-サーキュレーションについて-
サーキュレーションは設立5期目の会社。「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」をビジョンに掲げ、企業が「雇用」という形態で人材を活用する、または、働き手が「就職」という形で一つの会社に勤めるということではなく、それ以外の新しい働き方として、個人の経験・知見をシェアするという発想のビジネスモデルを展開している会社です。
- ついに2020年のインターン募集が始まりましたね!今回の新卒採用コンセプトは、『OPEN RECRUITING』ということで。詳しく教えてください!
信澤:悩みに悩みまして、今回は『OPEN RECRUITING』というコンセプトにしました!
サーキュレーションのビジョンは「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」です。まずは私たちサーキュレーションが積極的に世の中に新しい価値を提供していかなくてはならないという使命感を持っています!働き方が多様化している昨今の就業市場において、多種多様な価値観を持った方をお客様として、お仕事をしているので、性別、国籍、年齢などは関係なく「オープン」な集団にしていきたいと思っています。
- 『OPEN RECRUITING』というコンセプトになった理由を詳細に教えてもらえますか?
信澤:サーキュレーションは設立以来、新卒採用に注力してきました。2020年の新卒採用で5期目になります。私は元々人材業界で仕事をしていて、サーキュレーションで初めて新卒採用に携わったのですが、新卒採用を通して、日本の就職活動事情に強烈な違和感を持ち始めました。
- 例えばどんなところですか?
信澤:例えば、
・周りに流されるままインターンに参加している
・その企業に合格するための志望理由を作っている
・「新規事業立ち上げ」というキーワードに踊らされている
などですね。
自分のやりたいことや価値観を軽視してしまい、「こうであろう」という就活手法で進める方が大半を占めているように感じています。
- 確かにお会いしている学生さんの中には「●●(有名ベンチャー)でインターンしました!」ということを誇らしげに話す方もいますよね。「具体的に何をやったの?」「何を得られたの?」と聞くと黙っちゃう(笑)。
信澤:そうですね。ただ、それって致し方ないかなと思っています。学生さん達も就活に不安がたくさんあるかと思いますし、ましてや人生で初めての就活。やり方や自分がやりたいこと、自分の良さなんて、すぐにわからないと思います。そんな中で「インターンをしたほうが良いらしい」「新規事業って面白そう」というような周りからの声や単純な思考に陥りがちになるかと。ただ、そういう風な短絡的な就活ではなく、もっと本質的な就職活動をしてほしいと思っています。
決められた就職活動のルールに縛られず、自分の経験や人生、価値観を大事にしてほしい。
自分らしさと会社の価値観ををオープンにし合い、お互いが目指す未来を共に創れるかをすり合わせる。
企業のための志望理由は、いりません。もっと「オープン」な発想で考え、自分自身を「オープン」にしていこうというメッセージを込めて「OPEN RECRUITING」にしました。
- 転職を考えている方に新卒でその会社を選んだ理由を聞いても「正直、就活の時は深く考えてませんでした」という声をよく聞くのも事実ですしね。そこを本質的に考えてもらえる機会を提供するといのは、学生にとっても非常に有意義ですね。具体的に学生さんにはどのようなフローを敷いているのですか?
信澤:前提として、就活は3つのフローに分けて動くと良いと考えています。その3つが、
(1)情報収集をする
(2)経験をしてみる
(3)気づく
情報収集するだけでは自身がマッチする企業はわからないですし、逆にインターン等で経験してみるだけでも、たまたま経験したインターンだけが軸になってしまい視野が狭まる。また情報収集や経験だけではなく「気づき」を得ることによって自分がマッチする業界だったり、企業を気づくことができると思うんです。
現状の就活事情でいうと、この3つが断絶されてしまっていることが多いんですよね。一本の線に繋がった選考フローを敷いている企業がないなと。
- “点”ではなく、”線”で就活しましょう、と。素敵。その、3つのフローの詳細を教えてもらえますか?
信澤:もちろんです!
