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「いつでも・どこでも・だれでも」クリエイターが求めていることを実現する新サービスcoconets始動

4万点以上のアイテムと様々なイベントで人気を集めている着せ替えアバターサービス『ポケコロ』。2019年現在、女性を中心に1500万人のお客様に利用されています。

そんなポケコロのから始まった外部クリエイター向け新WEBサービス【coconets(ココネッツ)】が2019年12月16日にリリースされました☆

ターゲットをクリエイターにした理由は何か?

リリースまでにどんな壁があったのか、今回はサービスの中心となった小牧さん、天野さん、高山さんにお話を伺いたいと思います。

今回はお時間をいただきありがとうございます!まずは自己紹介からお願いします。

小牧:アライアンス室(外部のデザイナーさんと連携するチーム)の室長の小牧です。ココネッツでは、企画者でありチームのリーダーとして方向性を決めたりしています。また、デザイン部門に所属しているので、ユーザーであるクリエイターがcoconetsを使うのにどのようにしたら使いやすいのか(適しているのか)考えています。

天野:アライアンス室の副室長で、プラットフォームパート(coconets)のリーダーの天野です。coconetsではディレクター兼企画者として大きな方向性や機能の仕様を決めたり、プロジェクトの進行管理などを行なっています。

高山:WEB室の室長の高山です。アライアンス室で利用する機能を開発したり、coconetsでは、開発リーダーとWEB制作の兼務として担当を任されました。

ありがとうございます。それでは、ココネッツとは具体的にどんなサービスでしょうか?

小牧:ココネッツはココネのサービス ポケコロのファッションアイテムを「いつでも・どこでも・だれでも」1点から制作・登録・販売できるサービスです。このサービスを利用することによって、自分だけのデジタルアパレルブランドを持つことができます。

天野:現在フリーランスとして活躍中の方はもちろんのこと、イラストの勉強をされている学生の方々、自宅でお仕事をしたい主婦(主夫)の方などをターゲットにしています。
時間や場所にとらわれず、自分のペースでイラストを描くお仕事をしたい方にはぴったりのサービスです!

自分の個性をサービス内で提供できる全く新しい挑戦ですね。ターゲットをクリエイターにするという試みはココネにとって初の試みですが、coconetsをリリースすることになった経緯を伺っても宜しいですか?

小牧:元々アライアンス室の目標として「多様性」をずっと掲げていました。coconetsの始まりは、これまでのアイテム制作において、パートナーさん(アイテムを制作してくれる企業様やフリーランスの方)とディレクションをしながら、基本発注型として行なっていました。しかし、その場合私たちがテーマを考えていたり、内部のとのバランスに気を遣ってしまって、相手の個性を引き出すというよりも、お願いしたものを仕上げて頂く雰囲気が強くなってしまいました。coconets開発前は、このままだと表現の幅が広げられないと感じていました。

天野:社内の延長線の雰囲気が強かったですね。

小牧:そうですね。そのため、いろんなアイデアをココネのサービスに取り入れる方法はないのか?と思い始めたのがこの企画の始まりです。また、ココネでは2019年から2029年までの目標として、CCP(Character,Coordinate,Play)というサービスを手掛けていくことを掲げており、より多くのアイデアがココネのサービスには必要だと言われていたので、今年の6月から仕組みを考え始めました。

天野:CCPをやっている会社として、強みでありコアになる部分はサービスのアイテムなので、coconetsはより多くのクリエイターが集まり個性豊かなアイテムを作ることによって、多様性のあるアイテムをお客様に届けたいという思いが詰まってます。

「CCP」の記事はこちら

次の10年、coconeが目指すもの。キーワードはCCP! | ココネ株式会社
新年あけましておめでとうございます! ココネでは昨年10周年を迎えました。 そして今年は 新しい10年の幕開け となる、大事な1年となります! (ココネから見る初日の出。みなさまにとって素敵な1年になります様に・・。) 次の10年で、ココネは CCP(Character Coordinating Play) というジャンルを確立し、グローバルでその名を確固たるものとすべく挑戦を続けたいと考えています。 「Character」    キャラクターをとおして 「Coordinate」   ココネが世界観を提供
https://www.wantedly.com/companies/cocone/post_articles/151306

様々なアイデアを取り入れることでサービスの強みを活かそうとしたんですね。しかし、約半年でサービスを制作したんですね!

小牧・天野・高山:あっという間でしたね〜 笑。

天野:最初は、どんなイメージなのかを三人で練って、他のメンバーにイメージを共有しました。そこからチーム一丸となって年内にリリースというスケジュール目標を掲げて、無事リリースすることが出来ました。

高山:実際に作り始めたのは8月からで、10月にデータを納品しなければならなかったので、スケジュールはかなり詰まっていました。

そうなんですね!では、そんなcoconetsのこだわりや魅力をお伺いしても宜しいでしょうか?

