"久良木太士"をつくったもの
-きゅうさん(九州支社長 久良木太士、以下きゅう)本日はよろしくお願いします。きゅうさんのターニングポイントってどんなことでしたか?
きゅう:いっぱいあります(笑)。一番記憶に残っているのは、学生時代に仲良くさせてもらっていた中小企業の経営者様が「サラリーマンになるのが一番難しい」って言っていたこと!
-学生の頃から中小企業の社長様と接点があったんですね!
きゅう:まあいろいろあってね、そこは言えないんだけど(笑)。
でも尊敬する人たちが一番難しい仕事だって言うんだったら、そこを極めて尊敬する人たちを超えてやろうっていう気持ちでしたね。学生時代からそんな感じだったから、同年代の人たちとは全然違う感性を持っているかなと思います。今の自分があるのも当時仲良くしていただいた社長様の存在あってこそですからね。
*注意:こちらのビールは撮影終了後、インタビュアー茅野が自宅で独りで美味しく頂きました。
常に隣にある危機感を抱きながら
-貴重な経験ですね!そこから最初のキャリアを決めるきっかけは何だったんですか?
きゅう:当時、博多駅に吉野家の九州進出1店舗目ができたり、一風堂がニューヨークに進出するタイミングで、これからよりサービス産業がどんどん伸び、海外にも進出していくなって思ったんです。サービス産業の利益構造とかを考えるとアルバイトやパートさんの力ってすごく大切だって改めて気づいて。
それでサービス産業が進出していくために、アルバイトやパートさんをうまく活用していく仕組みを構築したいなって思ったのがきっかけで、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社を決めました。それ以外の理由としては、当時から海外を視野に入れて仕事をしたいと強く思っていましたね。それは今も変わらないです。
-インテリジェンスに入社をしたあと、社会人としてあたった一番大きな壁ってありますか?
きゅう:ないね!(笑)というか思いつかないです。確かに苦しいことはたくさんありましたが、全部努力で乗り越えてきたからさ。あんまり感情の起伏もないですね…(笑)。
-感情の起伏がないってどういった背景でその域まで達したんですか?
きゅう:原理としては、いつも隣に危機感が存在しているからです。これがなくなったら私は仕事できなくなると思います。もちろんやりたくないことや、きついことなんて当たり前に存在していますが、それが理由でモチベーションが下がるとかはありませんね。むしろ、やりたくないことや、きついことこそ「仕事」だと思っています。
-その危機感はどこから来るものなんですか?
きゅう:それは生きてきた環境要因が大きいかな。そもそも普通に生活していたらサラリーマンになれるような環境ではなかったので。そこから努力をして這い上がってきた過去があるから、辛いことから逃げたり、やることやらなくなったら、自分の成長も止まってしまうと感じています。
そして自分の成長が遅れれば、まわりの成長も遅くなる。そしたら私が創りたい世界観に到達するスピードが遅くなるので、常に危機感を持ってやれていますね。
最高の仕事っていうのは程よい緊張感がある時にできることだと思っています。もちろん、ワークもプライベートもすべてを含めて“ライフ”なので、どの瞬間においても程良い緊張感の中に自分を置くように意識していますね。
※決して胃が痛いわけではありません。
どれだけ時が経っても色褪せないもの
-きゅうさんにとっての最高の仕事ってどんなことでしたか?
きゅう:一番か…プラスの感情起伏も少ないもんで(笑)。今でも破られていない結果も残していたし、いっぱいあるんだろうけどね。…(笑)。あ、最近一つ良かったことあったわ!
-それを聞かせてください!!
きゅう:前職時代にずっとお付き合いをさせていただいていた飲食店舗をFC展開している企業様がありまして。当時、担当いただいていたスーパーバイザーの下に、ある店舗の店長さんがいたんです。その店長さん、今だから言えますが、なんか冴えない感じの方だったんですよね(笑)。当時、一緒に店舗のゴミ拾いとかをしていましたね。
その企業様は全然取引していただけなかったんですが、ある時突然その店長から電話がかかってきて、ぜひ取引をしたいと言っていただけて伺ったら、スーパーバイザーに昇格していたんです。その時「他の業者さんは全員、(当時の)スーパーバイザーにしか商談に来なくて、店長なんて見向きもしなかった。
でも久良木さんだけはずっと話しかけてくれて。僕は一緒に仕事をするなら信頼できる人としかやりたくないから、今後は全て久良木さんと取引しますね」って言ってくれたんです。
-なんて良いお話…!それでどうなったんですか?
