こんにちは!DX開発事業部の北澤です。
KDDIアイレットのDX開発事業部では、現在プロジェクトの約7〜8割が生成 AI を活用した案件であり、「AI ドリブンカンパニーへのシフト」を事業部戦略のど真ん中に掲げています。
面談で候補者の皆さまからよくいただくのが、「お客様に AI を提供するだけでなく、自分たちの開発現場(ワークフロー)ではどう AI を使っているの?」というご質問です。
今回は、エンジニアやPMが「AI をどのように使い倒しているのか」、DX開発事業部のリアルな開発ワークフローを大公開します!
🚀 AI駆動なワークフロー
1. 提案フェーズ:「動くデモ」でスムーズな認識合わせ
従来のシステム開発で最も時間がかかっていたクライアントと「作りたいもののイメージ(解像度)を合わせること」。 DX開発事業部では、提案の段階から生成 AI をフル活用しています。
「言葉」だけでなく「動くもの」で認識合わせ
生成 AI を利用して「動くデモ(プロトタイプ)」をスピーディに作成し、早い段階でお客様とイメージを共有するのがKDDIアイレット流。
「スモールスタート・クイックウィン」の実現
初期フェーズで「これならいける!」という手応えや解像度をお客様と共有できるため、手戻りの少ないスムーズなプロジェクト進行を実現しています。
エンジニアへのメリット
「要件通りに作ったのに、納品直前でひっくり返る」という悲劇を防ぎ、本質的な開発に集中できる環境を作っています。
2. 開発・分析フェーズ:作業は AI に、思考は人間に
DX開発事業部では、AI にコードを書かせることはもはや通過点です。「コードを書くこと自体」を目的化せず、AI を「頼れる相棒」として扱い、エンジニアがより高次なフェーズで本領を発揮できるワークフローを構築しています。
AI による作業の自動化
DX開発事業部では、コードの一次レビューや要件整理、工数見積もりなど、開発プロセスのさまざまな場面で AI を積極的に活用しています。
例えば、要件定義では雛形(フォーマット)やサンプルを整備し、会議内容や要望をもとに AI を活用して初稿を高速作成。さらに、「フォーマット通りに記載されているか」「過去のコメントや他機能の要件と矛盾がないか」といった観点で AI が横断的にチェックし、人間が最終レビューを行うことで品質を担保しています。
また、要件定義完了後の工数見積もりに AI を活用した事例もあり、共通プロンプトを用いて設計・開発・テストに必要な工数を算出することで、見積もり精度とスピードの向上を実現しました。
このように単純作業、確認業務を自動化・効率化することで、エンジニアが本質的な設計や課題解決に集中できる環境を作り、圧倒的な開発スピードと品質向上につなげています。
エンジニアは「高度な設計・判断」に本領を発揮
AI に定型作業を任せられることで、人間は「本質的な課題は何か」「AI を使ってどうビジネス価値につなげるか」といった、より高度な設計や意思決定に集中できる環境を作っています。 単に「何を作るか」ではなく、「なぜ作るのか」という視点で課題に向き合えることで、お客様の本質的な課題解決に貢献できます。
🛠 トレンド技術を柔軟に取り入れる開発文化
Claude Code や GitHub Copilot などの生成 AI ツールも、開発現場で積極的に活用しています。コード生成やレビュー補助、調査、ドキュメント作成まで、AI を前提とした開発スタイルが日常的に浸透しています。
また、特定のツールに限定せず「効果がある」と感じた技術や AI ツールを現場主導で柔軟に取り入れていく文化があるのも特徴です。既存の技術に縛られず、柔軟にボトムアップで提案することができます。
エンジニア自身が「業務効率化や品質向上につながる」と感じたツールや活用方法を検証し、そのノウハウを事業部内へ共有・展開しながら、開発ワークフローを継続的にアップデートしています。
🏢 社内環境:全社で「Google Agentspace」をフル活用!社内 DX も爆速
お客様の DX を支援する私たちが、アナログな働き方をしていては説得力がありません。KDDIアイレットでは、自社業務の DX や効率化にも本気で取り組んでいます。
従業員1,300人超に「Google Agentspace」を全社導入
「社内規定」から「過去の技術ナレッジ」まで、AI に聞けば数秒で解決できる環境が整っており、エンジニアが開発に集中できる体制を構築しています。
24時間対応の生成 AI チャットボットによる業務効率化
自社業務の DX 事例として、新卒採用ページ(外部の応募者・学生向け)に24時間対応可能な生成 AI チャットボットを導入しました。ハルシネーション(誤情報)を防ぐ仕組みを構築し、担当者の対応工数の大幅削減とユーザーの利便性向上を実現しています。
💡実際の事例:お客様の事業課題も AI で解決
自分たちで使い倒して得たノウハウは、そのままお客様への価値提供に直結します。 Google Cloud や Gemini Enterprise Agent Platform(旧Vertex AI)、Gemini といった最先端技術を活用し、以下のような社会実装をリードしています。
カラオケリクエスト集計の大幅改善
Gemini モデル を活用し、手作業で行っていた膨大なリクエストデータの名寄せ・集計を自動化。
大手放送局の社内マニュアル AI 化
数千名のスタッフが使う膨大なドキュメントを、生成AI チャットボットで瞬時に検索可能に。
建設コンサルタントの資料作成支援
RAG 技術を活用し、ハルシネーション(誤情報)を防ぎながら、専門的な情報収集とテキスト生成を自動化。
🌟「AI に使われる」のではなく「AI を使いこなす」側へ
KDDIアイレットのDX開発事業部では、AI は「特別な魔法」ではなく、日々のワークフローに溶け込んだ「強力な相棒」です。
- 「最新の生成 AI を開発プロセスに組み込み、生産性を向上させたい」
- 「AI を活用して、顧客の本質的な課題解決(コンサルティング〜実装)に踏み込みたい」
そんな想いをお持ちの方、私たちと一緒に「AI 駆動」な開発の最前線を走りませんか? 少しでも興味を持っていただけたら、まずは「話を聞きに行きたい」ボタンから、カジュアルにお話ししましょう!ご応募お待ちしております!
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