高山:一般のクリエイターがココネのサービスに関わりお金も稼げるというのは、他社のサービスにはない魅力だと思います。

小牧:クリエイターはお金を稼ぐことも大切なのですが、それだけではなく自分をアピールできることや承認欲求を求めていると思っています。今回のサービスでも、クリエイターが求めていることを実現するのが一番のこだわりですね。まだ全部がそれに対応できていませんが、今後もこの思いをサービスで実現していこうと思います。

天野:まだクリエイターの登録が増えてきている段階なので、本当にこれが使いやすいのかは検証しきれていませんが、ポケコロの仕様はかなり複雑なので、ヘルプのないサイトだけの状態でどのようにアイテムをつくるのかという問題がありました。そのため、いかに分かりやすく、且つツール自体も「つくって・納品して・フィードバックもらって・完了」までの流れをスムーズに行えるかというところをこだわっています。

確かにポケコロを楽しんでもらったことがない人にcoconetsを魅力的に表現することは難しいですね。それでは苦労した点をお伺いしても宜しいですか?

天野:「趣味の制作が出来てお金も稼げる」という仕組みを作るのは苦労しました。クリエイターへの報酬が、例えば100円にしかならなかったら、このサービスにあまり魅力を感じませんよね。また、こちらの利益も考えなければいけないので、その二つのバランスを考えながら満足させる仕組みや割合を出すまでが苦労しました。そのあとも、クリエイターの視点でどのような表現で説明したら良いのかを考えるまでに3~4ヶ月かかりました。

小牧:お金に関わることなので、会社としてもシビアに決めなくてはならなかったと思いますし、クリエイターの信用を壊さない企画にしなければならないと考えていました。

天野:あの頃は、朝から晩まで頭の中が数字で埋め尽くされていましたね 笑。

高山:私はスケジュールですね。二ヶ月でサイト自体はつくれると言えばつくれるんですけど、皆さんにその「クオリティは絶対!」と強く求められていたので。笑  つくってみたものの、使いづらい点が出てきたときにどこまでブラッシュアップしなければならないのかをスケジュールを見ながら制作するのは苦労しました。


1500万人のお客様が注目しているサービスですからね。求められるものはかなり高かったと思います。その後の反応の方はいかがでしょうか?

小牧:SNS内でのポケコロのお客様の反応は物凄くて、「面白い!」「私もつくってみたい!」というお声をいただきました。現在リリース4日目で登録は1600人の方がいらっしゃっています。しかし、現段階ではスマホで作れなかったり、対応ソフトが限定されているので、今後の反応は参考にさせていただいております。

天野:これまでのポケコロではテーマで複数のアイテムをまとめてガチャとして売っていたので、それをクリエイター一人で制作するとなるとかなりハードルが高くなります。そのため、coconetsでは「誰でもつくれる」というコンセプトからブレず、アイテム1点から納品することが出来、売り上げが出るように売り方にも工夫しました。まずはポケコロ内のサービスとして「マイチョイスガチャ」というものを発表しました。このサービスによってアイテム一点からでも、ポケコロのお客様に選ばれた回数や割合によってガチャの利益から報酬をもらうことが可能です。これによって、テーマではなく個々のアイテムにフォーカスするようになったので、ポケコロのお客様からも新しい反応を得ることができました


高山:そのため実際には二つのサービスが新しく誕生しました。クリエイターにはcoconetsを、ポケコロのお客様にはマイチョイスガチャを、これを企画から開発まで半年の間でつくり上げるのは凄いことでしたね。大変でしたが、めちゃくちゃやりがいありました!

天野:実際のクリエイターにも反応が良くて、クリエイター用のTwitterを作って、ポケコロのお客様の反応を見ている方もいらっしゃるみたいです。これまでのシステマチックな制作とは違い、クリエイターもお客様も楽しんでいる状況を作れたことで、当初の目標を達成できたのではないかと思います。

なるほど、それでは最後に今後の課題について伺っても宜しいですか?

天野:今後他のCCPのサービスでも是非クリエイターに関わっていただけたらと考えています。また、日本だけではなく海外や、育児で休職中のクリエイターなどにも利用していただきたいと思っています。

高山:作成のハードルを下げられたらと思います。現在、Illustratorがないと作成できないので、他のツールでも隙間時間にサクッとつくれるような手軽さを開発としては作れたらと思います。

小牧:今回の企画はクリエイターとして満足度が上がるようなツールとしてサービスを制作しましたが、リリースを急いだこともあってシンプルなつくりになっています。今後はクリエイターとのやりとりに必要なものも制作していかなければならないと思います。

お三方がおっしゃった事も実現出来たら、素敵ですね!

coconetsはクリエイターの皆さんが楽しんで使って頂ける様に進化させていきますので、今後の展開にご期待下さい!

2019年12月19日@東京オフィス

取材:江田

※coconetsは2022/1/21(金)18:00をもちましてサービス終了いたしました。

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