きゅう:それから7、8年の月日が流れて、1ヶ月くらい前に突然その方からFacebookのメッセンジャーに連絡があって。どうやら、Facebookを見て、私が九州に戻っているのを知ってくれたみたいで、一度会えないかって言っていただいたんです。お会いしてみたら…なんと社長になられていたんです!
-ええっ!!それはすごすぎる!(笑)
きゅう:私もびっくり(笑)。その方が「後にも先にも、ああやって接してくれたのは久良木さんだけだった」って言ってくれて。それが何かというと、その方がスーパーバイザーになった時に、ちょうどクリスマスの時期で、チキンを売らなければならなかったんだけど、かなり売れ残っていたんです。
私に相談してくれた時はクリスマス当日まで残り3日間で、150枚位のチキン引き換えチケットが残っていて、もう誰も買ってくれないっていう状況でした。そこで私が「100枚買いますよ。一緒に営業しますね。だから来年も取引してくださいね」って言って一緒に営業したんですよ。それをずっと覚えてくださっていて。ちょうど半年前に当時の社長が突然亡くなられて、一番人望が厚かったその方が社長になられたと。
-もうますます素敵ですね!!それはきゅうさんを頼りたくなります。
きゅう:それでその時に「当時スーパーバイザーになりたての自分を助けてくださった久良木さんに、助けてほしいです。私はずっと現場しかやってこなかったから経営のことはよくわからないです。今度新しい店舗を出していくんですけど、出店戦略もどう描いていいか全くわからないから、経営者として久良木さんと一緒に仕事をさせてほしい。また昔みたいに助けて欲しいです。」って言ってくれたんだよね。
-こうやってお客様に信頼されるってすごいですね!これだけの信頼を勝ち得るために普段の仕事から意識していることってなんですか?
きゅう:相手の立場に立って物事を考えることだね。主語が「相手だったら」って考えて提案しているかな。
中洲での男の約束。そして4年の月日が流れ・・・
-なるほど!よく聞きますが本当に体現できているきゅうさんが、とても格好良いです。ここから少しお話を変えて、きゅうさんがサーキュレーションに入社を決めた理由を教えてもらえますか?
きゅう:前職時代、久保田さん(代表)のことは知っていて、面白いことやってる人がいるなって思っていました。たまたま前職時代の飲み会で久保田さんの隣で飲んだ時に激詰めされて(笑)。でも翌日に久保田さんから「久良木くん、面白いからもう1回飲みに行こう」って言われて、朝4時まで飲んだ時に中洲の橋の上で肩を組みながら「絶対俺らで日本変えよう」って熱く誓いましたね。
そこから約1年後に私が九州から東京本社に異動になったタイミングで、久保田さんがサーキュレーションを立ち上げていたので「あのときの約束を果たしましょう」って言って入社を決めたね。
-男の約束ですね!サーキュレーションに入社して4年。苦しいこともたくさんあったと思いますがその時の約束は今どこまで達成できてますか?
きゅう:まだ始まったばかりですね。私が九州支社を立ち上げて半年だけど、ゆくゆくは世界に出ていきたいと思っています。人口減少とかいろいろ言われているけど、労働人口が足りないなら外国人労働者を育てる仕組みを創れば良いし、優秀な人が地方に足りないならリモートで都市部にいても働ける環境を創れば良いと思っています。
-まさにそうですね。そうした目標を実現していくために一緒に働くメンバーが大切だと思います。九州支社のメンバーはどんな特徴がありますか?
きゅう:すごい自由(笑)。自由ですが本質的で目的思考は抜群に強いメンバーです。お客様に対しても社内に対しても何が本質なのかをしっかり議論しています。
-それはきゅうさんが意識して組織を創っているんですか?
きゅう:元々そういうことができるメンバーっていうのは前提にありながら、私から目的を達成するためには何が本質的であるかを意識してほしいと常に伝えています。私が支社長としてやることは、メンバーの未来を一緒に創ること。だからメンバーがやりたいことはやらせてあげたいし、一度決めたことは徹底してやってもらっているかな。
自分がやりたいって言ったことにこだわりを持ってやり続けることが大切で。自分が決めた目標を、定期的に振り返る時間を設けて、本当に自分のやりたいことに向かってやれているのかという確認をしながら接しているね。
-素敵ですね!そしたら最後に今後の九州支社の目標を教えてください!
きゅう:まずはこの九州支社単体で10億円の売上をつくることだね。世界を見据えながらまず『10億』にこだわって仕事をしていきます!
