なぜ私たちは「北極星を地図に変える」仕事をしているか
「自分は、なんのためにここにいるんだろう」
ふとした瞬間、そんな問いが胸をよぎることはありませんか。私たちは、自分で選んでこの世界に生まれてきたわけではない。けれど、「いま、なぜここに存在しているか」は、今この瞬間から、自分たちで決めていい——そう考えているのが、frenです。
ビジネスの文脈では、その「なんのために生きるか」への暫定的で確かな答えのことを、私たちは「ブランド」と呼んでいます。一方で、北極星を見つけるだけでは旅は進まない。その光を頼りに一歩を出し、誰かと手を取り合い、目的地へ歩みを進める。その「歩み」のすべてを、私たちは「ブランディング」と定義しています。
「やさしさが報われる世界を、美しさで証明する」——これがfrenのパーパスです。企業や組織のなかには、数字や機能では表しきれない「やさしさ」や想いがたくさんある。けれど、それらは見えにくく、評価されにくい。私たちは、そのやさしさを言語化し、誰もが「美しい」「価値がある」と直感できる形にしていく。つまり、北極星(ブランド)を、実際に歩ける地図(ブランディング)に変える仕事をしています。
ブランドとブランディング——「目的」と「手段」の役割分担
結論から言えば、ブランドは「目的(Why)」であり、ブランディングは「手段(How/What)」です。
- ブランド: 社会に対する「高次の恩恵(ベネフィット)」—— 北極星そのもの
- ブランディング: その恩恵を人々に信頼してもらうための「実行活動すべて」—— その光を届けるタッチポイントの総体
例えばNIKEであれば、「人間の可能性を信じ、その向上を目指す」というのがブランド(高次の恩恵)であり、トップアスリートを称える広告や、クッショニングにこだわったスニーカーの設計、日々の走りを支えるアプリ——それらがブランディング(実行)です。北極星があるからこそ、その光を反射したプロダクトに、私たちは魂の震えを感じる。
元P&Gのジム・ステンゲルは、著書『Grow』のなかで、高次のビジネス理念を持つブランドは、そうでない企業に比べて投資利益率(ROI)が約4倍になるという研究結果を示しています。サイモン・シネックの「ゴールデンサークル」のように、人は「何を(What)」ではなく「なぜ(Why)」に心を動かされる。脳の深い部分に届くのは、スペックではなく、その裏側にある「意志」です。だからこそ、私たちは「高次の恩恵」にこだわり、まず北極星を言葉にするところから伴走します。
営業も、採用も、名刺の一枚も——すべてがブランディング
北極星が決まったら、次はその光を届けるための一貫性です。
WEBサイトやロゴ、キービジュアル、動画、写真。それだけではありません。日々の営業での振る舞い、マーケティングのトーン、採用面接での言葉選び、PRのスタンス、名刺一枚の手触りに至るまで。「私たちは、この北極星に向かって進んでいる集団です」という約束を、社会に対して証明し続けるプロセス——それがブランディングです。
frenが手がけるプロジェクトでも、この一貫性を最も大切にしています。クライアントの心の奥底にある「高次の恩恵」を言葉として結晶化し、その言葉という「種」から、ロゴやWebサイトという「花」を咲かせる。一連の流れに体温が宿ったとき、はじめてブランドは「記号」から「生きがい」へと変わります。
私たちがやっていること——北極星を言葉にし、地図に落とすまで
具体的には、次のような流れで進めることが多いです。
- ブランド戦略の言語化 … パーパス、MVV、ブランドメッセージを決める。「誰にどんな恩恵を届けるか」「どんな人格でいるか」まで含めて合意する。
- VI(ビジュアルアイデンティティ)の策定 … 戦略で決めたコンセプトを、ロゴ・キービジュアル・色・書体・写真のトーンなど、視覚のルールに落とす。
- コミュニケーションへの展開 … Web、採用、名刺・パンフレット、撮影、SNSなど、あらゆる接点に一貫して反映する。
経営層がコミットしたうえで「何を伝え、何を決めるか」を整理し、言葉とビジュアルをそろえる。営業やヒアリングの段階からパーパスやメッセージの議論に踏み込み、上流のCIを刷新した先のWebや撮影、採用表現まで、一気通貫でディレクションする体制を取っています。
私たちについて(会社概要)
fren株式会社は、東京都港区南青山に本社を置く、コーポレートブランディングの戦略立案からCI・Web・撮影までを一貫して支援するブランディング会社です。代表・中島竜太郎がブランディングディレクターとして10年以上の現場経験を積み、2025年12月に法人化しました。4大法律事務所、ゲーム会社、コンサル、福祉事業など多様な業種でブランディングを手がけ、対CEOでのプロジェクト比率も高く、経営層と直接ブランドのコアを決めながら伴走しています。実績や組織の雰囲気をもう少し知りたい方には会社紹介スライド(カルチャーデック)を公開しています。📒 こちらからご覧ください。現在は募集しておりませんが、共感いただけた方はぜひフォローいただけると、募集再開時にお届けします。
この記事は、noteの「ブランディングとは、人生の「北極星」を自ら決定する自由のこと。」「ブランドとブランディングの違いとは?——私たちの「北極星」を、地図に変える方法。」をベースに、Wantedly初投稿用の会社紹介ストーリーとして再構成したものです。