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「お客様にとって、いつも便利さと驚きがある店舗を目指して」店舗システム部・間宮愛幸

社会や経済が加速度的に変化する中で、コンビニにも変化が求められています。その活動を支えるシステムへの影響も例外ではなく、ファミリーマートではお客さまや店舗の声を聴きながら、システムを日々改善し続けています。

その役割を担っているのがシステム本部 店舗システム部。今回は店舗システム部でシステムエンジニアとして働く間宮さんに、これまでに取り組んできたことやファミリーマートの変化について伺いました。

学生時代から慣れ親しんだファミリーマートへ


間宮 愛幸(まみや よしゆき):システム本部 店舗システム部 店舗システム開発グループ、システムエンジニア。学生時代にファミリーマートでのアルバイトを経験。新卒でファミリーマートに入社。現在は店舗システムの開発、改修などに携わる。休日は、子どもの世話やゴルフをして過ごす。

――ファミリーマートに入社するまでの経緯を教えてください

学生の頃にファミリーマートでアルバイトしていたのがきっかけです。直営店でのアルバイトでしたので、そこに勤めている社員からの勧めもあり、入社を決めました。

ファミリーマートへの愛着はもちろん、組織の雰囲気や社員の働き方を間近で見ていたことも決め手になりましたね。

大学時代は理系の学部で、主にシステム開発について学んでいたこともあり、入社時の面談でもシステムの仕事を希望しました。

――現在はどんな業務を担当しているのですか?

私は現在、店舗システム部店舗システム開発グループに所属しています。他に同じ部内には「Famiポート」やスマホアプリを開発するサービス商材・ネットビジネス推進グループ、店舗システムを安定稼働させる業務を担当している店舗システム運用グループがあります。

その中でも私は、主にレジの開発を担当しています。レジはお客さまとの接点となり、またストアスタッフが最も使用する店舗システム機器である為、非常に重要なシステムです。

店舗システム開発グループは部内でも規模が大きく、協力会社の方を含めて14名ほどで構成されています。全員がシステム開発を担当します。ちなみに開発といっても、私たちが直接プログラミングするわけではありません。システム開発自体は、システムベンダーへ委託をしています。システムの仕様や改修箇所を取りまとめるのが私たちの仕事です。

店舗の現場からの意見を吸い上げ、より良いシステムを求めアップデートし続ける


――システムやレジには、どのような改修が施されるのでしょうか

レジやシステムの機能追加は、店舗からの要望が色濃く反映されています。直近では、レジの会計処理を改修しました。

改修事例をひとつご紹介しましょう。お客さまが1,000円分の買い物をするときに、ちょうど1,000円を支払ったとします。改修以前であれば、お会計金額とお客さまからお預かりした金額に差がなければストアスタッフは「1,000円」と打ち込むことなく会計ボタンを押して処理できました。お客さまをお待たせしないスピード接客の為にこのような仕組みになっておりましたが、これでは一万円札を千円札に見間違えた場合でもお会計できてしまいます。こういったミスが発生すると、お会計し直す際、お客さまに大きくご迷惑をお掛けしてしまいます。そこで、お釣りが発生しない場合も必ずお預かり金額を入力するよう改修しました。これにより、お会計時の入力ミスを減らすことに成功しました。

―システムは、どれくらいの頻度で改修や機能追加されるのでしょうか?

1か月に一度くらいは機能が更新されます。数年前は半期から四半期に一度程度の更新だったのですが、ここ最近はペースが上がってきていますね。コンビニで提供されるサービスが増えてきていることもありますが、2016年にサークルK・サンクスと統合したのも改修・機能追加が増えてきている大きな理由のひとつです。

統合にあたって、サークルK・サンクスの従業員の職場は、ファミリーマートに変わりました。レジひとつとっても、ファミリーマートと他社では機能や画面設計が異なりますから、更新しなければオペレーションが混乱する可能性があります。サークルK・サンクスのレジに備わっていた機能を整理しつつ、ファミリーマートの設計方針から考えて機能を精査し、更新する必要がありましたね。

人々のライフスタイルにも影響を与える。新しい風とともに変化するファミリーマート


――入社した頃と比べて、ファミリーマートが変化したことを教えてください

やはり、サークルK・サンクスとの統合が一番大きな変化だと思います。以前よりもチャレンジングな社風になったと思います。社内システムも刷新され、リモートワークも可能になりました。新しい風が吹いている感じですね。

店舗の立場に立ったシステム開発という点では、以前にも増して力を注いでいます。お客様相談室や加盟店からの要望は毎日グループ内で共有され、是正が必要なら直ちに改修に取り掛かります。

当然、私を取り巻いている環境も変化しています。私たちのグループにも、サークルK・サンクス出身の方はいますが、毎日刺激を受けていますよ。システムのアイデアや考え方がミックスされ、仕事の幅も広がりました。

――どんなところにやりがいを感じていますか?

店舗からの要望を直接伺うために、3か月に一度、大阪・東京の加盟店と意見交換する場を設けています。その際に、改修したシステムや追加した機能を高く評価していただけた時はやはり嬉しいですね。

「こういう機能を追加しようと思うんですが、いかがですか?」と、リリース予定の機能についてお伺いを立てることもありますし、開発に関わるうえで貴重な場になっています。

また、一部の店舗でセルフレジを導入した際は、SNSで「やっと導入された!」とか「レジに並ぶ時間が減った!」といったコメントが。ちょっとしたこととはいえ、お客様のライフスタイルに変化を与えられるのは、とてもやりがいがあります。多くの人に毎日利用されるコンビニなので、それだけ影響力もあると感じています。

バーコード決済を進め、キャッシュレス化でより便利なサービスを


――今後の目標を教えてください。

あくまで個人的な目標ですが、キャッシュレス化のプロジェクトにもっと関わっていければと思っています。

ファミリーマートでは現在、バーコード決済等の決済手段の拡充、電子マネーやクレジット専用のセルフレジの拡大展開を進めています。現在、店舗での現金決済比率は80%ほど。訪日観光客の増加や東京五輪を前に、今後は一層キャッシュレス化が求められるはずです。社会や金融システムの変化に合わせて、柔軟にサービスを展開していきたいですね。

――どんな人と一緒に仕事がしたいですか?

どこの企業にも言えることかもしれませんが、自分の信念をもって仕事に取り組める人です。やはり自分で考えて行動できる人ではないと、なかなか仕事を任せようとは思わないですしね。高い技術力や専門的知識よりも、自分の考えを持って判断できることが大切かなと私は思います。

あとは、相手の立場に立って業務を進められる人ですね。もちろん最初からは難しいと思いますが、お客さまや店舗と密接に関わるシステムの開発をするので、どの様な事を求められているのか相手の立場に立った考え方が出来る方であれば、なお良いかなと思います。

理系・文系問わず、自走できる熱意のある人にはぜひエントリーしてほしいですね。

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