1
/
5

こゆみらいの学校2限目実施レポート

こゆ財団は「いまよりちょっと自分を好きになる」をコンセプトに、「こゆみらいの学校」を昨年に引き続き実施。子育て世代や女性の活躍推進を目指し、9月1日に開校しました。

2限目は9月15日、新富町総合交流センターきらり内で開催しました。本講座の全受講生20名中、この日は16名が参加しました。

▶︎「こゆみらいの学校」詳細はコチラ
https://koyu.miyazaki.jp/8698/

こゆみらいの学校は毎回託児サービスも設けます。子育て中の女性の活躍を目指しているため、子連れでも参加できるように、受講生のための無料の託児サービスを設置しました。託児サービスは、8月に連携協定を結んだNPO法人ライフカンパニー新富が担当。子どもがいても「やりたい」に全力投球できる環境も整えています。2限目では3人のママがこのサービスを利用しました。

あなたが楽しくできることは?

2限目は「好きからアイデアを生み出す」をテーマに、参加者それぞれの人生の棚卸しをしながら、自分の得意なこと、好きなことの書きだしにチャレンジ。そこから参加者それぞれが持つスキルで誰かに喜んでもらえそうなものを探すワークを行いました。また、この時間は「こゆみらいの学校」企画運営担当・有賀と中山が講義を進めました。

ゴールとしての「月3万円稼ぐビジネスモデル創り」を提示

今日の講座をスタートする前に、11月13日の出店イベントについて有賀が説明しました。5回の講座を修了した成果発表として希望者が参加できます。また、その前に内輪だけで発表する仮出店を10月13日に実施することについても案内しました。仮出店しましょうと言われても、何で出店すればいいか思いつかないという受講生のために、ヒントとなる「ビジネスモデル創り」について最初に説明しました。

有賀「3ビズとは月3万円ビジネス。月3万円しか稼がないビジネスのことです。今いる場所、今やれることを月3万円のビジネスにというもので、等身大の自分を生かして楽しく稼ぐビジネスともいわれています」

​​※3ビズとは、choinacaが各地で主催する創業スタートアップ講座で、今回はchoinacaに許可を頂いてこのエッセンスを取り入れ、こゆ財団版として実施しています。

※藤村靖之著書「月3万円ビジネス 100の実例」を参考にし、本書のエッセンスを取り入れ、こゆ財団オリジナル講座として実施しています。

さらに3ビズの7つのルールを紹介しました。

1)いいことしか仕事にしない
2)うばい合わないで分かち合う(1人で抱え込まず分かち合う)
3)支出を減らす
4)ノーリスク(借金や不眠不休で働くことはしない)
5)2日しか掛けない(月に16時間だけ掛けて3万円稼ぐ)
6)みんなで生み出す(楽しみながらアイデアを生み出す)
7)ネットで売らない(対面でサービスやスキルを売ることを考える)

この7つのルールを踏まえて、内輪で行う仮出店までに参加者全員が「こんなことを提供したい」を考え、月3万円稼ぐビジネスの構築にチャレンジしてもらいます。

ワークショップで人生棚卸シートを作成

3ビズの説明の後は、2限目のメインとなるワークショップを行うための「人生棚卸シート」を作成しました。配布したA3のシートを使って①学生時代②仕事(家事・育児も含む)③プライベートその他という3つの枠順に、自分がそのときに好きだったことや得意だったこと1つを端的に付箋に書き込んで、貼り付けていく作業です。この棚卸のポイントは「良いことを書かないと」や「何かにつなげないと」などと気負わないこと。

中山「コツは考えずに書きまくること。一つの枠にだいたい10個ぐらい書いてください。5分考えて3分を整理の時間にします。有賀さんにまずやってもらいましょう。有賀さんの仕事での好きや得意をあげてください」

有賀「パワーポイントでの資料作り、運転、他人前でしゃべること、仮眠はタイマーセットなしで10分で起きられることですね(笑)」

中山「こんな感じで楽しみながら、これやっていたなぁということを書いてください。仕事には家事、育児のスキルも入りますからね」

5分書き出した後の整理タイムでは、付箋に書き出した好きを似たもので分けて大項目を作りました。3つの枠での書き出し作業と整理が終わると、一旦全体を眺めてみて、特に好きだというものや得意だというものを最低3つ以上見つけて丸を付けました。全体を俯瞰してこれだなというものをピックアップしてもらいました。

グループ内で発表・共有して、他人からみたキラキラ光る自分を探す

棚卸シートを作成した後は、4人一組に分かれてグループ内で自分の好きを披露しました。

シートを見ながら説明し、グループの人は「これは何?これはどういうこと?」と聞いて話を広げていきました。また発表者の得意や好きなことについて、それってすごいと思ったことについて深堀する質問をしました。第三者の視点が入ることで、他人から見たらすごいを発掘できるからです。発表共有とメンバーからの質問に答えていくなかで、新たなスキルや自分では当たりまえと思っていたけれど、他者から見ればすごいことだったと気付く受講生もちらほら出てきました。

中山「棚卸シートグループワークで話してみて、実はここが得意なんじゃないか?が見つかった人は?」

という問いかけに、参加者の半分ぐらいの手が挙がっていました。そのなかから、代表して2名の方に気づいたことを発表してもらいました。

「小学校のときからやっていて興味のあったことが何らかにつながっていて、さらに今の私にもつながっているんだということに気が付きました」

「文字に起こして、さらに言葉で発したことで、皆さんからすごいことだと言ってもらえました。そこから好きでやっていたレザークラフトのスキルをもっと高めようかなと思いました」という気付きや感想を共有してくれました。皆さん、自分の可能性を発見した喜びを感じているようでした。

参加者の気づきを聞いて、中山は「今回皆さんが見つけた好きや得意には『実はそんなにすごいと思ってなくて』という枕詞が付くと思うんです。でもそこにスキルが隠れているんです。来週、再来週で実際に形にすることを進めていきます」とまとめました。

最後に、今日の講座全体を通しての感想を、参加者のお一人に伺いました。

「自分では普通だと思っていたことが人から見ると新鮮で、キラキラ光って見えるということが分かりました。自分の当たり前が、他人にとってはスペシャルなことなんだということを感じました。私は自作パソコンを作っているんですが、他人から見たらそこが輝いて見えると言われたことがとっても新鮮でした」

当初の目的通り、自分の中のキラキラ輝いて見えるものを他人から見出してもらい、見つける喜びを感じてもらえた講座となったのではないでしょうか。

引き続き、こゆみらいの学校では、11月13日の成果発表まで受講生の「好き」から生まれるチャレンジをお手伝いしていきます。

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構では一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング