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伊良コーラ(いよしこーら) エグゼクティブディレクター 藤原直人 インタビュー/「コカ・ペプシ・イヨシ」の未来に必要な「想像力」「共鳴力」とは

伊良コーラ(いよしコーラ)では、2023年4月から缶タイプの「伊良コーラ」を全国で販売開始しました。事業拡大と共に、より多くの方に手に取っていただけるよう日々試行錯誤を繰り返しながら前へ前へと進んでいます。

今回は、伊良コーラ(株式会社GRAND GIFT)のエグゼクティブディレクターである藤原直人さんに広報担当がインタビュー。伊良コーラと藤原さん自身のこれまで、今、そして未来について聞きました。

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伊良コーラにおける、エグゼクティブディレクターとは

――普段、どんな業務を担当されているか教えてください。

藤原:具体的には、営業の責任者として取引先との商品に関するやり取りと、都内に2店舗(下落合、渋谷)ある直営店の店舗運営責任者を担当 しています。

――伊良コーラといえば、こだわりの食べ物を販売するようなセレクトショップなどに置いていただいていますよね。どのような経緯で取引が始まることが多いのでしょうか?

藤原:大変有難いことに声をかけていただくことも多かったり、反対に伊良コーラから問い合わせをしてお取り扱いいただくことになったりとさまざまです。

――声をかけていただく取引先の方々は、何をきっかけに伊良コーラを知るのでしょうか。

藤原:いろいろなパターンがあります。例えば、その方の知り合いのお店に置いていただいていたり、SNSでの投稿や、タレントさんが紹介してくれたのを見かけたり。東京に来た時にたまたま直営店を通りかかって、という話も聞きました。あとは、私たちの個人的な知り合いでイベントやお店を開いている方経由で知っていただくことも多いです。
限定したシーンはなく、いろいろなところで接点を見つけていただいていますね。

――私も初めに知ったのは、インフルエンサーのSNS経由でした!小林さんが伊良コーラを作り上げて今に至るまでのストーリーなど、ワクワクするポイントが多いブランドだなぁと当時感じました。

どうせ選ぶなら、物語が転ぶ方を

――伊良コーラ代表の小林さんは、前職の広告代理店時代の先輩だったと聞きました。どんなタイミングで出会ったのですか?

藤原:社会人になったばかりの頃に私と同じ部署にいた、今は退職してアーティストとして活動している先輩にお世話になっていました。その先輩と小林さんが知り合いで。ある日一緒にお昼ご飯を食べに行ったことをきっかけに、何回かご飯に行くようになりました。小林さんがコーラを作っているという話を聞いたのはその頃です。
ただ…本当に「出会っていた」のは、実はもっと前で。私が前職の会社に内定したときに、当時入社したての若手の先輩として紹介してもらったのが小林さんでした。

そのときはLINEで、本当に入社する会社を選ぶにあたって、いろいろとアドバイスをもらっていました。文字ベースでのやり取りだったので、顔を合わせたわけではないです。

――では、入社したときに「この人だ!」となる瞬間があったのですね。

藤原:はい。ただ、自分から「あのLINEの僕です」という話はしていなかったのですが…先日この話を小林さんにしたら、全然覚えていないと言っていました(笑)

――お二人には2回の「初対面」があったわけですが、小林さんの第一印象について教えてください。

藤原:LINEでアドバイスをもらっていた時期は、顔を合わせたことはなかったので人となりの印象は無いのですが。見た目や言っていることに無駄がないスマートな人だなと思っていました。
入社してからは、スマートな見た目に似合わず(?)、少年のような一面を持つ人だという印象でした。いろいろなものに対する好奇心、興味の持ち方、探求心がすごい人だと感じていましたね。昆虫や植物に興味津々だった少年時代の小林さんが垣間見える瞬間がよくありました。

――最初に小林さんから伊良コーラに誘われたとき、藤原さんは率直にどう思いましたか?

藤原:まずは、自分を誘おうと思ってくれたことがすごく嬉しかったです。それは自分が出す答えに関わらず、光栄なことだと思いました。

――広告代理店といえば、就活生にも人気だったり、街で見るような広告を作ったり、華のある業界ですよね。言ってしまえば「そこにいれば安定している」環境だと思うのですが、なぜ伊良コーラで働くことを決めたのでしょうか。

藤原:直感的に「面白そう」と思ったのが、最後の決め手でした。小林さんと事業について話している中で、ブランドの成長や未来を想像できて期待が持てたので、チャレンジしたいなという気持ちで決断しました。「どうせ選ぶなら、物語が転ぶ方を選んでみてもいいんじゃないか」と小林さんから言っていただいて。その言葉に動かされたことも大きいです。
これまでの人生、いろいろなチャレンジをしてきましたが、ある程度「こうなるだろうな」と予想できる道を選びがちでした。心のどこかでは、そういう自分を変えたいなという気持ちもあったのだと思います。

自分なりの正解を想像して、誰かが喜ぶ価値を作っていく

――前職時代の経験で、伊良コーラの仕事の中で活きていると感じることはありますか?

