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実はこれも・・・地域医療を支える縁の下の力持ち。「コルムス」


実はこれ、できそうでできない。

とある病院の診察室の電子カルテの画面です。(イメージ)
病院の名前が横に並んでいて、どのような検査を受けて、どんな結果だったかを表示してあります。
電子カルテからPHRのアイコンを押して、患者さん承諾の元で患者さんが持っている診療情報連携カードに記載されている番号を入れると、上記のように他の医療機関で実施した検査を見ることができます。

実はこれ、なかなかできそうで、できないことなんです

病院の電子カルテはほとんどがオンプレミス型であり、閉域網で管理されています。またカルテベンダーによって仕様も異なることから、複数の医療機関で実施したデータを一元管理することはできません。
つまり他の医療機関のデータが見れることは従来考えられないことでした。もちろん紙に印刷して患者さんが持ってくればわかるわけですが、過去の検査結果を毎回持ち歩く患者さんも少なく、同じような検査を複数の医療機関で実施することで無駄な医療費が発生してしまうなんてこともありました。

でもコルムスならできるんです!いろんな病院の電子カルテの情報から検査のデータを引っ張ってコルムスビュアーという機能からだと横串で様々な医療機関を並べ、縦軸に同一検査項目を表示し過去からの経緯を閲覧できます。

コルムスという名前ではない?

当社は自社開発したプラットフォームやアプリをOEM提供しており、コルムスというブランド以外で運用している地域が多いのが特徴です。これにはこだわりがあります。

地域や病院に染まり、長く自分の相棒として使ってもらうためには地域で愛されるブランドに変化(へんげ)することが重要

PHRも地域医療連携プラットフォームもその地域で長く愛され、使いづづけることで利用価値が生まれます。箱を用意しても貯めていかなければ意味がありません。そのためにも当社はいかに長く使っていただくかに焦点を当てて開発やサービス提供を実施しています。


「HMネット」とは、広島県と広島県医師会が構築し運営するひろしま医療情報ネットワークの愛称です。HMネットに参加する広島県内の約1000以上の病医院や薬局では県民のみなさんの診療情報を共有することで肉体的、経済的、精神的な負担を軽減し、安心、安全、均質な医療を提供しています。
HMネットでは「HMカード」と「情報開示カード」の2種類のカードを使用し、厳密なプライバシー保護の下に診療情報の連結と共有を実現しています。

県民がこのカードを持つメリットは大きく4つあります。
1.情報開示すると宣言した病院での自身の診療内容や、薬局での処方状況をかかりつけ医に伝えることができます。重複した検査や投薬等を防ぐこともできます。
2.日本薬剤師会のeお薬手帳アプリを利用している場合、HMカードと連携すると自動でお薬情報がアプリに反映されるようになり、お薬のQRコードの読み取りが不要となります。
3.無料の健康管理アプリ(ひろしま健康手帳)が利用出来るようになり、お薬情報等をスマホ/PCから確認出来ます。
4.万一の備えとして「命の宝箱」に緊急連絡先や血液型、病歴、お薬の履歴など、救急・災害時に必要な情報を登録しておくと、迅速で適切な処置が受けられます。

また、ひろしま健康手帳に記録されるヘルスケアデータによって励ましメールが届いたり、リスクデータを見て看護師が直接連絡し、重症化予防対策の実施なども展開しています。


やっぱ広島といえばカープです。カープのマスコットが記されたカードによって会員数も増えていくなど地域のニーズに合った施策で県民に愛されるサービスをめざしています。

あら?ここにもコルムス?


他にも沖縄セルラーが運営している「JOTOホームドクター」もコルムスの基盤が活用されています。沖縄で「じょーとー」とは「丈夫」や「元気」の意味があります。使い続けることで元気になっていくアプリを目指し、運動続ければポイントが貯まったり、毎日の食事を写真撮影するだけでもポイントが貯まったり、AppleWatchを保有している患者さんは、オンライン診療機能より、計測データを送信し、受診できたりと、不整脈に起因する心筋梗塞・脳梗塞等の疾患の早期発見・早期治療に繋げ、沖縄県の健康長寿の復活に向けた活動も実施してます。

地域の中核病院でも活躍!

診療予約から健診結果の確認、毎日の健康情報の記録など、長く病院に愛されるアプリを目指して、病院向けアプリの開発提供もしています。病院側もアプリで入力した患者さんの情報を診察室でカルテ見ながらコルムスビュアー機能を使って確認でき、診療内容の充実や、次回の検査案内や病院からのお知らせ通知を一斉、あるいは個別で送れたりなど、患者満足度向上につながるサービスの提供もしています。

地域に欠かせないプラットフォーム、アプリであり続けたい

少数精鋭のエンジニアで、他のPHRプレイヤーとは一線を画すプロダクトを提供しているエムジーファクトリーでは、エンジニアとしていろんな経験を積むことができます。いつものときも、もしものときもお守りのように持ち続け、活用してもらうことで地域の皆様が健康で安心して暮らせる地域社会の創生を目指して、これからも進み続けます。

エムジーファクトリー株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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