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建設現場と工場メーカーの間に入る“翻訳”という仕事とは?|BALLASをバラすvol.1

町工場3代目という安定を捨て、BALLASに共同創業者として参画した大川。大川にとって、営業とは“翻訳”なのだという。業界経験がある営業として奔走する大川が、具体的な業務やそのやりがいについて話していく。

―前職について教えてください

祖父が創業した金属加工の町工場で、12年ほど働いていました。溶接や機械オペレーターを経て、営業、そして経営全般に関わっていました。仕事に慣れてきた頃に気づいたのは、多くの町工場が自転車操業で資金面に問題があること。職人の後継者不足に悩むのも、低賃金が大きな原因の一つだと思っています。父の背中を見て育ち、職人に憧れるからこそ、このままではいけないという危機感をもっていたんです。そんなとき、BALLASの掲げる「建設業を最適化し、人々を幸せに」というミッションに共感し、創業に携わることを決めました。

―やはり建設業界がお好きなんですね

そうですね、この業界の魅力は、製作に携わったものがカタチとしてちゃんと見えること、そして何十年も長く残ることだなあと思っています。修繕など手をかけていくことで、私たちの寿命以上に何百年と生き続けるのも、とても魅力的です。自分の仕事を家族や友人に見てもらうなど、人と共有できるのも素敵だなと思います。

―実際どのような業務をされているのですか?

「建設に必要な部材を製作する」業務でしょうか。基本的には部材製作の依頼をいただき最適な工場で製作する、という流れなんですが、建設現場で採寸して、その場で手書きした状態で依頼されることもあるんです。それの良し悪しはさておき、そのまま工場メーカーに製作依頼することは難しいので、どのような意図でこの形状になっているのかを汲み取った上で、自分で図面を起こして工場メーカーへ発注します。どうしたら加工しやすいか、どうやって機能性を高めるか。建設現場と工場メーカーの双方を考えながら図面にしていくんです相手の期待する以上のものに変換し、両者が理解しやすくする。この“翻訳”を通じて双方にとっての利益を作っていくことが私の仕事です。


左:建設現場からの依頼 
右:依頼をもとに起こした図面

―やりがいを感じるのはどのようなとき?

そうですね、嬉しいことは日々ありますが、やはり“翻訳”がうまくいったとき、でしょうか。常に建設現場、工場の両方にプラスになるように考える、伝える。町工場での職人経験があるからこそ、できることがある、変えていけると信じています。

また、この“翻訳”という仕事によって、建設現場も工場メーカーもそれぞれの得意分野にしっかりと注力できる状態にすることも、やりがいの一つですね。注力できるからこそ、クオリティ・スピードも上がり、ひいては生産性向上に繋がっていく。そしてこの仕事を通じて、いずれ職人さんたちの地位向上につなげていきたいと思っています。


―BALLASに入社希望の方へメッセージをお願いします

家業を離れ、新しいことに挑戦したいとBALLASに参画しました。それからというもの、人とのつながりが格段に広がり、毎日たくさんの刺激を受けていますし、建設現場や工場メーカーなど関わる人たちの笑顔に触れたときは何にも変え難い大きな喜びになります。BALLASは、新しいことに挑戦したい方、自分のやりたいことを追求したい方にはぴったりの場所。いつでもお待ちしています。

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