藤原:立場、性別、年代、ステータスが違う関係者たちと利害を一致させながら、同じ方向に向かってプロジェクトを進めていくことです。
そして、いろいろな可能性を先回りして想像しながら、目の前にあるボタンをどう押せばプロジェクトは上手く進むのかを自分なりに考えて動くことですね。
広告代理店はクライアントから大事な予算を預かって、広告を作ったり、課題解決のための施策を考え実行したりという立場です。急に大きな調整が入ることもあれば、トラブルが起きたときには軌道修正をしなければならない。臨機応変に脳みそを使ってプロジェクトを推進していく必要があります。そういう場面での頭の使い方や手の動かし方は、活きていると思います。

――伊良コーラで働き始めてから、楽しかった瞬間や、嬉しかった出来事を教えてください。

藤原:いろいろありすぎて…。なんだろう。伊良コーラに入ってからは渋谷店オープンのプロジェクトをずっと担当していたので、オープン当日を迎えた日にお客様が来店するのを目の当たりにしたときの嬉しさは、特に心に残っています。
その後、渋谷店が落ち着きオフィスメンバーになってからは、自分から問い合わせた取引先で実際に店頭で並んでいるのを見たときとか。直近で言うとナチュラルローソンさんでの取り扱いが決まって、ほぼ全店に伊良コーラが並んでいるのを目の当たりにしたり、SNSで買ってくれた人の声を聞いたり。

自分が好きな銭湯やサウナなど普段から通う施設に置いてもらって、そこでお客様が飲んでいる様子を見るとか、そういう瞬間が一番ワクワクします。今年4月には銭湯やサウナで「イヨシの湯」というクラフトコーラ風呂に入れるイベントも開催しました。自分が動いたことによって、誰かの満足に繋がっていると感じたときが嬉しい瞬間ですね。

――進めてきたプロジェクトが実際に形になる瞬間は、何ものにも代えがたい嬉しさがありますね。逆に大変だったことはありますか?

藤原:これは嬉しかったことと表裏一体ではあるのですが…。
昨年の10月頃に、YouTubeチャンネル「たっくーTVれいでぃお」のたっくーさんに動画で伊良コーラを紹介いただいたことがありました。感謝の手紙と商品を送ったら、またすぐに動画で紹介してくださって。
その動画が上がった瞬間から、想像をはるかに超えて、オンラインストアがパンクしてしまうほどの反響がありました。1~2週間くらい受注が鳴りやまなくて、嬉しい悲鳴をあげるような状況でしたね。どうすればお客様に迷惑をかけずに商品を届けられるのかという点で、急遽そこから毎日作戦会議をして対応しました。

その繋がりもあって、たっくーさんには1日店長をお願いしたこともありました。1日中1回も手を止めずに伊良コーラを提供し続けていたたっくーさんが一番大変だったと思いますが、オペレーションの計画は大変でした。お客様にご迷惑をおかけしないように綿密に組み立てて当日を迎えましたが、初めてのことも多く大変でした。でも、楽しかったですね。

――朝から晩までお客様が尽きない状況を想像するだけで、反響の大きさが実感できますね…。こういったイベントを実施したり、缶のコーラを開発したりと、どんどん新しいステップへ進んでいく伊良コーラで働くにあたって、必要だと思うスキルや考え方はありますか?

藤原:抽象的になりますが、「自分なりの正解とか、より良い方法を探したり考えたりする力」でしょうか。伊良コーラはまだベンチャー企業なので、常に当たり前を疑いながら、自分たちやお客様、取引先にとって何が一番最適なのか?を一番に考えて動く必要があります。言われたことを言われた通りにだけやるということは基本的には求められない環境なので、自分なりの新しい価値を発揮しようとするスタンスが重要です。
そして、伊良コーラが持つ何かに対して圧倒的に共感できることも必要だと思っています。 例えば、伊良コーラの味や、小林さんの人生、ブランドのストーリー、商品のクリエイティブとか。

――藤原さん自身としては、どんな方と働きたいと思いますか?

