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アニメ制作の裏側を語るインタビューシリーズ第11弾! テクニカル「何を望むかをより深く理解し、解決に導く提案を!」

今回ご紹介させていただくテクニカルユニットの山中直樹さんは、前職はSE。
より開発がメインの業界からの転職をされてきた山中さんがどのようにご活躍されているかをご紹介いたします。

     山中直樹 <テクニカルディレクター>
     Web系開発エンジニアを5年経験の後、デジタルハリウッドにてCGを学び
     ダンデライオンに入社して6年が経つ。
     現在はテクニカルユニットのサブリーダーとして、
     リグのセットアップ、ツールの開発、システム関連に従事。

ー 現在はどのような案件を担当していますか?
アニメーション映画『SLAM DUNK スラムダンク』(タイトル未定)の案件です。
※公開時タイトル『THE FIRST SLAM DUNK』
主にツールの開発を行っています。
Maya等のソフトウェア用のツールに加え、このプロジェクトには多くの会社が関わっているので、
データのやり取りを円滑に行えるようなツールの開発やパイプラインの構築を行っています。

ー 仕事をする上で大切にしていること、こだわりはありますか?
依頼者のアーティストやクライアントが何をしたいのか、どういう結果を求めているのかをよく聞き、
それにかかる費用対効果が適切かを依頼者と共有しながら進める事は大切だと思っています。

ー 前職についてお聞かせください。どのようなお仕事をされていましたか?
業務用のWebアプリケーションの開発、運用をしていました。

ー 前職と現職の共通点などあれば(スクリプトや、仕事の考え方・進め方等)
使っているプログラミング言語(過去:主にJava → 現在:主にPython)は違いましたが、
1つでも習得していれば、わりとすんなり入っていけるなと感じました。
アプリケーションの開発も、リグのセットアップやツール開発も基本的には相手
(クライアント、デザイナーやPM)がいるのは共通なので、
その人から本当やりたいことを聞き出したり、もっと別の効率のいい方法を提案したり、
といったところは仕事が変わっても同じなのかなと思っています。

ー テクニカルの仕事の面白さ、やりがいについて教えてください?
SEの仕事もCGのTDも使う方のやりたい事のための作業という点は同じだと思うのですが、
SEの案件は、納品後にどのように役立っているか等の実感のない物も多かったのですが、
CG作業の場合は最終的に映像としてアウトプットされるので、
あそこで作成したリグやツールがこの映像に繋がっているという結果が目に見えてわかる
というのは分かり易く驚きます。


◇転職のきっかけとダンデライオンを志望した経緯を教えてください。
ー なぜCGをはじめようと思いましたか。
前職を始めたときに、まずは5年を区切りに仕事をしていました。
そろそろ転職をと考えていたちょうどその頃にアバターを見てCGってすごいっ!!と、
思ったのがきっかけでデジハリに入学をしました。

ー ダンデライオンへの応募のきっかけやきめ手など
アーティストとしては最初はアニメーター志望で何社かに応募していました。
ダンデライオンでもアニメーター志望での応募でしたが、
そちらではなくリグや開発はどうかと勧められました(笑)

ー これまでで思い出に残っている案件はありますか?
あかねさす少女(©Akanesasu Anime Project)ですね。
初めてTDを任されたので思い出に残っています。
あとから振り返ればもっとこうした方が良かったと思うところはありますが、
そういった反省点等が、その後の仕事に活きているかなとも思います。

    
ー 今後ダンデライオンで(だけでなくても)やってみたい事はありますか。
リグにすごく特化したアーティストとか、すごく高度な開発をするという特化した人は
他にいると思うので、SEとして勤めて得た、相手が何を望むかをより深く理解した上で、
開発期間と得られる効果やリスクなどの説明をしたり、どうアプローチすれば最適解か等、
リグも開発業務も扱ってきた自分だから出来るポジションを開拓していけたらいいなと
思っています。

ー 仕事をする上で「ダンデライオンのここがいい!」があれば教えてください。
ユニット内の関係性として、トップダウンで命令は絶対!!!というような雰囲気ではないので、
自分の考えを話せば、きちんと聞いてもらえますので、比較的話しやすいのではないかと思います。

ー 新しく入社する人に期待すること、「こんな人に来てほしい」など教えてください。
向上心があって、わからないことをすぐ調べたり人に聞いたりできる人ですかね。

ー 御社でどんな成長ができますか?(スキルアップやキャリアパスなど)
経験が浅くてもいろいろなことを任せてもらえるし、
やりたいことを伝える環境もあるので仕事をこなしながらどんどん成長できるかな
と思います。


◆働く環境面について教えてください。
ー 残業時間や残業の取り組み、リモートワーク、休日休暇、福利厚生など
基本リモートワークで週1回出社して作業しています。
残業や休日出勤はたまにありますが、代休も取れますし自分の裁量で調整もできるので
辛いとかはないです。
有給休暇も取りやすい環境かなと思います。

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