福岡市中央区天神に本社を置き、九州の法人・個人・経営者のお客様に対し、「お金」に関するサポートをしているアーリークロスグループ。

昨年の夏から長期学生インターンシップ制度を開始し、現在、2期生（2024年3月卒業予定の方）を募集しています。

今回は、1期生（2023年3月卒業予定者）の花田さん、長岡さん、今道さん、冨里さんの4名に、弊社インターンの仕事内容やそこでの学びについてお話を伺いました！

インターンのみなさんは、普段、財務支援部というお客様の経理代行を担当する部署で働いてくれていますが、入社後、一番はじめに行ったのは、どんな業務ですか？

花田：お客様からお預かりした経理の資料をスキャンしたり、ファイリングしたりするところからスタートしました。一口にスキャンやファイリングといっても、お客様の毎月の作業のほかに、年末調整や確定申告などスポットでの作業もあり、それぞれの手順を覚えるのは面白かったです。

また、アーリークロスでは、それぞれの作業に「標準時間」といって、「これくらいの時間で終わらせましょうね」という目安が設定されています。はじめのうちは時間をオーバーしていたのですが、徐々に早く終わらせられるようになり、時間配分のスキルやスピード感覚が身に付いたと思います。

最近は、どんな業務をしていますか？

長岡：指導係の社員の方のアシスタントとして、クラウド会計ソフトを用いた入力や仕訳を行っています。

はじめはソフトの使い方についてレクチャーを受け、その後すぐに一連の流れを実際に任せていただきました。「いきなり！？」と驚きましたが、社内にはきちんとマニュアルがあって、どんな手順で行えばよいかが分かるようになっています。また、実際にやってみて、つまずいたときには、指導係の方が丁寧に教えてくださるので、初めてでも何とか完了させることができました。

今道：会計ソフトは簿記の知識がない人でも、ある程度のことであればできるようになっているので、そこはあまり問題ありませんでした。

簿記というよりはソフトの使い方で「こんなときどうすればいいんだっけ？」とつまずくことの方が多いですね。

でも、長岡さんのいう通り、指導係の方は本当に丁寧に教えてくださいます。実践あるのみだなと思うので、大学生のうちから経験を積めるのはとても有難いです。

「簿記の知識がない人」でもということですが、みなさんは日商簿記2級を持っていますよね？知識や資格は必要だと思いますか？

冨里：あるに越したことはないと思いますが、インターンの業務であれば、日商簿記3級に合格しているか勉強中の人でも大丈夫だと思います。貸方・借方や勘定科目がわかれば充分です。

今道：私も、3級勉強中の方でもチャレンジできると思います。ただ、持っている知識やスキルに応じて任せていただける業務は変わってくると思うので、勉強する姿勢はマストかな、と。

インターンのメンバーも、社員の方も、向上心のある人が多い職場なので、勉強へのモチベーションは高まります！実務とあわせて日商簿記2級や税理士試験にチャレンジしたい人にはおすすめの環境です。

財務支援部でのインターンを通して、面白いと思ったことや成長したと感じる部分はありますか？

花田：数字を積み上げていく作業はパズルみたいで面白いと思います。

長岡：簿記の勉強中には問題文でしか見たことのなかったお金のやりとりについて、領収書や請求書といった実際の書類を読み解くところからスタートできるのも面白いです！

また、ここ数日は感染症拡大の影響で、指導係の社員の方が在宅勤務となり、遠隔で指示をもらったり質問をしたりすることがあるのですが、チャットの指示だけでも一連の流れを進められるようになっていて、自身の成長を感じました。

財務支援部での通常業務のほかにも、インターンのためだけの勉強会や他部署での業務体験などに参加してくれましたよね。印象に残っているものはありますか？

冨里：私は1月に開催された「確定申告書作成勉強会」が印象に残っています。実際のモデルケースをもとに申告書を作成する実践的な勉強会でした。

全く知識がない状態からのスタートでしたが、「確定申告が必要なのはどんな人か？」というオリエンテーションから始まり、最終的には「なぜこの分類になるのか」「なぜこれは非課税なのか」など、背景も含めて教えていただき、たった5時間とは思えない濃い内容でした。

