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【開発日誌 #36】OpenAIが提供するサービス紹介

こんにちは。システムチームに所属している朝日です。
昨今、弊社ではAIや機械学習などを使用したお仕事のご依頼を頂くことが増えてきました。
そこで今回はAI領域の最先端と言われる【OpenAI】と当社が提供するサービスについてまとめました。

目次

・OpenAIとは
・GitHub Copilot
・ChatGPT
・DALL・E(ダリ)
・まとめ

OpenAIとは

OpenAIとは、AI(人工知能)の利益を人類全体に広めることを目指す非営利団体です。OpenAIの主要な目標は、直接的な経済的利益よりも広範で長期的な人類の利益を優先し、全ての人がAIの恩恵を受けられるようにすることです。OpenAIは高度なAI技術を開発し、その研究成果を公開しますが、安全性とセキュリティに関わる情報は公開の対象外としています。また、OpenAIはAIと人間の価値観の調和(AI Alignment)、AIシステムの安全性、公平性、透明性を追求する研究を積極的に行っています。

GitHub Copilot

GitHub Copilotとは
OpenAIとGitHubが共同で開発したAI駆動のコード補完ツールで、OpenAIの大規模な言語モデルであるCodexを使用しています。

プログラミング作業を支援し、コードを自動的に生成または補完することができます。ユーザーがコードエディターで一部のコードを入力すると、GitHub Copilotはその文脈を理解し、続きのコードを提案します。これにより、新しい関数の作成、既存のコードのバグ修正、新しい技術の学習など、多くのコーディングタスクを容易にします。

GitHub Copilotは、パブリックなコードリポジトリから学習しており、多くのプログラミング言語とライブラリに対応しています。このツールはVisual Studio Codeの拡張機能として提供されています。

実際に登録をして使ってみた
①登録(https://github.com/features/copilot)

②Visual Studio Codeを使用している方は、拡張機能で「GitHub Copilot」と検索

③VSCodeでのGitHubの利用を許可したことない場合は、GitHubへのサインインを求められるので許可してください。

④使用していきます
phpdocと関数内を記載すると、、

補完候補のコードが生成されました!

別の要件も追加してみます。

補完候補のコードが生成されました!

1度使い始めると、Copilotなしでのコーディングが億劫になるので注意が必要ですね!

ChatGPT編

ChatGPTとは
ChatGPTは、GPTというAI言語モデルをベースに持ち、小説の生成やゲーム内での対話を生成する用途で開発されました。GPTは、与えられたテキストの指示に対して自然言語を生成するAIであり、インターネット上の広範な情報を学習し、複雑な語彙や表現を理解する能力をも有しています。さらに、過去の対話の記憶や、ユーザーによる訂正が可能であり、より自然な会話体験を提供するための特性も具備しています。

このようにチャットベースでなんでも教えてくれる便利なサービスです。

DALL・E(ダリ)編

DALL・E(ダリ)とは
DALL·Eは、OpenAIによって開発された、GPT-3の派生型である革新的なAI画像生成モデルです。テキストからオリジナルの画像を生成することができます。例えば、「AIロボットがゴリラと遊んでいるイラスト」といった指示に対して、それを視覚的に表現した新たな画像を創り出します。

12億のパラメータを持つGPT-3のバリエーションを活用して強化学習を行った結果、抽象的な概念や具体的な指示の理解が可能になりました。これは、実存しないオブジェクトやシナリオの描写を可能にするなど、前例のないクリエイティブな用途を実現します。

実際に使ってみた
Illustration of AI robot playing with gorilla(AIロボットがゴリラと遊んでいるイラスト)と打ち込んでみました。

物足りないので、
Illustration of an AI robot playing chess with a gorilla; the AI robot looks bored.
(AIロボットがゴリラとチェスをして遊んでいるイラスト。AIロボットはつまらなさそうにしています。)
と打ち込んでみます。

少しシュールなイラストが出力されました。

DALL・Eから生じる問題
DALL·Eは、テキストの説明から独自の画像を生成する革新的なAIモデルです。しかし、その能力は同時に著作権の問題を引き起こす可能性があり、その開発者やユーザーが法的な責任を問われる可能性があります。

また、DALL·Eが特定の著作物を指して画像を生成する場合、それはその著作物の著作権を侵害する可能性があります。例えば、「モナリザがスーパーヒーローのコスチュームを着ている」のような指示は、著作権保護下のビジュアル要素を含む可能性があります。

さらに、DALL·Eが生成する画像が商業的に利用される場合、特定のキャラクターやブランドのロゴを模倣した画像を使用すると、商標権や公正競争法に違反する可能性があります。

これらの問題は、AIが人間のクリエイティブな作業を補助または代替するにつれてますます重要となってきます。法律の枠組みや適用の見直し、AIの使用に対する倫理的なガイドラインの策定が求められます。

まとめ

人工知能(AI)の進歩は驚異的であり、生活のあらゆる面で変革をもたらしています。画像認識、自然言語処理、予測分析など多岐にわたる仕事を効率的に実行できるため、新たなビジネスチャンスを生み出し、産業を再定義しているとさえ言われています。
一方で、個人のプライバシーや雇用に関わる問題も引き起こしており、適切な規制が必要だと思いました。AIがもたらす可能性を最大限に活用すると共に、常にこれらの課題に取り組む必要がありそうです。

今回の記事作成を通して、お客様の要望・ニーズを満たすために日々学習することは不可欠だと再認識しました。しかし、AI領域に限らず、IT技術の成長スピードは目まぐるしいため、何でもかんでも手を出していると徒労に終わります。ただ学習するだけではなく「どれだけ役立ちそうか・どんなソリューションが提供できるようになるか」など、学習対効果も考えた上で、キャッチアップしていくことも必要だと思いました。ぜひ皆さんも最新の技術を検証する際はこれらも考慮し様々な技術に挑戦してみてください!

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