが非常に貴重な参照情報になっています。

というのも、いざ会社を運営する立場になってみると、
自分の主語は「会社としては、この場合・・・」というように、会社目線になって
しまうことが多くあります。

いや、それが「本当に本来の会社目線である」のなら正しいと思います。

企業運営の過程で、人事、採用、広報、マーケティング、営業、製品開発、納品、
そして各種トラブル対応、場合によっては真摯な形での謝罪、
こういった経営に近い場面では誰しも多かれ少なかれ経験することに触れるにつれ、
知らず知らずのうちに、会社の名を借りた「経営者個人」の目線になってしまっては
いないのでしょうか。

他の方がどうなのかは分かりません。
ただ、少なくとも私は、自社の実績があがり事業成長がなされる中で
自分の思考や判断が、経営者の目線に徐々によってしまっていくのを感じていました。

手ごたえとは裏腹に、なぜか一種気持ち悪さもあったのです。

その時、過去の振り返りとしてみていた資料に、上記の社会人駆け出しのころの
日々の記録がありました。読み返してみると、なんて新鮮な切り口か。

会社のためを思っての提言や改善策も、今見ると100%社員目線。
課題分析や当時の上層部への不満なども、これまた100%社員目線。

しかも知識ゼロ(は言い過ぎですが)の、当時の自分の分析や着想ですから
およそ非現実的なものや、既に実現されていることの再発明に近いこともあります。
しかし、生々しいというのか、みずみずしいというのか。
日常の業務に即した具体的な記載の数々。歯に衣着せぬダメ出しの数々。

私はこれか、と思いました。
決して、完成された素案ではない。部分的な知識・情報からの示唆に偏っている。
しかし、会社に向けた熱意やそこへの自身の想いは経営者のそれと何一つ変わらない。

そう、まだ一般的には駆け出しといえる社員であっても、
会社をより良くしたい、そのためにはどうすると良いか、自身にはこんな考えがある。
その記録を見るにつれ、かつての自分が、今の私(社長)に雄弁に語っていたのです。

自身の想像力を超えることがスタート

私はシステム開発者(いわゆるPG/SE)として社会人キャリアをスタートしました。
その後プロジェクトマネージャーやコンサルタント、事業部門の責任者などを経験し、
経営陣としての役職につきました。

幅広い経験をしてきたことで、ある程度の実務は、自身もプレイヤーとして行えます。
しかし実務を自身でも代替できることと、未来の可能性を定めることは別です。

まだ粗削りであっても、多くの社員の想いや斬新な着想を活かす道を自らが閉ざして、
会社の将来の可能性を狭めてしまうことになっては、何より大きな損失です。

私の強みは、重ねてきた経験により、"概ねにおいて" 適切な判断が行えるだろうこと。
積み上げ型での堅調な事業成長・業績として、ここに一定の適切さはあると思われます。

しかし数年前から現在において、それ以上に心がけているのは、
「時々は、自身の判断は正しくないであろう」と、意識するようにしておくこと。

当たり前ですが、わざと間違えるなんてことはありません。
しかしどうみても、私自身、普通に時々間違える(少なくとも適切ではない)という
前提で向かい合う方が、より良い会社の方向性を決めていけると思うのです。

私自身は社長として、決めるべき時に物事を決定することと、
そしてその決定に自身が責任を負う覚悟は、当然ながら持っています。

ただいくら知識・経験をつんでも、それで自身で「正答」を導き出せるわけではない、
そのように思えるようになりました。

未来への想像力は、自身でも精いっぱい考えるにしても、社員の想いを重ねた方が良い。
それができるなら、社員が増えると、もっともっと良い未来に向かえるということです。

その一例として、CCTには、社員参加型のワーキンググループという取り組みがあります。

2018年だと、
 ・人事制度
 ・環境/社内システム
 ・人材育成
 ・上場準備
この4つがオープンになっており、各部から希望の社員が自由に参加できます。
ここで、人事制度の骨格から評価指標までが決まったりします。

通常多くの会社であれば、本社企画部門が担当するような業務を、全部門の社員に公開し
希望者が企画から実行まで参加できるようにしているのです。

確かに企画慣れしたホワイトカラーチックな社員や、外部のコンサルタントが素案を
作成した方が、経営者受けのよい、論理的で見栄えの良い内容になるでしょう。

しかしそれは当社CCTが目指すところではないと、これまでの記事を見て頂けた方には
ご理解いただけるかと思います。

Think Big, Act Together.

私たちCCTは、上場の準備に入れるくらいの規模・事業内容へと成長を遂げてきました。
ただ、本質は創業のころからあまり変わってはいないように思います。

・いずれ、世界の進化に貢献するような、素晴らしい会社を目指したいね
・利益も重要、でもそれ以上にワクワクするような仕事をしていたいね
・まずは良い人を集めよう。魅力に感じてもらえる会社にしないといけないね
・良い人が集まれば、着想は広がるだろう。目的地は、皆で進みながら決めればよい

ベンチャーなので熱い想いはもちつつも、人間関係の組織的にはどこか緩いというか、
いわゆる風通しの良い文化が、CCTの特長として創られてきました。

軍隊に見られるような完璧な統率は望むべくもありませんが、
この風土を有しつつ、堅調な事業成長を続けてこれているのは貴重な環境だと思います。

私はこの風通しの良さは今後も維持したい
というより、まだまだもっとよくしていける部分があるだろう、と思っております。

それは、先に書いたような、社員のそしてこれから入ってくる将来の社員の想いも
結集して、より良い会社を目指したいと考えているためです。

今、当社の理念に記載されている Think Big, Act Together. というメッセージは、
このような想いを込めて掲げています。

当社はまだまだ不完全で、色々と未熟な部分が残っている企業なので、
ぜひお越しくださいとお誘いするのは憚られますが、
課題があるなかでも一緒に良い会社を目指したい、一緒にワクワクする仕事をしたい、
そう興味を持っていただける方は、一度会社説明会などにお越しいただければ幸いです。
その結果として縁がありましたら、ぜひ未来をご一緒しましょう。

以上、長くなりましたが、金子から当社の一部をご紹介させて頂きました。
最後までご笑覧いただき、ありがとうございました。

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