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アクセンチュア、社員のAI利用状況を監視 使うことが昇進の条件に
このニュースが出た前日に、Eightが主催する『Eight EXPO 2026』に参加してきた。
今回は「AI」「マーケティング」「営業DX」の3つの展示会に分かれ、約200社が出展していた。
当社は2026年4月で設立から42周年を迎えるが、昨今押し寄せる「DX」の波に、かろうじて乗ってはいるものの、うまく扱いきれていないというのが現状。
同じ目的地を目指しつつも、ひとつの船ではなく、機能が優秀なボートを見つけては数名がそのボートに乗り、航海をしている状態である。
ゆえに、あるボートが沈みかけても「気づかない」もしくは「救いきれない」可能性が見えている。
そのため、まずは社員(雇用不問)という乗員を基盤のよさや戦闘力の強さ、スピード、扱いやすさ、心地のよさも含めた大きな船に集め、場合によっては「スピード重視のボートA」に乗ってもよい。ただし、船長の管理下で行う状態にしなければならない。
よって現在、当社内では情報システムのグランドデザインを描くことから取り組んでいる。
なお、私たちは、情シスのグランドデザインをコーポレートデザイン(社内ブランディング)のひとつとも考えており「永続的な社会貢献と発展を」というグループの理念にも紐づけ、属人化から仕組み化へと組織を変革させていくのがコーポレートブランディングのミッションのひとつだ。
そこで、AI活用も含めた社内DXの進め方の知見を得たく、Eight EXPO 2026に参加してきた。
AIと人が共創する組織の作り方の講演を聴いて得たこと
EXPOでは交流会やブース訪問、特別講演を聴いたがとくに印象に残ったのは「AIと人が共創する組織の作り方」という特別講演だ。
詳しい人にとっては、基本の基かと思うが、初心者が得たことなので悪しからず。
1. 共創組織の基本設計が大切
AIと人間が共存する組織において、基本かつ継続的に行うべき取り組みは、「役割の定義と見直し」をすること。
- 役割の切り分け
AIに任せる業務と、人が担う業務を明確に定義する。
例えば、病院ごとに異なる状況や、現場の温度感、
言葉にしきれない「違和感」や「空気」を読むのは人にしかできないし、
信頼関係を築くのもこれまでの実績があってからこそである。
- 動的な見直し
テクノロジーの進化に合わせて、この境界線を継続的にアップデートしていく必要がある。
2. AI施策を成功させる組織の特徴
AI導入を単なるツール導入に終わらせず、うまく活用している企業には、以下の共通点が見られるとのこと。
・HR(人事)との連動
採用基準にAI活用能力を組み込むなど、組織文化としてAI活用を定着させている。
・トップダウンのコミットメント
経営層から「AIを使い倒す」という明確なメッセージが発信されている。
・現場理解と投資判断のバランス
現場がAIを理解し、業務に落とし込むことが重要である一方、費用対効果(ROI)を事前に過度に求めすぎない姿勢も求められる。「やってみなければ分からない」領域に対し、経営がGOを出せるかどうかが成否を分ける。
3. AIを使いこなす「人間側」の重要スキル
① プロンプトにおける「欲望」と「解像度」
AIを動かすのは人間である。単なる作業依頼ではなく、「その先に何を達成したいか」という強い目的意識を込めることで、アウトプットの質が大きく向上する。
例: 「資料を作って」ではなく、 「プレゼンに勝ち、自身の評価向上や国際的な評価獲得につながるレベルのサポートをしてほしい」といった水準まで解像度を高める。
② 「マイルドヤンキー的」な行動力と完遂力
作業をAIが担う時代だからこそ、人間ならではの行動力が差別化要因となる。
例)
・突破力
イーロン・マスクに取材を申し込むような、AIにはできない行動力。
・やり切る力
AIの提案を実行に移し、最後まで責任を持って形にする力。また、AIではできないと思われていることも、なんとかできるように設計する力など。
4. 具体的なアクション案(業務への活用)
① 組織文化・評価への組み込み
・最優秀プロンプト賞の創設
四半期に一度、優れたAI活用事例を表彰する制度の導入。
・評価制度のアップデート
AI活用度や、AIを前提とした創造性を評価指標に反映する。
② ブランディング・コミュニケーションの強化
- Face to faceの再定義
AI活用により生まれた時間を、対話や相互理解に充てる。 - 感情へのアプローチ
ブランディングにおいて、人の気持ちを動かす「熱量」の部分を人間が担い、人間味のある施策を強化する。
番外編
サンリオではサンリオピューロランドで勤務しているアルバイトの方への感謝デーが年に一度設けられているとのこと。閉園後のサンリオピューロランドを貸し切って、社員がおもてなしをするのだとか。AIの時代とはいえ、企業としての性格の部分はなくさないでいたいと思った。
まとめ
AIの出現により仕事がなくなると言われることがあるが、本質は「AIでもできる仕事をAIに任せ、人にしかできない価値を創出すること」だと考える。
意志と想いを持ち、AIを強力なパートナーとして、組織全体で使いこなす会社こそが、次世代のスタンダードになるのではないか。
業務単位で見れば、AIによって効率化されるからこそ、 「誰がやっても同じ仕事」ではなく、 「あなたが担当だから任せたい」と言われるような 関係性や提案力が、これまで以上に重要になる。
当社もまた、AIの活用を単なるツール導入にとどめず、組織のあり方そのものを見直す取り組みを進めていく段階にある。