今道：私は、お客様からのご相談対応やご提案を行う経営支援部で、若手社員の方のロールプレイ（以下、ロープレ）を見学させていただいたことが印象に残っています。

アーリークロスでは、上司にお客様役をやってもらい、実際の面談の練習をするロープレが日常的に行われています。私は、既存のお客様に、節税対策をご提案するという練習を見学しました。その中で、社員の方が法人化のメリットとデメリットを説明されていたのですが、デメリットに対し、対策までしっかりと準備して提案されていたのを見て、事前準備と日々の勉強の積み重ねの重要性を感じました。

冨里：私もロープレを見学しました。私が見学したのは、既存のお客様に試算表の説明をするという設定でした。

試算表について説明するためには、どの数字がどこからきているかを理解する必要があり、普段の財務支援部での数字を作っていく業務がこんな風につながっているのだと発見がありました。お客様にお渡しする「商品」を作っているという責任の重みを感じました。

また、ロープレの終わりに、「最近は異業種とのM&Aを検討されるお客様もいるから、特定の業界だけでなく、さまざまな業界について好奇心を持とう」とアドバイスを頂き、簿記や税務のことだけでなく、世の中のあらゆることに対してアンテナを高くしたいと思いました。

花田：私は相続・承継支援部で1か月間と総務部でも2～3日間、業務を体験させていただきました。

相続・承継支援部は、相続税・贈与税の申告や事業承継の支援をしている部署です。その中で驚いたのは、遺言書など、時代を生き抜いてこられた方の生きざまを感じられる資料があったことです。人の一生に関わる仕事なのだと感じました。

また、総務部は社員が働く環境や仕組みを整えている部署ですが、電話応対や受付業務、顧客マスタへのデータ入力作業などを体験させていただきました。

ビジネスでの電話は初めてで、最初に「もしもし」と言ってしまって……。総務部の方から、「ビジネスでは使わないんだよ」と教えていただきました(笑) 専門スキルだけでなくこうした社会人マナーを学べるのも嬉しいです。

長岡：それは、私も思います！

アーリークロスではチャットでのやりとりが中心なのですが、社員の方たちが短い文章で端的に質問や報告をされているのを見ると、本当に勉強になります。私も相手に伝わりやすい文章を送信できるように、社員の方たちの言い回しはどんどん真似するようにしています。インターンをする前と後で、語彙がものすごく増えました。

会計業務を基本としながら様々な部署での経験を積み、みなさんが成長しているのだとわかりました。

最後に、長期インターンに応募をしようか検討している後輩のみなさんへ、メッセージをお願いします。

冨里：インターンをする前は税理士事務所ってカタいイメージがありましたが、アーリークロスは本当に面白い人が多いです！わからないことは優しく教えてくださるので、不安に思いすぎず、気軽に応募してみてください。

花田：良い人が多いというのは私も感じます！それから、代表の小西さんをはじめ、30代が中心の組織なので勢いがあります。代表や部長との距離が近いのも嬉しいです。みなさん、たくさん話しかけてくださいます。もちろん、私も後輩として入ってきてくださった方には、どんどん話しかけます(笑)

今道：「迷ったら行動」です！このインターンはやって損することは絶対にありません。学生のうちに経験を積めるだけでも有難いのに、アルバイトとしてお給料までもらうことができます。まずは応募してみてください！

長岡：中には、「もう少し勉強してからの方がいいかな」「周りのレベルが高そうでついていけるか不安」といった理由で、応募を躊躇されている方もいらっしゃるかもしれませんが、「思い立った時がはじめ時」です！簿記の勉強もインターンも、スタートラインはみんな同じなので、今から始めれば、充分追いつくことができます。学歴は関係ないです！とにかくやると決めたらやる！そのスピードの方が大事だと思います。