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『アマチュアミュージシャンやってます』って言いたい!  〜Staff Story Vol.28〜

Photo by Mick Haupt on Unsplash

音楽抜きでは語れない

私の生きてきた人生を語る中で、外せないもののひとつが音楽です。

4歳でエレクトーンを習い始めてからン十年、弦楽器・管楽器・打楽器…両手指では数え足りないくらいの種類の楽器を、様々なジャンルで演奏してきました。

私にとって音楽は、聴くものではなく自分で演奏するもの。

中でも一番歴が長いのは吹奏楽の打楽器。ここ数年はコンボJazz(ビッグバンドではなく、3~8人くらいまでの小編成バンド)でドラムを叩いているのですが、これまでの他の楽器・ジャンルと大きく変わったことが2つあります。

楽譜と演奏スタイル

多くの方は楽器を演奏するとなった場合、”楽譜を読んで” ”その通りに音を出す” ものと考えていらっしゃるでしょうか。

クラシックや吹奏楽、ポップスなどでは、構成する楽器それぞれに決まった音(役割)が割り当てられ、その音色やリズム・メロディーや和音の響き等を、どれだけ作編曲者や指揮者の意図を汲み取って忠実に再現するか!が重要だったりします。だから、楽譜に書いてない音を出すなんてもってのほか。みんなで練習を重ねて曲を仕上げます。

ところがコンボJazzの多くは、コード進行と簡単なメロディが書かれたリードシートと呼ばれる楽譜があるのみ。コード進行と拍数さえあっていれば、基本何をやってもOK♪ なのです。

当社が大好きな、自由〜!!

「Jazzといえば」のアドリブソロはもちろん、伴奏者が使う音、リズム、曲の長さ、ぜーんぶ自由。全てその時の楽器編成や演奏者の状況や気分で変わるんです。一緒に演奏するメンバーも、その時「初めまして」のあいさつ直後に演奏を始めることも、Jazzのジャムセッションでは珍しくはありません。

求められるもの

全部自由…となると、他の人が次に何をするか事前にわからないので、何にでも対応できるよう演奏時に必要とされるフレーズやテクニック等の引き出しが格段に増えるのです。自分の持っているものの中から今この瞬間に何をひねり出すかという瞬発力も必要ですね。

少ない人数で、常に全員が誰かの音に反応して、音楽が瞬間的に変化しながら進んでいくので、最初から最後まで気も抜けません。吹奏楽のように大人数で、楽譜通り指揮者の指示に沿って決められたパートを演奏する時とは全く違う緊張感。

in charge と pleased

「自由」を許された分、それぞれの演奏者がどう演奏するか・どう表現するかが重要視され、私の個性が強く求められるようになったのです。

今までは楽器のプレイヤーではあるけれど、奏でる目的は自分の心の癒しであって誰かに聞いてもらうことを重要視してはいませんでした。むしろ恥ずかしいのであまり聞いて欲しくない…くらいの気持ち。

しかし、Jazzを始めてイベントやお店でのライブを重ね、聴いて下さるお客様や共演者から声を掛けていただく機会ができ、自分の音が他の誰かに影響を与えていることを実感するようになると、音を出すことへの責任を感じるのと同時に、それを嬉しいと思うようになりました。これは私の中では大事件です。

アマチュアミュージシャンやってます

ただのドラムを叩くのが趣味の人ではなくて、自分が音で表現したものを人に聴いてもらって、喜んでもらえる演奏ができるようになりたい。胸を張ってアマチュアミュージシャンやってます、って言えるようになりたい。死ぬ時に『私ドラム叩けるようになったな~』って思いながら人生を振り返りたい。

そんな風に思いながら練習を続ける毎日を過ごしています。

今年の目標は、毎日ドラムスティックを持って太鼓を叩くこと。

3月23日時点では達成を継続中。結構すごいと思いませんか?

=2023.4  名古屋営業アシスタント

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