1
/
5

【経営者対談】変化の時代を生き抜ける人・組織とは?〜ミライフ佐藤✕サーキュレーション久保田〜

こんにちは。サーキュレーションです。

先日行われた第18回サーキュレーションラウンジでの対談の模様をお伝えします!

今回は「変化の中を生き抜ける人・組織」をテーマとして、株式会社ミライフの代表取締役佐藤氏と弊社代表久保田が登壇!

働き方改革が進む中、変化に生き抜ける人や組織のあり方を激論していただきました。

----------------------------------------------登壇者紹介------------------------------------------------

●佐藤 雄佑

新卒でベルシステム24入社。マーケティングの仕事に従事。そこで「やっぱり最後は人」だと思いリクルートへ。リクルートでは営業、支社長、人事GM、エグゼクティブコンサルタントなどを歴任。MVP、MVG(グループ表彰)などの表彰多数受賞。リクルートホールディングス体制構築時(2012)には人事GMとして、リクルートグループ(現リクルートキャリア)の分社・統合のプロジェクトを推進。子供が生まれた時には、半年間の男性育休を取得し、主夫を経験。2016年、株式会社ミライフ設立。

●久保田 雅俊

2014年株式会社サーキュレーションを設立、「経験と知見が循環する社会の創造」をビジョンとする。創業3年で、経営プロフェッショナルのネットワークは1万人、導入企業は600社を超える。プロフェッショナル&パラレルキャリアフリーランス協会幹事企業を務める。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

「変化の時代を生き抜ける人・組織とは?」



久保田:今はわりと自由ですよね。佐藤さんは朝は何時から仕事していらっしゃるんですか?

佐藤:まずは保育園に子どもを送りに行って、家に戻ったところから仕事を始めてます。その日、最初の人とのお約束がある時間までは家で仕事しています。アポイントに合わせて家を出るので、通勤するという概念がないです。あと、私が独立した理由の一つに、子どもと一緒に夜ご飯が食べたいということがあったんです。なので週2回は、子どもの保育園お迎えから、ご飯作って、お風呂入って、寝かしつけまでをやっています。

今は子どもが保育園に行っているのでこうした働き方をして、一緒にいる時間をつくっています。なので子供が小学校に入るまで、あと2年はミライフをあえて大きくしないという方針で考えています。大きくするのはいつでもできるので。


久保田:今の佐藤さんは自由は自由ですよね(笑) 

佐藤:自由ですね。子どもを寝かしつけてから仕事するとかもありますよ。

久保田:洗濯とかの家事もやられるんですか。


佐藤:もちろんやりますよ!(笑)

久保田:素晴らしいですね!奥さんもお仕事されているんですよね。

佐藤:そうですね。奥さんには週3回、子どものお迎えをしてもらっています。

久保田:そこもうまくいってらっしゃるんですね。多くの人がそうした働き方をしたいと思う一方、それをやるには経験が必要だと思います。どういった経験が必要でしょうか。


佐藤:2つあると思います。1つは、私は『いい人材の集まる、性格のいい会社』という本を書いたのですが、そこで「多様な働き方と働きがい」が大事というお話をさせていただいています。これをどっちも選択できるような会社は素敵だなと思うのですが、順番があって、若い人は120%働きがいを取るべきだと思ってます。若いうちから働き方にこだわってしまうと将来できることが減ってしまうと感じます。働き方を本当に選びたいときに選べないのが一番つらいなと思いますので、20代のうちは良くも悪くもとにかく働いたり、いろんな経験をしたりチャレンジしたりしたことが、将来の武器になると思います。

もう1つは、私自身の経験でも、育休を取るとかMBAを取るとか、NPOをやるとかは完全に会社の仕事ではないんですけど、その人脈や経験が、自由な働き方をするときには生きています。意外に緩いつながりが多いのが、働き方を自由にするにあたって生きていると感じます。


久保田:以前リクルートに勤めていらっしゃったときに企業戦士的にすごく働くことはあったんですか。

佐藤:ありましたね。若いときは、出来ることはなんでもやるって思って、無制限に働いてましたね。体力の限界まで(笑) 

