建設業界には「残業が多く、休みが取りにくい」「現場の負担が大きい」というイメージが根強くあります。当社は、4年前にAMGホールディングスグループの一員となったことを機に、働き方や社内体制の見直しを進めてきました。25年以上施工管理に携わってきたFさんは、地元である久留米へのUターンを機に、株式会社川﨑ハウジングへ転職。前職との違いや、施工管理という仕事の具体的な内容について、率直にお話を伺いました。
Fさん
建築部施工管理課
建築業界でのキャリアは25年以上。前職では転勤で名古屋へ赴任し、施工管理を担当していた。地元・久留米への帰郷を考えるなかでハローワークの紹介を通じて株式会社川﨑ハウジングと出会い、中途入社2年目を迎える。安全管理・工程管理・原価管理など、施工管理業務全般を担当している。
名古屋から久留米へ、Uターン転職のきっかけ
──これまでのキャリアについて教えてください。
Fさん:建築業界で施工管理の仕事に携わって、25年以上になります。前職は福岡の会社に所属しながら名古屋へ転勤して、施工管理を担当していました。
──なるほど。久留米での転職はどのようなきっかけだったのでしょうか。
Fさん:もともと私は久留米出身で、両親も高齢になってきました。両親から地元に戻ってきてほしいと言われていたこともあり、最終的には地元に帰ろうと考えていたんです。
──川﨑ハウジングとの出会いはどのようなものだったのでしょうか。
Fさん:久留米に戻ってから、ハローワークで紹介されたのが応募のきっかけです。名古屋にいた頃から帰省のたびに川﨑ハウジングが家を建てているのを目にしていましたし、社名も知っていたので、一度見てみようと思いました。
──面接ではどのようなやりとりがあったのでしょうか。
Fさん:面接は支店長と主任にしていただいて、とにかく面接と社内の雰囲気がよかったのが印象に残っています。
ちょうど事務所の改装工事をしている最中で、社内も忙しい時期だったこともあり、私の25年の経験を即戦力として評価していただきました。
『来てもらえるならすぐにでもお願いしたい』という話になり、ほぼその場で入社が決まりました。木造・建売住宅というこれまでやってきた分野と重なる部分も多かったので、経験を生かせると思えたのも大きかったです。
──現在はどのようなお仕事を担当されていますか。
Fさん:施工管理として、建物の安全管理や工程管理、原価管理のための台帳作成などを担当しています。弊社は建売住宅を販売しており、私は主に建物の管理業務全般を管理する立場を担っています。
「残業100時間」から「ほぼゼロ」へ、労働環境の変化
──前職の労働環境は、どのような状況だったのでしょうか。
Fさん:残業は100時間を超えることもありましたし、休日出勤もしていました。代休は取らせてもらっていましたが、当時はそれが当たり前だと思っていて、疑問も持たずにいました。建築業界にいる人は、結構そういう感覚を持たれている方が多いんじゃないかと思います。
──川﨑ハウジングに入ってから、そのあたりの実感はどう変わりましたか。
Fさん:正直、ここまで残業がないとは思っていませんでした。休日もしっかり取らせてもらえていて、環境の違いに驚きましたね。もちろん月末や月締めのタイミングで原価管理の対応が必要になると多少残業することはありますが、基本的には残業がほとんどありません。
──残業がほとんどなくなり、プライベートの時間にも変化はありましたか。
Fさん:休みがしっかり取れるので、プライベートも充実しています。休日は普通に買い物に行ったり、地元に戻ってきたので同級生と飲みに行ったりもしていますね。前職では、プライベートの予定を立てること自体が難しかったので、そこは大きな違いです。
──業界では、業者との力関係で現場管理者が気を遣う場面もあると聞きます。川﨑ハウジングに来て感じる違いはありますか。
Fさん:川﨑ハウジングに来てからは、社内外を問わずみなさんが協力的に仕事を進めてくれるので驚きました。昔から付き合いのある業者さんが多いからかもしれませんが、何か問題があっても前向きに対応していただけるので、本当に助かっています。
