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千葉県へ新型コロナウイルス感染妊産婦入院調整支援システム「COVI-CO」を導入

千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、千葉県の新型コロナウイルス感染妊産婦の入院調整業務に、同社が運営する災害時危機管理体制強化サービス「Smart:DR」(スマート ディアール/特許番号:第6166114号)から応用開発した新型コロナウイルス感染妊産婦入院調整支援システム「COVI-CO Covid-19 Coordination Powered by Smart:DR」が導入され、運用を開始したことを発表します。

新型コロナウイルス感染症患者の急増により、日本全国の多くの医療現場、自治体では、病床数の確保と症状に応じた治療を行うために、「災害医療」と同等の体制を敷いています。こうした状況下において、千葉県では本年8月、新型コロナウイルスに感染した妊娠29週の妊婦の救急搬送先が見つからず自宅で早産し、新生児が死亡した痛ましい事案がありました。同県では、この事案をきっかけとして、新型コロナウイルス感染妊産婦の入院調整業務の、更なる円滑化を検討してきました。

Smart:DRは、災害発生時に、病院、救護所、医療従事者と災害本部などの間で情報共有し、迅速な災害医療の確立と、状況変化に即応できる体制づくりを支援するシステムです。このシステムをカスタマイズし、千葉県において、新型コロナウイルス感染妊産婦の入院調整支援システム「COVI-CO Covid-19 Coordination Powered by Smart:DR」を開発しました。

◆主な機能は、以下の通りです。

  • 患者情報等共有機能(開発中)
  • 受入依頼情報共有機能
  • 医療機関の受入可否返信機能
  • 受入可否返信結果の自動集計機能

かかりつけ産科医、県医療調整本部、母体搬送コーディネーター、周産期母子医療センターなどで情報共有されます。これにより、新型コロナウイルス感染妊産婦の入院調整業務に関する情報伝達・情報共有がより早く、正確に行えるようになる見込みです。

株式会社Smart119の代表取締役である中田孝明は、今回千葉県に向けて開発したシステムに関して、「もし他自治体においても同様のニーズがある場合、千葉県と同様に迅速にシステム提供する事が可能」と述べています。

◆Smart:DRの特徴

  • スタッフへの緊急連絡、安否確認
  • 緊急時の集合状況をリアルタイムに把握でき、最適な人員配置を支援
  • 医学的見地に基づいた健康管理情報を自動集計
  • 返信は、ワンクリックで完了でき、ログインが不要
  • 掲示板機能を有し、平時においても活用できる

◆Smart:DRウェブサイト https://smart119.biz/dr/

株式会社Smart119では一緒に働く仲間を募集しています
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