久保田:プロになったりノマドになったりする人って、独立する前は頑張って働いて意地でも数字をつくっている人も多いなと感じます。その経験って実際今のキャリアに生きてますか。


佐藤:質が高くないと生産性は上がらないと思うんですが、質は最初は量からしか生まれないと思います。やったことないことをやるのには時間がかかるのですが、最初はそれをやるしかないので量を担保して、量が一定量超えてくると生産性が上がっていきますね。最初の量をやる部分は必要かなと思います。特に新しいことをやるときには、時間をかけてもやらなければいけないですね。 

久保田:いいですね、ありがとうございます。 


「新しい働き方を推奨する個を活かすマネジメントとは?」



久保田:佐藤さんは子育てノマドワーカーですよね。

佐藤:そうですね。初めて言われましたけど(笑)

久保田:子育てノマドワーカーとして働く中で大変なところってどこですか。今はかなり絶好調だとは思いますが。 


佐藤:業績がどうこうというより好きに仕事ができているという点では理想の働き方ができていますね。独立したからといって1年目から業績を垂直立ち上げするとか仕事をいっぱい取ってくるとかはなかったです。

私は独立して1年経ちますが、最初の1年のテーマが「偶然待ち」でした。何がおこるかわからないけど、出会いや偶然を大事に、新しいことをチャレンジしようと思ってました。なので、逆に自分の得意かつ大好きな人材紹介のビジネスやリクルートからの仕事は敢えてやらないことに決めてました。得意な領域を封印して起業したので、仕事なくてめっちゃ困ります。(笑)

でも困った状態からやることで、思いがけない出会いや仕事に巡り合ったりしました。本を書くチャンスをもらったり、ベンチャー企業の社外取締役をやらせてもらったり、大学院の仕事をしたりしました。とにかく、今までにない経験をできたので、自分自身の幅も広がりました。それも子育てと両立できているので、とてもいい1年間でした。


久保田:これは軽く冗談みたいになりますが、ある会社の社員でなくても、アドバイザリー的なポジションでフルコミットして仕事をすれば月次300万以上のお給料をもらえる仕事ができるという自信があるみたいなところはあったりします。佐藤さんもそれがなんとなくわかっているから独立してできるっていうことはありますよね。

佐藤:それはありますね。

久保田:数字はあくまでも仮定ですが、どちらかというとフルコミットしたときに家族を養えるだけの仕事ができる自信はありますよね。

佐藤:サラリーマンのときにもらっていたお給料が、独立して守られるわけではないですが自分でやっていける自負はあるので独立したほうがお給料も上がるのではないかとは思っています。


久保田:独立した人でもやっぱり社愛とか喜びとかがあって、サラリーマンに戻ってくるってこともあると思うんですね。それで佐藤さんに聞きたいことが、独立して自分のやりたいことを叶えている中で改めて組織の中に入って働きたいという想いってありますか。

佐藤:戻りたいなっていう願望はないのですが、戻りたくないとも思っていないです。それは例えば自分のやりたいことが会社に属したほうができるのであれば、会社員でもいいと思っています。なので今のミライフという会社を持ちながらも会社員になっていいのであればそれもいいです。独立したからそれにこだわるというわけではないです。先程の話でも言ったのですが、やりたいことをやりたいという気持ちが一番強いです。




久保田:昔から社内でも面白いやつがいるからその人に会いに会社に行くとかって楽しかったりするんですね。おそらく3年から5年くらいノマドワーカーをやってから会社員に戻った人がすごく活躍するケースをよく聞きます。昔で言うとスピンアウトしたり退職をされて会社をつくったりすると起業家って言われたりするんですけど、今は違うんですよね。

会社をつくったから起業家ではなくて、事業を起こしたに近いですね。社会性を持っているからこそ起業だと思っています。だけど一度独立して仕事をされている方ってすごく自由なんですよね。しかも一定以上の力があって、給料も悪くないみたいな(笑)そういう人たちが社会をよくしたいと思って、社会循環していく姿がすこしずつ出てきている。

