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イェール大学生が日本のスタートアップでインターンをしてみた結果・・・

こんにちは、株式会社400Fでインターン中の本間遼太郎です。この記事では私がインターンとしてどのようなことを感じたかを共有していきます。

まずは簡単な自己紹介です。

【自己紹介】
2020年に開成高校を卒業後、公益財団法人柳井正財団の奨学生として、合計約4000万円の奨学金をいただき、米国イェール大学 (Yale University)にClass of 2024 (2024年に卒業予定)として入学。大学では主に経済と数学、データサイエンスなどを勉強中。趣味は言語学習(中国語、イタリア語)、洋楽鑑賞 (Rap, Reggaetón, Alternative Rock)、地図を見ること、筋トレ、サウナなど。

インターン先の400Fとはどんな会社?

まずは400Fが提供するサービス「お金の健康診断」に関して簡単に紹介します。
「お金の健康診断」とは、お金に関する様々な悩みを抱えるユーザーがオンライン上でお金の専門家に無料で相談できるプラットフォームです。

家計状況や家族構成などの基本的な情報を入力することで、家計の健全度を診断することができます。その後、各個人の家計の問題点や悩みに対してお金の専門家からチャット上でアドバイスをもらうことができ、必要に応じてチャット上で専門家に相談することができます。
お金の悩みを抱える人と、その悩みを解決できる専門家がマッチングできるWEBサービスになります。

「お金の不安」には「お金の健康診断」という想起を醸成し、日本最大の「出会いによって解決」が創出がされるプラットフォームとすることを目指しています。

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400Fでインターンをすることになった経緯

自分はいま、大学一年生の夏休みです。インターンをする以外にも大学で研究したり、授業を取ったりという選択肢もありました。
その中でもあえてインターンをしたいと決めた理由は、これまでの受験や大学での生活では味わえないような責任感を味わいたかったからです。

大学生になると、都内で様々な企業がインターン生を募集していましたが、インターン生として既に用意されているタスクがあってそれをこなしていくという生活よりは、あえてインターン生を募集していない企業や、興味のある企業で働くことによって社員とともにある目標に向かって道を開拓していき、突っ走りたかったからです。

そこで、知人の紹介で株式会社400FのCEOの中村仁さんと出会い、「400Fでインターン生というよりも一社員として働くとともに、あえて興味分野を最初から絞らずに様々なFinTech会社のCEOと対談して金融の様々な面を知って視野を広くして欲しい」という言葉に惹かれ、夏休みの2ヶ月間を400Fでインターンさせていただくことにしました。

インターンで何を達成したかったのか

今年の4月頃にインターン先を探していた頃、résuméではこう書きました。

Seeking summer internship opportunities that can enhance my qualitative and quantitative analysis skills on research and those that allow me to gain exposure to the complexities of the real-world.

夏のインターンで定量及び定性的な分析力をつけると同時に、実社会のことをより深く理解したかったのです。具体的には以下のようなスキルの向上を目指していました。

・定量的、定性的な分析力英語力以外にも実際に仕事で使える能力
・仲間と一緒に目標に向かって自分で優先事項の高いこと低いことを決めてアクションに移していく能力
・仕事上のコミュニケーション能力

以上のことを達成して将来につなげられればなと思っていました。

インターンでは具体的に何を行ったのか?その結果は?

このインターンを通して定量的な分析能力がついたのはもちろん、優先度の高い目標から逆算して、仮説を立て、様々なデータベースからそれに必要なデータを取り出し分析結果をまとめる力をつけることができました。
また、メンバーと齟齬が生じないように自分の思考プロセスをまとめ、共有する力を身につけることができました。

具体的には以下のようなことを行いました。

・400Fが提供しているサービスを深いレベルまで理解する
・SQLやDBの仕組みについて基礎的なところから習得
・MySQL、Google BigQuery、Microsoft Excelなどを利用して定量的な分析を行い、様々なダッシュボードにデータをまとめる
・チャット内容をテンポ、内容、キーワード、構成、順序などの観点から分析して結果をまとめる
・OKR(Objectives and Key Results)を利用した目標達成の管理
・OKRの目標通りの数値にいってなかったり数字が落ちていたりした場合、その原因となりうるものをあぶり出し、関連するデータをRedashで出し、Excel, SQLで分析した結果のアウトプットのまとめ
・同じFingateに拠点を置いているFinTech企業(ありあけキャピタル, Blockchain Hub, Alpaca Japan, 平和不動産, justincase, InvestmentLab, 金融庁, Crowd Credit)のCEOの方々との対談

SQLを一切扱ったことがない状態から関数を覚えたり、様々な状況で応用できるテクニックなどを習得し、抽出したいデータを様々なデータベースから出せるようになり、達成感を覚えました。
また、なぜこの週に登録者が減ったのか、なぜこのチャットはアポイントが取れているのか(またはアポイントが取れていないのか)など、要因が無限にあるように見える課題に対して、根拠に基づいた仮説を立てるのは難解でしたが非常にやりがいを感じました。

インターンを通じて自分が感じたこと

インターンを通じてこれまでの受験や大学の授業などとは違い、自分だけで仕事をしているのではなく、仲間と一緒同じ目標に向かっていっているということを一番実感しました。

このためには結果を共有する際は「自分の思考プロセスをまとめる力」や「無駄な話を省くことの大切さ」に気づかされました。ミーティングの時間はなるべく短くして、伝えたい用件は簡潔に伝えるとともに趣味や日常に関する雑談を交えることによってより社員とつながることができてモチベーションを保つことができることにも気付きました。

また、データ分析をするに当たって注意しなければならなかった点が目先のデータだけをみて分析するのではなく、目標を持って、「ここの数字を見ることによって目標にどう近くのか」といことを常に自問自答しながら進めていくことで脱線してしまわないことの重要さを感じました。

さらにお客様の信頼と支持を得るためには、もちろん新しいことに挑戦していくのも大事ですが、返信を早くする、チャットは上から目線でなく悩みに寄り添う形でおこなう、サポート体制をしっかり行うなど当たり前のことを当たり前のように、礼儀正しく行っていくことの重要性に気がつきました。

最後に

時折日本の知り合いなどから「インターンは意識の高い大学生たちが安い時給で働いてくれるので企業にとっては好都合だ」と耳にすることがあります。
しかし、400Fでのインターンを通じて私自身全くそう思わず、むしろまだ社会に出ていなくて経験不足だったため迷惑をかけてしまった部分があり、そこから成長できた自分がいると思います。まだ会社が成長段階で採用などもあまり行っていない中インターン生を快く迎えてくださり丁寧に指導して下さって感謝しかないです。(個人的に)真面目でかつ気さくな一緒のチームのメンバーと共通の趣味や雑談を通じて仲良くなれたのも嬉しいです。

400Fでのインターンで得られた経験やスキルを大学での授業やアメリカもしくは日本で金融系やテック系のインターンする際に活かして活躍し、恩返ししたいです。それまで待っててください!

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