【社員インタビュー】一部上場企業、外資系ファンドで5社以上の経営統合をしてきた財務のプロが社員30人のベンチャー企業に

こんにちは!ココン株式会社 人事の小高(おだか)です!
今回インタビューするのは、9月にココンに入社された柴田(しばた)さんです。

東証一部上場の不動産投資会社、中国系のPEファンドでM&A、PMIに関わってきたファイナンスのプロがなぜココンのような小さな会社に入ったのか、また経営陣に近い立場で5社のPMIに携わってきた異色のご経歴に関してもお話を聞きたいと思います。

【経歴】新卒で設立2年目のITベンチャーに入社。経営企画としてキャリアをスタート。東証一部上場の不動産投資会社、外資系ファンド、第二創業期のベンチャーでM&A、PMI、財務、経営企画を担当。これまでに5社のPMIを手掛けてきた実績を有し、2018年9月ココンのPMI担当として参画。

数字ばかり見てきたが会社を構成する最も重要なもの『人』である

―新卒から経営企画室で事業計画にも携わっていたとのことですが、どのようなキャリアを歩まれてきたか教えてください。

僕が大学を卒業した頃はバブル崩壊の影響で大手企業が採用を絞る一方、ドットコムバブル崩壊前でITベンチャーが勃興していた時代でした。当時はゲーム好きだったということもあって、大手ゲーム会社から内定を頂いていたものの、成長著しいITベンチャーで働きたいと思って設立2年目のベンチャーに入社しました。

その会社はファイナンスが強い会社で、面接時には社員20人で資本金50億、入社する時には社員50人で資本金200億というなかなかインパクトのある会社でした。

経営企画に配属になり、事業計画・予算作成や予実管理等を担当しました。Excelが命の仕事だったのですが、その頃は関数や財務モデルの組み方も分かっていなかったので、休日に出社して先輩のExcelファイルを見て関数の使い方や財務モデルの作り方を勉強するなど苦労をしました。でも、この時に先輩から学んだスキルは今でも本当に役に立っています。他にも入社間もない頃から、中長期のコストシミュレーション、総額200億の設備投資予算の管理、LBOした通信キャリアの固定通信事業の技術部門の統合等、財務的な視点から事業全体を俯瞰して仕事をするという経験を積むことができました。

ベンチャーでそうした貴重な経験をさせて頂いたのですが、基礎的なスキルの経験を積んだ後、もっと規模の大きい会社でM&A、ファイナンスを経験したいと転職しました。
2000年代前半頃からJ-RIETが登場し、不動産が金融商品として扱われるようになり、たくさんの不動産投資会社が成長していた頃で、この業界でM&A、資金調達に関わりたいと思って一部上場の不動産投資会社に転職しました。

この不動産投資会社では経営企画室でM&Aを担当し、住宅メーカー、飲食会社、ホテル、ゴルフ場等の買収、CVC的なポジションでのマイノリティ出資案件、資金調達等を経験しました。もちろん事業会社ですので買収するだけでなく買収後のPMI、いわゆる経営統合も担当してきました。最初にPMIを担当した会社は飲食会社でしたね。PMIって会社の売上を伸ばす支援をして事業を拡大させていくイメージを持たれている方が多いと思います。そういう攻めのサポートの仕事ももちろん大切ですが、未上場企業のPMIに取り組む場合は管理体制の整備が非常に重要だったりします。企業会計基準に基づいた決算処理、月次決算の早期化、経営状況をタイムリーに把握するための管理会計の導入、透明性の高い人事評価制度の導入等の組織整備の仕事の方がたくさんあります。特に上場企業が未上場企業を子会社化した時はなかなか大変です(笑)。でも、こういった仕事は、経営陣と同じ目線で対象会社が抱えている経営課題の解決に取り組めるので、色々と苦労もありますが、非常にやりがいがありますね。

そういった経験をさせて頂いた後、M&Aの領域で更に自分のスキルを高めていきたいと思いまして、外資系ファンドに転職をしました。私はプライベートエクイティ部門で働いていたのですが、プライベートエクイティって誤解を恐れずにすごくかいつまんで説明すると、会社を投資商品としてみなして買収し、買収した会社の売上を伸ばしたり、コストを削減したり、非事業資産を売却する等して企業価値を上げた後に会社を売却してリターンを上げることが目的の仕事です。当時はそういった仕事に憧れていました(苦笑)。周りで働いているメンバー全員がものすごく優秀で、大手コンサルファームや投資銀行の出身者ばかりのチームのなかで、自分のような事業会社出身の人間がいてもいいのかと戸惑うような環境で、もう一段、自分をスキルアップさせるために必死になって働きました。

