チーム一丸となって一緒にゴールを目指す!

目に見える以上の『魅力』を――。この言葉をモノ作りのモットーとして、製品の題材とするキャラクターの「目に見える魅力」はもちろん、その先の魅力までも再現したい……そのためには、何ができるのか? ただ「カッコイイ」「カワイイ」だけではない、何年もユーザーさまの手元で愛されるようなアイテムをお届けするには、どうすればいいのか? 日々、この答えのない目標に向かって全力投球しています。

今回はプライム1スタジオで製品開発グループ フィニッシャー/技術職として活躍する、高本 澪さんにインタビューしました。

プロフィール

株式会社プライム1スタジオ 製品開発グループ 高本 澪(たかもと れい)

特殊メイクや特殊造形の美容専門学校を卒業後、新卒で入社。製品開発グループとして、フィニッシャーとして、勉強の日々。可愛い系の映画が好き。季節の変わり目で必ず変わるヘアカラーにも注目(笑)。

なぜプライム1スタジオに入社しようと思ったのですか?

私は大阪の美容専門学校で特殊メイクや特殊造形を3年間勉強してきました。もともと特殊メイクや造形に興味があって入学したのですが、実際にそこで専門的なことを学んでいくうちに、自分の知識や技術が、造形という形になっていくのが本当に楽しくて、充実した日々だったなと今でも思います。

プライム1スタジオのことを最初に知ったのは、学生時代に行った造形イベントでの展示でした。『トランスフォーマー』のスタチューを見たんですが、造形も本当に細かいし、これすごい、ほんとすごい……と感心しきりでした。今でもその当時の衝撃が強く残っています。

そのイベントには自分の学校も出展していたんですが、そこで当時の社長が、先生に対して「プライム1スタジオに興味を持っている学生はいるか」と聞いたそうなんですね。それが進路課の先生にも伝わって、結果として私が推薦してもらえることになり、幸運にも一か月のインターン期間を頂いて、その後、内定が決まりました。

特殊メイクというのは、基本的にはラッカー塗料のような塗装用の塗料はほとんど使わないんです。水性とか、肌に影響のないことが原則なので。なので、実はインターンの時にはじめて、ラッカー塗料というものを触りました。「ああ、こういう塗料があるんだな、こういう塗り方ができるんだなあ」っていうのがとても新鮮で。ーー私は新しいことを学ぶのが好きなので、こういう世界にも手を出してみたいという好奇心がメラメラと湧いてきて、よしやってみようと決心して今に至ります。

普段どんな仕事をされているんですか?

普段は、製品開発グループとして、スタチューの塗装見本(デコマスといいます)の製作アシスタントを中心に、製品の修理や、資材管理、後輩への作業の指導などを行っています。

アシスタントの仕事の中では「このパーツは、こういう感じに塗っといて」とか「あんな感じに造形処理して」というような、かなり感覚的な指示をもらうことが多いんです。笑 最初はどうして良いのか全然わからなくて、先輩に沢山質問して、ダメ出しされたり、時には褒められたりして、それをようやくいまは自分なりに解釈して、一つずつこなせているような気がします。ちょっと自信がついたかなと思います。

他には、組み立てが難しいスタチューなどは、私が現地に行って組み立てを行ったりします。デコマスは、製品としてお客様に届く状態よりもかなり複雑なパーツ構成になっていて、組み立てもすごく難しいんです。無理やり嵌め込めば折れてしまったりしますし、でも時には結構無理気味に嵌めないといけなかったり、細い繊細なパーツも多いですし…。デコマスは沢山の時間をかけて一生懸命仕上げた一点モノですから、それを誰よりも一番良くわかっている立場で仕事をしているので、展示のときはいつも緊張して触っています(笑)。


これまで一番大変だったことはなんですか?

去年の夏のワンフェスの時は、きつかったです。正直、人生で一番きつかったかもしれません。4月に入社して、2~3ヶ月経ってようやく慣れてきたかなと思ってきた頃で、その時って今に比べれば全然技術も無いですし、チームとしても戦力が足りないような状況で、私は全体の物量もよくわからない中、言われたことを一生懸命、精一杯やったつもりですが、求められているものと自分の技術が釣り合わない、追いつかないのが本当に悔しくて、辛かったです。それに、あのときの状況を乗り越える気持ちの力といいますか、すごかったですね。先輩たちには頭があがりません。

そんな環境を経て、今はだいぶ成長を感じています。今年のワンフェスは、実は去年の夏の倍くらいの物量があるんですけど、結構いい感じなんです。もちろん私一人の力ではありませんが、先輩とチームと一緒にゴールを目指す感じがあって、相変わらず大変ですけど、気持ち的にはすごくがんばれています(笑)。

他には、製品の仕上がりをチェックする為に製造現場に出張したことがあるんですが、製品がズラーっと並んだ状態から、ひとつひとつ状態をチェックしていくんです。デコマスが複雑な分、量産品の品質基準も単純ではないですし、商品によって全く異なりますし、言葉でルールを作れる事も難しくて、本当に苦労しました。

これまでに失敗したことはありますか?

大きな声では言えませんが…沢山あります!(笑) 以前、あるスタチュー塗装でメタリックに仕上げる工程があったんですけど、メタリックな塗装って、ちょっとでも傷が付いたり、はみ出たりしても、そこだけを直すことができないんです。全部、1から塗り直しになっちゃうんですね。その時、時間がなくて焦っていたせいもあるんですけど、自分の準備が甘くて失敗してしまって……。できる限り、見つかる前に自分で直しているんですけど…(笑)。 

どんなことにやり甲斐を感じますか?

大きな仕事を任せてもらえた時でしょうか。以前、デコマスをメインで塗らせてもらえることになりまして、その時はプレッシャーもすごかったですが、もう一人のスタッフと2人で、試行錯誤しながら自分たちの手で完成までもっていきました。もちろん先輩がやればもっと早く良い品質のものができたんでしょうけど、私みたいな新人に少しでも任せてもらえるチャンスを頂けるというのは、本当にありがたいことだと思います。

それに、段々と自分がレベルアップできたと実感する時が増えてきました。先輩に褒めてもらった時はもちろん、求められた仕事に対して自分なりに考えて簡潔に正解を見つけることができた時とか、ラッカー塗料の使い方などは特に学校のいろいろな知識をうまく活かせる瞬間もありますし、学生時代と今を比べたら表現の幅も段違いになってきていると感じます。塗料についての理解度、知識も、塗装の選択肢も増えてきて、作業時間も早くなってきました。成長しているなっていう実感があります。

「こういうのに挑戦してみて」って仕事を渡されたときに、それまではできなかったこと、経験のなかったことが少しずつできるようになっていくのは嬉しいし楽しいです。私にもいつか後輩ができたら、いま私が先輩からやってもらっていることを、後輩に恩返ししていきたいと思います。そうやってチーム全体でスキルアップしていけたらいいなと思います。

選考を希望される方に向けてメッセージをお願いします!

私はフィニッシャーとしてはまだまだ半人前ですが、フィニッシャーは「こういう表現をしたい」という自分のスタイルと、それを実現する技術の両方持っていて、初めて形をつくることができる職業だと思います。ただ、ひとりよがりでは絶対だめで、ディレクターと表現の方向性が違った場合でも「よし、そのやり方も試してみよう」と前向きに捉えて、自分の中に吸収して新しい答えを出せる人、そういう人が求められているんだと思います。これ、先輩の受け売りですけど(笑)。

厳しいけど、やりがいのある世界だと思います!

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