(1)情報収集をする
サーキュレーションでは、「CIRCULATION Career College」を開催しています。
これは大学では学ぶことができない、社会に出てから学べることを就活時に学び、その学びから“自身の価値観”を知り、キャリアを考えよう、という目的で開催しています。
具体的には、1ヶ月に1回、世の中に存在する業界や職種を詳しくお話する場を講義形式で設けています。自社が所属している業界のセミナーを開催している企業もありますが、CIRCULATION Career Collegeの場合は、多種多様な業界のお話をしています。
なぜそんなことができるかというと、サーキュレーションには業界・職種のプロフェッショナル人材の方10,000人にご登録いただいているからです。そのプロフェッショナル人材の方に、実際ご自身が活躍している業界・職種のことをお話しいただいています。こんな機会、学生の時から経験できないですよね!私の就活の時にあれば、絶対参加してましたよ…。
その道のプロにお話をしていただくことによって多種多様な業界、職種のことを理解でき、質の高い情報収集をすることができるコンテンツとなっています。
(2)経験をしてみる
これはサーキュレーションが開催するインターンですね。2種類のインターンを準備しています。
1つ目は1泊2日のインターン。
「新規事業立ち上げ」って最近流行りですが、私たちが重要視しているのは「ただ単に新規事業の立ち上げプロセスを経験してみる」ことではありません。
海外も含む最先端領域での市場(今回はフリーランス市場)をマーケットリサーチし、事業可能性を探る。
新規事業のプロセスを知ることよりも、「社会の変化を知り、自分自身が何に興味を持つのか、どこに価値観があるのかを知る」ことが、秋以降の自分自身の道を決めていくプロセスで何よりも大事になると考えています。
リアルにビジネス化できるかもしれない市場を対象に、サーキュレーションの役員やマネージャーも参加することで、「ただのインターンシップとしての新規事業立案」ではなく、「リアルにビジネス化することを目的とした新規事業立案」を共に挑戦することができる内容になっています。優良な案はインターンシップ終了後、実際に新規事業立案プロジェクトを組成し、本格的に事業検討に移っていくこともあり得ます。
経験だけのインターンシップより、リアルなビジネスに繋がる可能性があった方が本気になれて面白いですよね!
(3)気づく
情報収集をして、且つインターンシップに参加した時に、サーキュレーションのメンバーとより近い立場でお話しをしていただく機会を設けています。具体的には3つありまして、
・CEOミートアップ
サーキュレーションの社長の久保田とお話する場です。少人数の座談会形式にしていて、それまでの情報収集や経験を直接久保田に伝えていただいて、フィードバックももらうことができます。
・若手のリーダーセッション
年齢的にも皆さんと近い社会人3〜5年のメンバーとお話しすることができます。社長よりも現場寄りの話をすることができますし、皆さんが社会人になって意識していただきたいことなどもお話ししています。
・キャリアミートアップ
人事メンバーや若手の経験を積んできた中途入社メンバーと1対1でお話する機会です。
人事や中途メンバーは多種多様なキャリアを経験したり、見てきたりしているので、サーキュレーションありきではなく、長い目で見てキャリアを考えてみよう、という場になります。
色々な立場の方とお話をしていただく場を準備していますので、ニーズによって参加するセッションを選ぶことができます。
- 今回、なぜこのようなインターンを開催するのでしょうか?
信澤:とにかく、学生さん達には本質的な就活をしてほしいんです。私自身、大学生の頃から漠然と違和感を感じていた就活という制度。社会人になって改めて実感したことは、大学という枠を出たら、自分の力で人生を歩んでいくということ。就職することが人生の目的なわけじゃないのに、就活の時ってどうしてもそれだけが目的になりがちなんですよね。
社会人以降の長い人生をより楽しむためにも、恵まれた国に生まれ何でも挑戦できる自分自身の可能性を無駄にしないためにも、大学時代のうちに「自分自身が社会に対し、どう向き合っていくのか」「自分の人生をどう生きていきたいのか」を考えることに頭や時間を使ってみても良いのではないかと思っています。
就活市場のトレンドは年々移り変わっていますが、昨今では「とりあえずインターンには参加しておこう」という雰囲気がありますよね。ただインターンに参加するだけでは会社選びの判断軸を1つだけ持っただけになります。
そうではなくて、インターンをする前に社会に対して情報収集する必要があるでしょうし、その上で社会を体験してみて、且つ体験した上で色々な立場の社会人と接する機会を設けて気づきを得る。
この流れを学生さんに経験していただくことによって、より本質的な就職活動ができると思っていますので、その想いも込めたインターンとなっています。
会社名やブランドの力を借りて仕事をしているだけでは、これからの社会変化の中で活躍し続けるのは難しい。これからの時代を生き抜くためには、“自分自身がどんな価値観を持って”"どんな経験を積んできたのか"をベースに"自分が何者なのか"言える状態を創ることが求められていきます。そのために、「社会を知り、自分自身を知り、道を決めていく」ことで、“自分”で勝負できる人材になってほしいと思っています。
とは言え、私もまだまだこれから。皆さんと一緒に一歩一歩成長していきたいと思います。
- ありがとうございました。僕もこのインターンを受けたくなってきた…。学生の皆さん、またとない機会ですので、ぜひサーキュレーションのインターンに挑戦してみてください!
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