買収を実行した案件は、本社は日本で、中国・香港に子会社を持つメーカーでした。2000年代前半から積極的に中国進出し、日本企業の有する職人的なノウハウを中国に導入して、急速に業績を伸ばしていた会社だったのですが、企業規模の拡大に組織整備が追い付いておらず、海外子会社の連結決算の体制や中国・香港における税務・法務・労務面での課題等、管理面で様々な課題を抱えている会社でした。特に当時の中国はまだまだ成長途中の段階で、この会社が税務・法務面で抱えていた課題は、日本人の常識では理解できないようなことばかりでした。その課題の内容と件数を最初に目にした時には、非常にびっくりして腰が引けてしまったのですが、そのファームのカルチャーとして「できない理由を言う前に、どうすればできるのかを考える」という課題解決型思考をもって、あえて高いハードルにチャレンジしていくというプロフェッショナルマインドを学ぶことができたのが、本当に貴重な経験でした。中国が世界の工場として最も成長していた時代に現地の空気を吸って仕事に取り組めたということも今から振り返ると感慨深い思い出です。

その他にもメガネ、文房具、食品、英会話スクール、スポーツ用品、機械部品等の様々な業種・会社の投資検討に携わることができたことも、今の自分の財産になっています。

その後、第二創業期のベンチャー企業で、売上・社員数が急増していく環境で管理部門の再構築や複数のグループ会社の設立・運営に携わったのですが、経理、不採算事業の売却、オフィス移転、人材採用、給与計算、福利厚生と何でも屋みたいな立場でフル回転することができたのはPEファームで学んだプロフェッショナルマインドあればこそだと感じています。

―何社かのPMIをご経験されていますが、特に印象的だった会社を教えてください。

初めてPMIを手掛けた飲食会社が非常に良い経験になりました。M&Aの直後に従業員から未払残業代の告発をされてしまったんですよ。寝耳に水とはこのことです(苦笑)。従業員が60人ぐらいで未払残業代が総額2,000万円にも達してしまっていたのですが、しっかりお支払いするところからPMIが始まりました。でも、残業代を払って解決ではなくて、ここからが本当のスタートでした。そのような問題が生じたのも旧経営体制下で従業員が不満を抱えており、その解消に取り組みました。従業員全員と個別面談し、新給与制度や新しい経営方針を説明すると同時に、会社に対する不満・要望も可能な限りヒアリングしていきました。今まで財務諸表上の数字を通してしか会社を見ていなかったのですが、会社のメンバー全員が信頼関係でつながって、自然発生的に緊密なコミュニケーションが生まれる組織を作らなければ会社は機能しない。従業員の満足度を高めなければ組織全体のモチベーションも上がらず、数字もついてこないんだなと学ぶことがでいました。

昭和のカルチャーを捨て自分自身をアップデート

―そんな社長のようなご経験を何社もされた柴田さんはなぜココンのような小さな会社に入社しようと思ったのですか。

現在41歳なんですけど、自分が育った昭和の時代の価値観、マインドをリセットしたいというのが理由ですかね。2010年代前半を境にして、所謂、ミレニアム世代が立ち上げた会社って、昭和の価値観の影響を受けることなく、合理性を重視したフラットかつフェアな考え方・価値観をベースにして経営されている。そういった会社が凄く成長し始めていて、新世代の若い会社がこれからの中心になっていくと強く感じて、少し焦りを感じていました。

実際、前職で新卒1~2年目の若手と仕事をしていた時にそういったカルチャーギャップを感じていて、自分と彼らの価値観の違いがとても参考になったんです。なので、40代前半のうちに、自分のマインドセット・カルチャーのリセットをしたいとおもって、設立間もないスタートアップ企業に挑戦して、自分自身をアップデードしたいと強く考えるようになりました。そんななかでココンは「22世紀の前進に貢献する」という長期的な視点で、将来性の高い事業に投資をしていくスタンスがとても魅力的でした。なにより面接でお会いした方々が、スマートかつプロフェッショナルな価値観を持ったとても信頼できる人達ばかりだったというのも決め手でした。

―ご入社頂いたばかりですが、ココンでどんなことを成し遂げたいですか?

まずは、新たにココングループに入って頂いた会社の組織管理体制の構築支援に取り組み、グループ各社が同じ志、マインドを有する組織風土の醸成に取り組んでいきたいですね。その次の目標としては、そうした実績を積み重ね「ココングループに入った方が会社の成長を加速させられる」「ココンは既存経営陣の意思を尊重したグループ経営をしている」という評価を頂けるグループになって、スタートアップフェイズや事業承継を考えておられる経営者の皆さんの側からココンに入りたいとお声が掛かるようなグループにしていきたいと思っています。そのためも、現在のココングループ全社の経営陣、従業員の満足度を高められるように頑張ります。

柴田さんありがとうございました!ココン同期として一緒に盛り上げましょう!
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