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ビジネスサイドとITの橋渡しをする「ITプランナー」。制約のない自由なポジションで戦略立案していく

クロス・マーケティンググループのシステム開発部で、エンジニアたちを統括している村越翔太。数々のプロジェクトを成功に導き、入社4年目でマネージャーに就任しています。

なぜ、彼は入社後にここまで成長することができたのか。村越へのインタビューを通じて、システム開発部の環境やカルチャー、部署内で今必要とされている「ITプランナー」の役割をご紹介します。


エンジニアが主体的に開発を進められる環境

ーー今までのキャリアについて教えてください。

村越翔太(以下、村越):大学時代は商学部で経営や簿記について学び、その後SIerに総合職で入社しています。エンジニアとして3年ほど受託開発にたずさわり、主に運用・保守の経験を経験しています。業務的には官公庁先のヘルプデスクや運用・保守などさまざまで、案件ごとに求められるスキルが毎回異なり、いろいろな開発言語やデータベースにたずさわりました。

村越翔太
システム開発部 マネージャー
大学卒業後、SIerに入社して官公庁のシステム開発・運用保守を担当。2017年クロス・マーケティンググループに入社し、アプリ開発に従事。2021年からマネージャー職を務めるようになり、日々の業務と並行して働きやすい環境づくりにも取り組んでいる。

ーー転職しようと思ったのはなぜですか?

村越:もっと多くの開発業務にたずさわり、新たなシステムやアーキテクチャを開発・設計していきたいと考えたからです。社内では、私の他に保守・運用業務を担当できる人員が見つからなかったため、開発部門への異動が難しい状況でした。それならば、もっといろいろな開発業務に取り組める環境の方がいいと思うようになり、転職活動をはじめました。

ーークロス・マーケティンググループを転職先に選んだのはなぜですか?

村越:働いているエンジニアの魅力で選びました。エージェント経由でクロス・マーケティンググループを知ったのですが、一次面接の担当者がエンジニアで、自分の価値観に合っていると感じました。事業会社だからこそ、ただつくりたいシステムをつくるのではなく、ビジネスサイドにもコミットしていく。開発サイドとビジネスサイドのバランスをしっかりと考える姿勢が、自分のなかのエンジニア像に近かったのです。主体的に開発を進められると感じて、クロス・マーケティンググループへの入社を決めました。


やりたいことが事業成長に繋がるように

ーー入社後、最初にたずさわったのはどんな仕事ですか?

村越:最初はアンケートシステムにたずさわりました。当社が総合的なマーケティング支援事業を展開していることもあり、アンケートシステムの開発にたずさわることも多くあります。それにともなって、業務改善に繋がるツール開発を依頼されるケースもあります。入社当時は基本的なシステム設計から一つずつ覚えていきました。

ーー前職の経験はどれくらい活かせましたか?

村越: PHPの素養は活かせましたが、他は一から覚えることも多かったです。前職はアプリ開発における改修・保守だったので、既につくられたもの、いわばテンプレートがあるなかでつくっていく作業がほとんどでした。入社してからは、当然ながら開発環境を用意する必要がありますし、サーバーにつないでログなども取得する必要があります。業務領域が広くなり、最初は戸惑うことも多かったですね。

ーーどのように普段の業務に慣れていったのですか?

村越:エンジニアの先輩がOJTで付いてくれたので、いろいろと質問しながら基本業務を覚えていきました。また、大型システムの開発にも参加し、実践的なことを学んでいきました。自分で調べて覚えていったこともありますが、まわりのメンバーから刺激を受けて習得したことも多いかもしれません。

2年目までは自分で言語を書き、サイトをまるごとつくることもありました。それまで部署内で使っていた言語以外の新たな開発言語についても、使ってみたいとマネージャーに提案し、採用してもらったこともあります。

ーーシステム開発部で今までどんな課題がありましたか?

村越:働いているエンジニアの定着率が低下した時期があったことです。それは重労働によるものではなく、それぞれのプロジェクトで個人の成長と会社の成長を一致させられなかったからだと思います。担当している案件の先に、自分の成長があるのかどうか。それを日々のコミュニケーションなどで明確に示せなかったことが、当時の課題だったと認識しています。

ーー4年目からマネージャーを務めていますが、当時の課題をどのように活かしていますか?