藤原:一つは、いろいろなことに対して想像ができる人。私は社会人に一番必要なスキルは想像力だと思っています。自分がした行動や発した言葉がこの先どうなっていって、誰がどのように動いて、どんな可能性があるのかを想像したうえで、行動できる人とは仕事しやすいなと感じます。

もう一つは、一緒に進めている物事をより良くしたいという思いが共鳴できる人
何が全員にとってより良い方法なのかを同じ方向を向いて考えてくれようとする人は一緒に働いていて気持ちいいですね。

あとは、物事をシンプルに捉えられる人。世の中はいろいろなことが無駄に複雑化されていて、それは「ルールがあるから」という場合もあって。中にはあえて“無駄”が必要なこともあるし、すべてがシンプルになることが正義だとは思わないですが、本質を捉えて無駄をそぎ落として行動できる人とは、「働きたい」と思います。

伊良コーラの物語の中で、自分という人物の濃度を上げていきたい

――現在、伊良コーラは事業拡大に伴って採用強化中。この先もますます規模が大きくなっていくと思いますが、今後の事業展開と、そのために現在行っていることを教えてください。

藤原:とにかくずっと言い続けているのは「コカ・ペプシ・イヨシ」と言われるブランドになること。コーラの常識を壊していくというのが、最終的なゴールです。
たくさんの方に手に取ってもらうため、現在は缶タイプの伊良コーラの販売に力を入れています。高級感やオリジナリティは失わず、大事なところはぶれないように、世の中で皆さんに見ていただけるタッチポイントを増やしていきたいですね。海外進出とか、製造の規模を大きくしていくことも含めて、検討していきます。

――藤原さんは、今後の伊良コーラをどのような姿を想像していますか?

藤原:難しいですね。自分はどうしても当事者で客観視はできないので、「どうしていくか」しかないと思っています。根本の魅力のクラフトな要素とか、職人によるこだわりはぶらさずに、より深く多くの人に楽しんでもらえるにはどうしたらいいか。そんな一見相反する2つの価値観を共存させて、市場に受け入れてもらえるよう挑戦していきたいです。
「伊良コーラ」が世の中にとって新しい立ち位置の商品として定着している未来は目指していきたいし、そうなってほしい。
そして、海外の方に日本発のクラフトコーラ「伊良コーラ」=価値があるものとして認識してもらいたい。「日本に来たら伊良コーラを飲む」「自分の国でも伊良コーラ缶が売っている」が当たり前になって、世界中の誰にでもわかってもらえるようなブランドになったら嬉しいし、そんな未来があるといいなと思います。

――小林さんも、藤原さんも、心からそんな未来を信じて前へ進んでいるのが、普段の様子からとても伝わってきます。
――では、最後に。藤原さん自身は「こういう生き方をしたい」という目標はありますか?

藤原:あまり明確なイメージは持っていません。今は「目の前の伊良コーラをどうしていくか」という気持ちが大きいです。その結果、自分には何ができて、何を求められているかによってアジャストしていくのだろうと思います。
現在、伊良コーラは小林さんのストーリーやブランドの背景に起因している部分が大きいですが、今後の伊良コーラの物語の中で、自分という人物の濃度を上げていきたいです。未来で今を振り返ったときに「自分がいたから伊良コーラはこうなれたよね」と思ったり、思ってもらえたりしたらいいな。そのために、主体者の一員として、意思をもって進んでいきたいです。

――将来、コカ・ペプシ・イヨシと言われるようなブランドになって、もしも“伊良コーラ博物館”ができたなら…と想像すると、そこに飾られる年表には藤原さんの名前が入りますね!

藤原:わかりやすく言うとそういうことですね(笑) 例えば、教科書や参考書に載るくらいのブランドになったり、ウィキペディアに自分の項目だけで1章あるくらいの存在感は出していけたら、自分が伊良コーラにいる意味になると思いますね。
目立ちたいということではなくて、それくらいの影響力をもって結果を出さないと、自分がここにいる意味はないと思っています。誰にも代われる存在ではない、そういう意味では実績、結果を出していきたいです。

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採用強化中!

「伊良コーラ」では、先駆者として「クラフトコーラ」を世界中に広め、「コカ・ペプシ・イヨシ」と呼ばれる存在になるための挑戦を一緒にしていくメンバーを募集しています。

詳細はWantedlyの募集ページをご確認いただくか、採用担当( recruit@iyoshicola.com )までお問い合わせください。

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<直営店>
■伊良コーラ総本店下落合
東京都新宿区高田馬場3-44-2(下落合駅徒歩2分、高田馬場駅徒歩11分)
営業日:土・日・祝
時 間:11:00-17:00

■伊良コーラ渋谷店
東京都渋谷区神宮前5-29-12(渋谷駅徒歩4分、原宿駅徒歩11分)
営業日:年中無休 ※年末年始を除く
時 間:13:00-19:00

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