Check Innはこの度、シリーズAラウンドにて資金調達を実施いたしました。
本記事では、今回リード投資家としてご参画いただいた、Theta Times Venturesの北尾さんへのインタビューを通じて、Check Innへの出資の背景や、投資家の視点から見た事業の可能性についてご紹介します。
Check Innは、宿泊業界のオペレーションをアップデートするため、予約・在庫・料金・顧客管理などを一元化したオールインワン型のプロダクトを提供しています。
なぜ今、Check Innに投資したのか。
そして、これからどのような未来を描いているのか。
今回は、北尾さんのこれまでのキャリアや投資家として大切にしている考え方、そしてCheck Innに投資を決めた理由や今後の期待について、じっくりとお話を伺いました。
投資家プロフィール
Theta Times Ventures 代表パートナー
北尾 崇
大阪大学在学中にメキシコで起業、事業譲渡後にサイバーエージェント・キャピタル(CAC)へ。約10年間のVC経験と共に、日本・アジアの投資責任者、取締役を歴任。Timeeをはじめ、Sales MarkerやACROVE、ソラジマ、Asobica等、創業期のスタートアップ約50社にリード投資。2025年7月 Theta Times Venturesを共同創業し、シード・アーリーステージを中心に投資活動を開始。
投資家・北尾さんについて
── これまでのご経歴や、投資家として大切にしている考え方について教えてください。
Theta Times Venturesの北尾と申します。
高知県出身で、大阪大学在学中にアメリカ・メキシコで行われたビジネスコンテストで優勝したことをきっかけに、大学3年次からメキシコで起業しました。その後、約3年間現地で事業に取り組み、帰国後はサイバーエージェント・キャピタルに参画。約10年間にわたりスタートアップ投資に携わってきました。
現在は独立し、Theta Times Venturesを立ち上げています。
もともと高校生の頃から「会社は自分でやるもの」という感覚がありました。起業家一家で育ったこともあり、自然とそういう選択をしてきたのだと思います。
現在のファンドで大切にしているのは、「より大きな会社を日本から生み出すこと」です。
上場や短期的なリターンをゴールにするのではなく、何百年と続く会社や世界を代表する企業をつくる。そのために、投資家自身も高い視座を持ち、起業家と同じ目線で挑戦していくことを重視しています。
Check Innとの出会い
── Check Innとの出会いや、最初の印象について教えてください。
Check Innとの出会いは、2018年に出資したプライシングスタジオを通じた紹介でした。
「プロダクトが作れるエンジニア社長が、旅行領域で事業をやっている」という話を聞いて初めてお会いしました。
そのときに印象的だったのは、日本初のオールインワンシステムという点です。やろうとしていること自体が本質的で、「これはいいな」と率直に感じました。
代表の田中さんについては、最初は感情を強く表に出すタイプではなく、人柄が分かりやすいわけではなかったのですが、話を深く聞いていく中で、内に強い想いを持っていることが伝わってきました。
ホテル経営の本質的な課題に向き合うためには、断片的なツールではなく、コアなデータを押さえた仕組みが必要だという明確な思想があり、その“見えにくい熱さ”が印象に残っています。
なぜ今、Check Innに投資したのか
── 今回、投資を決めた理由について教えてください。
大きく3つあります。
1つ目は、事業の解像度が一段と上がっていたことです。
プロダクトの開発ロードマップや提供価値が明確になり、今後の成長イメージが非常にクリアになっていました。
2つ目は、日本唯一無二のポジションです。
僕らは投資を検討するとき、独自の価値にフォーカスを当てます。引き続き他にない領域に挑戦しており、提供価値も含めて非常にワクワクするものに洗練されていました。
3つ目は、AI時代における構造です。
今後は機能単体で評価される時代ではなく、これまでどこからも放置されていた業務のデータベース化を構造化して再構築することで「System of Action」を実現できるかが重要になります。
そのためには、基幹システムから入り、複数のサービスを統合していく“コンパウンド型”である必要がある。Check Innはまさにその構造を取りにいっている点が大きいと感じました。
さらに、宿泊施設の運営なども含めたロールアップの可能性もあり、事業としてのポテンシャルは非常に大きいと考えています。
観光・宿泊業界の可能性
── 観光・宿泊業界の市場ポテンシャルについてどのように見ていますか?
非常に強い追い風が吹いている領域だと考えています。
インバウンドの増加によって市場は拡大していますし、それ以上に重要なのは、今後の体験価値の変化です。
デジタル体験が高度化し、コモディティ化していく中で、相対的にリアルな体験の価値が上がっていく。
そうなると、日本のように食や自然、文化といった観光資源を持つ国の価値は、さらに高まっていくはずです。
その意味で、宿泊・観光産業は中長期的に見ても非常に有望な領域だと考えています。
Check Innの強みと今後の期待
── 投資家の視点から見たCheck Innの強みと、今後の期待を教えてください。
強みは、事業の設計にあると思います。
コンパウンド型の戦略は難易度が高いものの、その前提で設計されており、さらに実行しようとしている点が特徴的です。
スタートアップはどこか一つ尖っていることが重要ですが、Check Innは「何をやろうとしているのか」が非常に明確で、その難しさ自体が競争優位性になっていると感じます。
一方で、まだまだ伸びしろも大きい。
今後はプロダクトの進化に加え、エンタープライズ領域への展開や宿泊施設のロールアップなどを通じて、業界に大きな影響を与える存在になることを期待しています。
今、このフェーズで関わる価値
── これからCheck Innに関わる魅力について教えてください。
本質的な課題に向き合っている会社で働くことは、それだけで面白いと思います。
Check Innは、日本で唯一の挑戦をしている会社の一つです。
その難易度は、例えるなら「ガラケーしかなかった時代にiPhoneを作るようなもの」。簡単ではないですが、その分得られる経験は非常に大きい。
営業でもエンジニアでも、「次のインフラを作っている」という実感を持ちながら仕事ができる環境は、なかなかありません。
特に今は、事業も組織も大きく変わっていくタイミングです。このフェーズに関われる機会は非常に貴重だと思います。
観光産業に対して強い想いを持っている方や、難しい挑戦に向き合いたい方にとっては、非常に魅力的な環境だと思います。
北尾さん、お忙しい中、素敵なお話をありがとうございました。
本記事を通じて、北尾さんがこれまでどのような視点でスタートアップと向き合い、なぜCheck Innへの投資を決めたのか、その背景や考え方を少しでも感じていただけていたら嬉しいです。
また、「Startup Now」に出演し、代表田中との対談も行いました。
ぜひこちらの動画もあわせてご覧ください。
現在、Check Innではさまざまなポジションで仲間を募集しています。
プロダクトや仕組みを通じて産業にインパクトを与えたい方、難易度の高い挑戦に向き合いたい方にとって、大きなやりがいのある環境です。
少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひご応募ください。
選考を通じて、相互に理解を深められる機会になれば嬉しいです。