-10億円!期待しています。本日はありがとうございました。
左から小松祐也(以下ゆうや)、上野和馬(以下かずま)、中村亮太郎(以下りょう)、そしてインターン生の峰萌絵(みねもえ)
始まった九州1.0
-ここからは九州支社のメンバーの皆さんにもお話をお聞きします。現在の九州支社での取り組みを教えてください!
りょう:今九州支社で取り組んでいることは3つあります。1つ目は通常通り企業様のコンサル。東京と比べてマーケット規模も小さいので絶対数の少なさと地場の特性はかなりあります。地場の特性で言うと同業界の繋がりがすごく強く、競合同士で毎月会合していたりするので、関係性創りが難しいですね。
-確かに九州ならではの特徴が出ていますね!それ以外ではどんなことを取り組んでいますか?
りょう:2つ目はセミナー開催です。単独開催もありますが、まだまだサーキュレーション自体の知名度も低いから、今は地方銀行様や、地方自治体と協力をしてセミナーを開催しています。今後もセミナーには注力していきたいですね。3つめは11月から2人のメンバーがジョインしてくれたり、インターン生もジョインしてくれたので、ようやく1つのチームとして動き出したところって感じですね。
"スーパーアンバランスで不器用な鉄人"久良木太士
-九州支社はいよいよこれから第一創業フェーズですね!そんな九州を引っ張る久良木さんって3人から見てどんな方ですか?
かずま:一言で言うと「まっすぐな人」。今までの人生で出会ったことのない、目的に向かって最短距離で突っ走れる人です。そして、とてもメンバー想いでどんなに疲れていてもメンバーのために時間を使ってくれる優しさがある方です。
ゆうや:仕事とか関係なく、人としてすごく好きです。まっすぐですし、ものすごく努力をされていて尊敬していますね。どうしたらお客様が喜ぶかを考え抜いて行動しているのでお手本のような存在です。
りょう:「スーパーアンバランスで不器用な鉄人」っていう表現が自分の中ではしっくりきます。できるところとできないところがすごくはっきりしていて、できる部分は限りなく研ぎ澄まされています。できない部分は、メンバーみんなでフォローし合っている関係でもあるかなと。できることや、やれることは徹底しているし、そこには一切の妥協がないので、背中を見て頑張ろうって思わせてくれるリーダーですね。
-その不完全さがきゅうさんらしさなんですね!九州支社の立ち上げから半年以上が経過する中で11月に上野さんと小松さんがジョインしたわけですがお二人から見て九州支社はどんな雰囲気ですか?
かずま:私は、前職が証券会社だったので、良い意味でギャップだらけですね(笑)。全てが自分の責任で動いていきますし、やるもやらないも自分次第で。だけどお互い良い形で刺激しあえている環境だと思います。
ゆうや:私は海外の経験が長いので前と比べるのは難しいですが、仕事が人を育てると思っているので、サーキュレーションの環境は全てが自己責任で、大きな仕事も役職とか年齢関係なく任せてもらえるのですごく成長を感じます。
目標は全員"10億円"
-全てが自己責任で動くというのがサーキュレーションらしさですね!そしたら最後に3人の今後の目標と九州支社での目標を教えてください!
ゆうや:個人的には身体を鍛えたいです!(笑)冗談ではなく、それくらいセルフコントロールができる人間になっていきたいです。仕事では複数の領域を極めていきたいですね。個人の目標は単月1000万円をつくり、支社目線での目標はきゅうさんがしたいことをともにつくることです。
かずま:まずは支社でMVG(Most Valuable Group)をとりたいです!そのMVGをとるために、お互いがもっと高いレベルで支え合えるような環境を創っていきたいですし、自分自身も成果に拘っていきたいです。
りょう:九州支社としては九州の企業様が何か経営でお困りごとがあれば、まずは「サーキュレーションに相談してみよう」って第一想起される存在になりたいです。その状態になるために九州支社で売上10億円を創ることは早期で達成したいです。個人的にはMVPに返り咲きたいというのはあるけど、長期的な目線では個の魅力をもっと高めていきたい。
サーキュレーションだからではなく、「中村」として市場から求められる人材になりたい。イメージとしてはタグをつけていく感じ。「採用に強い」とか「マーケティングに詳しい」っていうタグを自分自身にどんどん付けて、より魅力的な人になれるように頑張っていきます。
-ありがとうございました!これからの九州支社の活躍に期待しています。
株式会社サーキュレーションでは一緒に働く仲間を募集しています