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社員30名の不動産会社が、社員教育に年間3,000万円を投資する理由

皆さんはお金持ちになりたいですか?
20代の頃の私は、とにかくお金持ちになりたかったんです。
大学卒業と同時に父親になり、家族を養う必要があった私は、大きな報酬を得ることに集中。その結果、20代で年収は数千万円に到達。金銭的な不安は解消され、同年代の中でもかなり裕福な生活をしていたと思います。

でも、幸せを感じることはありませんでした。
家族もいるし、仕事の成果も出ていて、社会的な評価も得ているのに。

あの時の私に足りなかったこと。それは、「精神的な幸福」です。
何ごとにも愛と感謝を持ち、志を持って仕事に臨む
その姿勢があれば、派手にお金を使ったり、大事な人を傷つけることもなかったはず。

今回は、そんな私の反省から取り組んでいる、プロバンク流人財育成に関するお話です。

30名の社員教育に年間3,000万円を投資

「研修なんて意味がない!」と思っている方も多いはず。
たぶんに漏れず、私もそう思っていました。

しかし、勉強や読書を意味がないと言い切ってしまっては、なにも始まりません。まずは「学び、やってみる。」その繰り返しと継続こそが人を成長させます。

プロバンクは、年間3,000万円を人財育成に投資しています。「海老澤さん、それはやりすぎですよ」と銀行さんや先輩経営者にも言われますが、私はそれでも社員の成長に投資したい。

研修内容は、様々な研修と経験をしてきた私が厳選したもののみ。仕事の効率化や思考の整理方法などの、今すぐ実践できるもの。そして、「仕事とは何か?」「人生とは何か?」を問う、マインドセットを養うもの。時には、私自身が講師となることも。

私がいろんな研修を受け始めたのは、創業後最大の失敗を反省していた時のこと。経営者にも関わらず、財務諸表の読み方も分からず、法律に関する知識もない。今考えても、経営者と呼ぶにはほど遠い状態でした。

恥を忍んで、当時お世話になっていた先輩経営者に誘われた研修セミナーを片っ端から受講。これまでできているつもりだったこと、わかっているつもりだったこと。その大半が誤っていたことに気付きました。

そして、並行して参加したのが優秀な経営者が集う会。世代に関わらず、視座高く、志を持って事業に向き合い、社会変革に挑戦する経営者たち。自社の利益だけを考え、私利私欲に走ったお金の使い方をしていた自分を深く反省しました。

当時の自分を大きく変化させたきっかけは、「研修との出会い」でした。プロバンクの仲間たちにも、自己変革のきっかけを提供し、物心両面の幸福を得て欲しい。そう願って、人財育成に向き合っています。

研修=正しいわけではない

正論を突き付けられるのって、辛いですよね。分かっていても、できないこともある。真面目な人こそ、責任を感じて、病んでしまう。それは決して正しいことだと思いません。

研修で教わったことを全て実行することはとても大変。「毎朝のルーティンを決めて、朝6時には出社しましょう」という目標を全社員で掲げたとしても、絶対に続きません。

各々の内発的な自主性を尊重して、できる人はやるし、挑戦する人は応援します。反対に、無理する必要はないとも今では伝えています。

しかし、昔の私であれば、「どうしてできないんだ?」と問い詰めていたでしょう。

社員全員の研修への参加を必須にしていた時代もありました。モチベーション高く参加する社員と、イヤイヤ参加する社員。研修の結果に大きな差が出たことは容易に想像できます。

以前のプロバンクは、海外の傭兵部隊のような組織でした。大きなお金を稼げるという目的に集まり、そのために仕事をする。つまり、人と人を繋ぐものが、お金しかなかったのです。

大金を稼ぐという目的から醸成された仲間意識に集う仲間たち。そこにはロイヤルティもビジョンもない。お金だけの結びつきで集まった集団は、お金が無くなったら解散します。そんな不安定な組織ではなく、共通のミッションやビジョンを持ち、その実現に向けて協力し合う組織を作りたい。

そういった改革を進めた結果、組織を離れる人の姿も。「どうして分かってくれないんだろう。」そう嘆いたこともありました。しかし、一新された組織には、共通の価値観を持っている人たちが入社してきてくれています。

当時は当たり前ではなかったことが、今では当たり前のようにできている。私が理想とする組織に少しずつ近づいている確かな手応えがあります

千年続く会社を作るために、人を育てる

プロバンクの主幹事業は不動産の仕入れと加工、そして販売です。不動産業界のトップに位置する企業の大半がこれらの分野を得意としています。

私たちも、ここ数年でそれらの工程を誰でも実行できる仕組みを整えてきました。つまり、新卒で入社をしてきても、すぐに第一線で戦えるだけの知識とスキルを身に付けられる。一年目から数千万円、数億円規模の仕事を担当することもあります。

会社説明会では、「他社で過ごす3年を1年で経験できる」と説明。それは決して嘘ではありません。大きなお金を動かすプレッシャーはありますが、確実に成長できる。そのくらいダイナミックな環境です。

この仕組みを駆使して、売上の大幅な向上を狙っています。社員が増えれば増えるほど売上が増加するというと聞こえがいいですが、社員の成長こそがプロバンク成長の鍵。その仕組みも整い、売上向上は難しい話ではありません。

そして、その先に見据えるのは株式上場。私たちは、ただ単に上場したいわけではありません。社会に貢献し、信頼と資金を獲得することで、さらに大きなチャレンジをしたい

しかし、私たちは上場したら満足するわけではありません。

プロバンクのビジョンは、千年先まで愛され永続する組織になること。時代を超えて「すべての人に夢と感動を与える」という使命をもって未来を創り出すことを目指しています。

では、千年後も不動産事業をやっているのか。もしかすると、そうではないかもしれません。会社を継続させるために、時代のニーズに合わせて変化するのは必然。現在も続く百年企業の中には、途中で事業変革を行った企業もある。

千年企業になるために必要なこと。それは、高い売上や利益率ではありません。松下幸之助翁が残した「企業は人なり」という言葉にもあるように、大切なのは「人財」です。

現在のプロバンクは、不動産を扱うモノづくりの会社です。しかし、その事業以上に大切にしていることは、「ヒト創りの精神」つまり「人財育成」

精神的な幸福がない状態で大金を手にした私は大きな失敗をしました。大切な社員たちに、そうはなって欲しくない。

どんな時代においても、愛と感謝を忘れず、志を持って仕事に向き合うプロ人財の集合体。それこそがプロバンクです。

もちろん、成果に見合った報酬も保証します。お金を稼ぐことは決して悪いことではありません。物心両面の幸福。物質的な幸福と、精神的な幸福の両立こそが、本当に豊かな人生をおくるために必要なことです。

これからも、社員の物心両面の幸福の実現に向けて邁進して参ります

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