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アニメ制作の裏側を語るインタビューシリーズ第2弾! 「アニメ制作の現場に欠かせないテクニカルの魅力とは?」

ダンデライオンの社員からリアルな声を聞くこのコーナー。第2弾は「テクニカル」特集です!

今回は、テクニカルユニットのリーダーを務める一方、アニメ制作部署全体を統括する西谷さんにお話を聞きました。

《プロフィール》

【西谷 浩人】映像制作室 室長兼テクニカルユニット リーダー

2007年7月入社。業界経験は25年。テクニカルユニットのリーダーを務めるかたわら、モデルユニット、アニメーションユニット、LOOK・コンポジットユニットなど映像制作部門を統括する室長として活躍中。

最新の知識で、キャラクターを動かす仕組みを作る

◆まずは入社までの経緯を教えてください。

これまでイベント映像やテレビアニメなど幅広い映像制作を手がけてきました。業界に入った当初はゼネラリストとしてスキルを培ってきましたが、ここ15年くらいは専業化が進み、リグやツール制作やトラブルシューティングなどのテクニカル面が作業のメインとなっています。

当社に入社したのは、以前同僚だった西川(当社代表)がダンデライオンを立ち上げるという話を聞き、声をかけてもらったのがきっかけです。

◆テクニカルってどんなお仕事なんですか?

簡単に言うと、キャラクターを動かす“仕組みづくり”です。モデリングやアニメーション、コンポジットなど各工程の現場から「こんなことがやりたい」という要望をもらって、実現できるようにサポートしています。

◆もう少し具体的に教えてもらえますか?

「ツール面でどんなアプローチをすれば手間がかからないか」などのアドバイスをすることが多いですね。絵づくりは各チームが専門に行っていますが、「もっとこうした方が楽だよ」と教えてあげることで、作業効率や品質の向上を支えています。

◆テクニカルってどんな面白さがあるのでしょう?

表に出る仕事ではないですが、実作業者から感謝の言葉をもらえるのは嬉しいですね。そのためにも、常に新しい情報やトレンドを追うことが大切です。ネットや海外の事例などに目を通して、「こんなやり方が最近出てきてるよ」と教えてあげて、実際にテストしてみたり。最新の技術を会社が取り入れるための重要なポジションでもあります。



◆これまでに思い出に残っている案件は?

「ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」でしょうか。

http://www.dlas.jp/works/nendai/2008%e5%b9%b4/

案件のCGディレクターが以前の会社からの先輩だったのですが、ヘルプで入った案件でなぜか最終カットの桜の木のコンポジット作業を一番最後までしていました(笑

経営陣と現場の橋渡し。なんでも相談に乗ります。

◆働く環境について。リモートワークってどんな風にやっていますか?

現状は、みんなリモートワークで働いています。もともとデジタルでのコミュニケーションツールは根付いていたので、リモートワークになってもやりとりはスムーズです。とはいえ、もう少しオンラインで話す場を作っていきたいとは考えています。

◆残業はどのように管理していますか?

基本的には各ユニットのリーダーが管理しており、私は上がってきた数字を見ています。もし残業時間が多ければ調整するよう指示を出しますし、それ以外のどんなことでも、現場からのリクエストに応えています。

例えば「この打ち合わせに出てほしい」とか各ユニット間の調整役も担うようなこともあります。現場のリーダーと経営陣の橋渡しをする立場として、「困ったことがあればなんでも相談して」というスタンスです。

若い人は、「こうなりたい」があるから成長できる。

◆ダンデライオンに興味を持っている方に向けて。どんな方と一緒に働きたいですか?

漠然と仕事をするだけではなく、「こうなりたい」というキャリアを描いている方だといいですね。もちろん入社してから面談もしますし、その都度、適性に合わせて「ここがあなたのいいところだよね」と長所を見つけ、方向性を示していくと思います。

でも、何よりもまず“ビジョンがある人”の方が成長しやすいんですよね。「こうしたい」「こうなりたい」と具体的に描いている人の方が、吸収力も高いです。

◆ダンデライオンではどんな成長ができますか?

当社は分業制をとっていますが、大手みたいに完全分業ではありません。専門外のことでもやろうと思えば、幅広いスキルが磨けます。例えばモデラーでもテクニカルなツールを作るなど、興味を持って学んだことを実務に活かせます。

◆ダンデライオンの「ここがオススメ」を教えてください!

一人ひとりが主体性を発揮でき、手を挙げればチャンスを掴めます。テクニカルでも、「この手法よくない?」と誰でも提案できますし、それが会社にメリットがある提案なら、積極的に取り入れます。社員の意見に耳を傾ける会社なので、ぜひ積極的にチャレンジしてください。

◆最後に。このインタビューを見ている方々にメッセージをお願いします。

どんな目標でも構いません。自分なりの「こうなりたい」を持っている方、ぜひダンデライオンで成長してください!


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