パターンとしては仲間集めて事業会社をつくってしまうとかもありますよね。そうしたとても優秀な人が独立して自由に仕事をして、また会社員として戻ってくるというのはすごくいい循環ですよね。


佐藤:本当にそうだと思います。ずっと就職とか転職の仕事を経験しているからこそ絶対にこうなるという未来があります。それは転職市場において、今までは大手企業で1社しか経験していない履歴書がきれいな人がよかったけど、今はそういう経験しかない人を雇うのは逆に怖いですよね。

自分で独立してやってみてそれが成功したか失敗したかは別にしてもチャレンジしている人のほうが価値が高い時代は間違いなく来ます。


「これからの働き方について思うことは?」

久保田:いろんな軸はありますが、佐藤さんはいかがですか。 

佐藤:私がずっと言っているのは、後悔しないほうがいいということです。後悔しない働き方や生き方をしてほしいし、自分はそうします。そのときのポイントとしては、自分で決めることです。自分のキャリアややりたいことを成功させるかということではなく、「自分で選んでいること」が幸せなのだと思います。自分で選んで、自分で決めて失敗してもいいからやってみるということを繰り返している人のほうが魅力的で幸せ度も高いですよね。

もう1つありまして、うちの会社のミライフという会社は最後にifがついているのですが、このifが大事で、「もしも○○だったら」と理想を語るところから始めるという意味合いなのですが、ここを考えられていない人が多いですね。おそらくこうなるなっていうある程度見えている選択肢から選ぼうとすると、変化に対応できなくなるんですよ。それよりはどうありたいかという理想をかかげることから始めることがこれからの働き方になっていくのかなと思います。


久保田:ありがとうございます。私も2つあります。1つは独立して働いている人を集めている中で、立ち上げ当初は明らかに尖っている人が多かったです。これから新しい働き方をしていく人が勝っていくマーケットが出てきています。新しい働き方するにあたって必要なことがあって、それはギャップだと思っています。

ベーススキルある人はずっとやっていけます。例えばクイックレスポンスだったり、エクセルが使えるとかいうベーススキルが全体として高い人は信頼を得ることができます。一方でギャップで、尖っている部分が一個じゃなくていい、というより一個だと圧倒的じゃなければいけないです。意外と一個だけ強いって弱いんですよね。1万に1人くらいまでなると軸も定まっているから頑固でもいいんですけどね。 

パラレルワークなどの多様化の世界になってくると一個じゃなくて二個同時にやることができる。人事と広報やったり、究極的には靴下にめっちゃ詳しいとか(笑)今まで石の上にも十年みたいな社会が情報化されてその期間がぐっと縮まったからこそ、新卒で2,3年本気でやったらある程度のことはできるようになりますよね。


2つ目は強弱だと思います。やっぱり一本に絞っている時期がないと、新卒でちょっとやって自信もあまりないけどっていう状態でパラレルワークやるとそれはどうなのみたいになりますよね。一本筋通ったものやって、パラレルに働いて合うものみつけて、そこを極めていくみたいなキャリアがいいなと思います。

100人いたら100通りの働き方がある中でいくと、ベーシックなスキルがあって尖りを見つけて、その尖りが1本じゃなくて2本や3本であるのがいい。その1本も100人に1人くらいにならないと意味が無いので、そこまでは集中してやるのがいいですよね。これからの働き方は、企業の外に出て自分の名刺で場も時間も取らず働く志向になると思います。



佐藤:最後に一言だけ付け足して言うと、私も人事をやっていたころは新しく入ってきた社員のみなさんにいつも「外で通用する人になれ」って言ってました。外に出て通用する力って何かというと変化対応力です。これは変化した経験がないと身につかないです。だから一つではなく、常に違うこともアンテナを張りながら意識してトライすることが重要です。一つしかないということは、実は変化に弱いっていうことでもあるので。

久保田:本日はありがとうございました。

株式会社サーキュレーションでは一緒に働く仲間を募集しています
4 いいね!
4 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング