こんにちは!
アイクリスタル株式会社の採用担当です。
アイクリスタルには、現在10名の博士人材が在籍しており、それぞれがこれまで培ってきた専門性や経験を活かしながら、様々な分野で活躍しています。
今回は、博士後期課程修了後、半導体製造の現場に携わり、現在はプロセスインフォマティクスを通じて製造業の課題解決に取り組む原さんに、異分野へ挑戦したきっかけや、現在の業務内容、仕事のやりがいについてお話していただきました。
アイクリスタルでの働き方や、これまでの経験を活かせる環境について知っていただける内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【プロフィール】
最終学歴:宇都宮大学大学院 工学研究科 システム創成工学専攻 (博士後期課程)
職 歴:通信系 製造業
出 身:福岡県、埼玉県
趣 味: 散歩、旅行、飲酒
◇前職でやっていたこと
前職では、最先端半導体製造に用いられるEUV(極端紫外線)リソグラフィ向けの光学部品の製造に携わっていました。
主な業務は、EUVを反射する多層膜鏡(MLM)の成膜です。マグネトロンスパッタリングを用いて、オングストローム(Å)オーダーで膜厚を調整しながら製造を行っていました。商材によっては成膜に1日以上かかることもあり、ターゲットの消耗や装置の状況、スケジュールなど、多数のパラメーターを管理しながら進めていました。
成膜後は、X線反射率(XRR)法を用いて膜厚を確認していました。また、製造現場での製造や不具合対応、マスクの調整にも携わり、オングストローム以下の調整方法について議論しながら業務を進めていました。
さらに、光学フィルターの安定製造に向けた開発にも携わり、膜応力による強度を考慮しながら調整を行っていました。
◇アイクリスタルに興味を持ったきっかけと、入社を決めた理由
前職の製造現場では、多数のパラメーターを調整・最適化しながら、現場に寄り添った課題解決に取り組む必要があると感じていました。
一方で、日々の製造スケジュールに追われる中で、課題解決に必要な知識や技術を一から深く学ぶには、時間的な限界もありました。
そうした課題意識を持って技術調査を進める中で、プロセスインフォマティクスによって製造現場の課題解決に取り組む当社を知り、興味を持ちました。
自身が製造現場で感じてきた課題と向き合いながら、プロセスインフォマティクスの技術や考え方を実践的に学び、現場に新たな価値を届けられる人材になりたいと考え、入社を決めました。

◇今任されている業務
ソリューション事業部という部署に所属しており、中でも素材を主に扱うような製造現場での課題解決を行う業務に携わっております。
また前職の経験を活かした半導体プロセスの課題解決のプロジェクトに関わることもあります。
◇アイクリスタルに入社してよかったこと
これまで携わってきた分野とは大きく異なる分野に挑戦できていることが、この会社に入社してよかったと感じる点です。
インフォマティクス分野も、最初は潜在空間やベイズ推論など聞き慣れない技術や言葉に戸惑うこともありましたが、実際のプロジェクトを通して少しずつ理解を深め、多様な製造現場の技術課題に向き合えるようになりました。
◇アイクリスタルで働く魅力や、やりがいを感じる瞬間
私は、すべてのプロジェクトはデータを理解することから始まると考えています。
お客様にとっては当たり前のことでも、異なる分野出身の私は初めて知ることが多くあります。
だからこそ、まずはデータや業務への理解を深めることを大切にしています。
プロセスインフォマティクスには、「プロセス」と「インフォマティクス」という2つの側面から課題を解決できる面白さがあります。
プロセスの初心者・初学者だからこその視点で現場の当たり前を問い直し、現場で抱える課題を引き出すことができます。
また、インフォマティクスの視点からは、現場では言葉として表現されていなかった暗黙知を言語化し、新たな気づきや課題解決につなげられる点も魅力です。
ヒアリングや打ち合わせを通じて、短時間でお客様と同じ目線に立ち、課題解決に向けた議論ができるようになる瞬間に、この仕事ならではのやりがいを感じています。
◇入社前と入社後のギャップがあれば
入社前は機械学習の書籍を数多く購入し、一通り目を通して勉強していました。
しかし、実際に入社してみると、専門用語に追いつくことがやっとだったことを覚えています。
この分野は技術の進歩が非常に速く、勉強していた書籍の中には、すでに情報が古くなっていたものもありました。そのため、書籍から知識を得るだけではなく、実際の製造現場やデータに触れながら学ぶことの重要性を強く実感しました。
◇博士人材へのメッセージ
博士課程では、一つの分野を深く掘り下げ、徹底的に理解する力が求められます。
そのため、新しい分野に挑戦したときには、専門分野との違いに戸惑い、思うように理解が進まず苦労することもあるかもしれません。
しかし、博士人材には「深く理解するための学び方」を身につけているという大きな強みがあります。
時間はかかるかもしれませんが、表面上の理解に留まらず、着実に深い理解を目指して邁進されれば、どんな分野の方にも尊敬の念を抱かれることでしょう。
博士課程で培った「本質を理解する力」は、専門分野はもちろん、異分野への挑戦やビジネス、人材育成など、さまざまな場面で大きな武器になります。皆さんがそれぞれのフィールドで活躍されることを心から期待しています。
◇応募を検討している人へのメッセージ
就職や配属を機に、大学や大学院で学んできた専門分野とは異なる業務に携わる方は少なくありません。
ここに大きなギャップがあり、いわゆる勉強と現場のギャップに繋がるところだと私は感じています。
このギャップを系統的に繋げていく技術の一つがインフォマティクスであり、データを整理し、多角的に分析することで、現象の理解を深める可能性を秘めていると思っています。
ぜひ一緒に、技術の底上げ・深化を議論し、製造業を更に活性化させていきましょう。
◇これからの目標など
自分がこれまで挑戦できていなかったところにもチャレンジしていく所存です。
原さん、お忙しいところインタビューに答えていただき、ありがとうございました!
博士課程や、半導体製造の現場で培った専門知識をもとに、現在はプロセスインフォマティクスという新たな領域で製造業の課題解決に挑む原さん。
異なる分野に挑戦する中で得た「初心者・初学者だからこそ気づける視点」と、博士課程で培った「本質を理解する力」を掛け合わせることで、アイクリスタルでも新たな価値を生み出してくれています。
専門分野を超えて挑戦することは、これまでの経験を手放すことではなく、新しい形で活かし広げていくことでもあります。
アイクリスタルには、これまで培ってきた専門性を土台に、新しい領域に挑戦しながら成長できる環境があるということが伝わっていれば幸いです。
また、撮影やインタビュー中は、色々楽しくお話させていただきました!
中でも、前職の時にはディズニーランドの年間パスを購入して毎週通っていたけど、全然キャラクターに興味がないという原さんらしいエピソードが印象的でした🤣
ハウステンボスへも幼少期によく行かれていたということで、全国のテーマパークを是非制覇していただきたいですね!
愛知県内や、愛知から行きやすいテーマパークもいくつかあるので、ぜひたくさん行って楽しんでほしいです😊
こちらの写真は、一緒にディズニーランドに行っていたお友達おススメのアトラクション!綺麗な写真も提供いただきました🙇
そして、綺麗な写真と共に、趣味がお酒の原さんのお写真も📸
この記事を読んで、少しでもアイクリスタルに興味を持っていただけましたら、ホームページに詳しい事業内容を掲載しておりますのでリンク先より覗いてみてください!