外部の業者様との関係が良いのは、私が入社する前から丁寧に外部の業者の方と関わってきた証拠だと思います。プロフェッショナルの人材に対してのリスペクトがなければ、このような良好な関係性は構築できないはずです。
──同期や後輩など、他に建築業界で働く方たちの状況をどう見ていますか。
Fさん:正直、業界全体で見ると、土日も休めない、残業がすごく多いという状況で若手の方が辞めてしまうケースは多いと思います。やはり、人の入れ替わりが激しいとは感じますね。だからこそ、休みがしっかり取れる今の環境は、業界の中でも珍しい方だと思っています。
前日までに段取りを決める、施工管理という仕事の一日
──一日の業務の流れを教えてください。
Fさん:施工管理の仕事は、前日か前々日までにその日にやることを決めておくのが基本です。現場を巡回して大工さんと打ち合わせをしたり、資材の手配をしたりしながら、申請関係や台帳作成、請求書などの事務処理も進めます。
複数の現場を回るので、無駄な移動が出ないよう巡回ルートを組んで、早めに事務処理を終わらせて定時で帰るようにしています。
──忙しい時期はいつ頃でしょうか。
Fさん:月末や月締めのタイミングで、原価管理の対応が発生します。それから、着工棟数や引き渡し件数が重なる月も忙しくなりますね。四半期の節目や期末には引き渡しが集中して、完了検査や補修などの仕事が増える傾向があります。それでも、先に段取りを決めておけば慌てることもないので、ストレスなく仕事をこなせていると感じています。
──ITツールなどはどのように活用されていますか。
Fさん:ANDPAD(アンドパッド)というアプリを使っていて、現場の状況把握に役立っています。チャットでやり取りできますし、他の業者さんとも情報を周知しやすく、しっかり活用できていると思います。
前職でも似たようなツールはありましたが、社内で分からないことがあれば建築の責任者や現場の上長にすぐ相談でき、返事もすぐに返ってくるので、今の会社ならではの働きやすさだと感じます。
一生に一度の買い物だから、価格と品質のバランスにこだわる
──住宅の品質へのこだわりについて、感じていることはありますか。
Fさん:これまでローコスト住宅から、大手ハウスメーカーの高価格帯住宅まで、いろいろな現場を経験してきました。その中で言うと、川﨑ハウジングの住宅は、作り手として自信を持ってお客様に勧められる建物です。
買っていただいた方に『この家でよかった』と思ってもらえるものを作りたい。そこはずっと変わらないですね。
──社内では、どのような連携をとりながら家づくりを進めているのでしょうか。
Fさん:人数が少ないこともあって、営業も含めて全員で情報を共有しています。同じ目的に向かって、ベクトルが揃っている感覚があるんです。前の会社では、営業と建築はあまり仲が良くないというイメージがありましたが、川﨑ハウジングに来てからはそこも違いましたね。図面どおりに建てて終わりではなく、売る側の視点も聞きながら進められるので、結果として建物の質にもつながっていると思います。
──若手の育成については、どのようなことを意識されていますか。
Fさん:自分の経験や知識はできるだけ伝えたいと思っていますが、今の時代はハラスメントにも気をつけないといけないので、言葉の選び方には気を使っています。
住宅の施工管理は、覚えることも多く、案件を担当しながら学んでいくことも多いので、新卒や経験の浅いメンバーの育成は簡単ではないというのが実感です。ですが、真面目でコツコツ取り組める人であれば周りが見てくれていますし、成長しやすい環境だと思います。
──建設業界への転職を考えている方へ、メッセージをお願いします。
Fさん:建設業界は残業が多い、休みが取りにくいというイメージがまだ根強いと思いますが、弊社に関してはそのイメージとは違います。
話を聞いてみて損はないと思うので、まずは安心して話を聞いてみてください。建売住宅という点も、施主との頻繁な打ち合わせが少ない分、現場のことを覚えやすい環境だと思います。真面目で素直に取り組める方であれば、きっと力を発揮できるはずです。