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地域科学研究所の170便「挑戦する公共施設」から鳴門市を紹介!

今回は鳴門市の公共施設の挑戦をご紹介します。
鳴門市は、徳島県の北東端に位置し、鳴門海峡の西側にあります。
特産品は鳴門金時や鳴門わかめです。四国の玄関口となっており、淡路島との間には市名の由来になった鳴門海峡の渦潮が有名です。

そんな鳴門市大麻(おおあさ)町の「鳴門市ドイツ館」を地域科学研究所が紹介しました。
鳴門市は渦潮の他にも、日本で初めてベートーヴェンの「交響曲第九番(歓びの歌)」の演奏が行われた地として知られています。大正時代、鳴門市大麻町坂東には第一次世界大戦で日本軍の捕虜となったドイツ兵の収容所ありました。
この「坂東俘虜(ふりょ)収容所」では、過酷な強制労働はなく、俘虜たちの人権尊重、自主的な生活が重んじられていたそうです。地元住民との交流も活発に行われ、そのひとつに「音楽」がありました。
1918年6月に初めてコンサートが行われたことにちなんで、6月の第一日曜日を「第九の日」と定め、演奏会を行っています。鳴門市民の心にある第九の想いは、色褪せることなく今でも受け継がれているのです。
ドイツ館では、当時の俘虜の暮らしのほか、市民との交流を紹介しています。
歴史・音楽・そして人々の交流の“あたたかさ”を感じてみてはいかがでしょうか。

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