村越:それぞれのメンバーがやりたいことを実現し、それが会社の成長に繋がることを何よりも重視しています。例えば、メンバーをアサインする場面では、個々のWillを最大まで尊重するようにしています。プロジェクトによってはエンジニアに負荷がかかることもありますが、仕事へやりがいを感じられるようにチーム全体でサポートしていきます。


ITプランナーのポジションを新たに用意

ーーシステム開発部で求めているITプランナーの役割について教えてください。

村越:ITプランナーは、当社で新たに用意しているポジションです。クロス・マーケティンググループ全社の戦略を実現するため、ビジネスとITの橋渡しをお任せしたいと考えています。業務の効率化や生産性の向上にコミットしていただきます。

具体的な業務としては、技術やトレンドに基づいた新ビジネス・サービスの発見と戦略立案、さらには構想の実現やサービスの成長まで責任範囲は広いです。それらを実現するため、現場からの情報収集、ビジネスサイドへの提案、プロジェクト管理、エンジニアとの連携などが必要になってきます。企画の実現においては責任も発生しますが、事業課題の解決や新サービスを立案していくことで、IT企画の幅広い経験を積むことができます。

ーーITプランナーのポジションを新たに用意したのは、どんな背景があるのでしょうか?

村越:私たちはマーケティング事業を展開しており、アンケートシステムや営業管理の仕組みを維持するシステムを複数運用しているのですが、今後の効率的な管理方法など、将来的なビジョンを生み出せる人材がいませんでした。システム部で日々のシステム運用は問題なく行なっていますが、ビジネス目線で十分に考えることができなかったのです。

今までは、私や上長ができる範囲で対応していましたが、そうするとシステム開発者の視点がどうしても入ってくるのです。エンジニアとしてつくりやすさを優先してしまうので、現状の仕組みを脱却することが難しいと感じていました。そのため、ビジネス成長とのバランスを取りながら新たなアイデアを提案できる専任者を探すことで、当社の事業を大きく成長させられると考えました。

ーーITプランナーに期待していることは、どんなことですか?

村越:チャレンジングなポジションなので最初は少し苦労するかもしれませんが、当社における最初のITプランナーとして、最適な役割を一緒に定義していきたいと考えています。他のエンジニアの力を借りながら、リードエンジニアなどその先にいるメンバーとも円滑にコミュニケーションをとっていく必要があります。

その反面、新しいポジションなのでルールや縛りは一切ありません。技術的な課題があれば、外から優秀なエンジニアを連れてくることも可能です。ビジネスサイドを視野に入れながらも、挑戦したいこと、やりたいことを自由に提案していただけるとうれしいです。


トライ・アンド・エラーで自分のアイデアを実現

ーーどんな方がクロス・マーケティンググループに向いていると思いますか?

村越:ビジネスに照らし合わせて、「こんなサービスがあればいいのに」と新しいことを考え、提案できる方が向いていると思います。その後のプロセスでも、実現していく過程を楽しめる人が合っているかもしれません。挑戦をサポートする姿勢を持った会社なので、トライ・アンド・エラーを何度も繰り返しながら成長しようとする方に最適だと思います。

スキルセットでは、WEB系のエンジニアや開発経験しかない方であっても、プロダクトマネジメントやシステム開発に挑戦しようとする熱意があれば問題ありません。

ーー画期的なアイデアが思い浮かぶものの、それをかたちにできない方は?

村越:方法を具体化できていなくても、周囲のリードエンジニアや外部パートナーの力を借りて、実現に向かって動ければ問題ありません。優秀なエンジニアがそろっているので、アイデアを実現しやすい環境は整っていると思います。ただ、当社は事業会社なので実現可能性を説明する必要はあります。

ーー新たなメンバーと一緒に取り組みたいことはどんなことですか?

村越:力を貸していただきたいことは、いくつかあります。直近の課題でいうと例えば、営業における案件確認の仕組みです。今後10年、20年のスパンで考えたときに、現在の仕組み自体を見直すことも必要です。他にも、改善が必要なシステムは多いので、興味のあるところから自由に取り組んでいただければと思います。

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