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18歳で単身渡米。未経験から、農場オペレーターのインターンとしてOishiiに飛び込んだ。アメリカ、そしてOishiiで働く意義とは?

アメリカに行くという夢を叶えるため、高校卒業後18歳で渡米し、農場オペレーターとしてOishiiに入社。アメリカ、そしてOishiiで働く意義とは?

加藤さんは、Oishii Farmの8人目のメンバーとして農場オペレーターとして入社。「アメリカで働きたい」という夢をかなえるため、高校卒業後にOishiiに入社する決断をされました。入社時は農場オペレーターを担当し、その後現地メンバーを率いるチームリーダーになりました。現在はいちごの研究開発のプロジェクトに携わっているということで、Oishiiで働くことへのやりがいや、アメリカで働くことの面白さについてお話していただきました。

ー まずは簡単にこれまでの経歴について教えてください

生まれはアメリカのアトランタ州ですが、父の仕事の都合で2歳には日本に戻り、高校卒業まで東京で過ごしました。アトランタに住んでいたころの記憶は全く無く、その後も海外旅行に行く程度で、英語に触れる機会はほとんどない人生でした。

アメリカに行きたいと思ったのは、高校2年生の頃です。父はアメリカの大学を卒業しており、一度日本で就職をしたものの、海外で働きたいという思いから、アトランタで仕事をしていました。そんな父の姿に憧れがあり、自分もいつかは海外に住みたい・英語を身に着けたい、と思うようになりました。

Oishii Farmに参画を決めた理由は?

ー Oishiiという会社を、どのように知ったのでしょうか?

漠然と「アメリカに行く」と決めてからは、渡米できるチャンスがどこにあるのかを探し、留学センターに話を聞きに行きました。もともとは大学進学後に海外留学をしようと考えていましたが、高校3年生のころに英語の成績が伸びず、悩んでいました。そんなとき、アメリカが自分の肌に合うのかを確認するためにも、学校の冬休み期間にアメリカに行ってみれば、と父に提案されました。せっかく行くのであれば、現地の人とコミュニケーションがとれる機会を見つけようと、短期のアルバイトを探してみたところ、飲食店の募集が多い中、ニュージャージのOishii Farmで農場オペレーターの募集をしているという記事を発見。見出しに「植物工場」と記載されており、アメリカという土地で 日本のものを扱うだけでなく、最先端の技術を使った植物工場でクリエイティブな業務に携われると感じ、自分も挑戦してみたいと思いました。

そこから、採用担当の方にコンタクトをとり、たまたまアメリカから日本に出張で来られていた社員の方とお会いし、面接をしてもらいました。社員の方の話を聞いて、ますます行きたいという気持ちが大きくなりました。そこから高校の冬休み期間の短期インターンとして採用していただき、そのタイミングで一人で渡米しました。その時はまだインターン期間終了後は日本の大学受験をする為に帰国するつもりでした。

ー 最初はインターンとして参画されたのですね。高校生の冬休みに一人で渡米したということですが、アメリカで働くことへの不安などはあったのでしょうか?

初めての仕事・アメリカ生活・一人暮らしだったので、生活面と仕事面の2つで不安は感じていました。

生活面で言うと、文化や生活スタイルの違いだけでなく、物価の高さ、さらには日本では当たり前のコンビニも近くになかったり、初めて来たときは戸惑うことも多かったです。さらには人生初めての一人暮らし。分からないことはネットで調べてみたり、同僚を頼ってみたり、時には近所のレストランを一人で開拓してみたり、いろいろ経験をしながら徐々に慣れていきました。

仕事面では、コミュニケーションをとるのに苦労しました。当初は、英語が得意ではないことから自分に自信が持てず、力不足を痛感することもありました。すべて日本語でできたらどれだけ楽かと思うこともありました。ですが、とにかく辞書を使って単語を並べて話してみたり、メールを書いたり、日常で使う中で徐々に知っている単語が増えました。知っている単語が増えると、チームメンバーとも会話が自然とできるようにりました。最終的には、同僚の日本人メンバーや、日本語が話せる現地のメンバーに助けてもらいながら、臆せず英語が話せるようになりました。この経験がより英語を話せるようになりたいと思う気持ちを大きくさせました。

ー インターンの経験を踏まえて、Oishiiのどのようなところに興味を持ち入社することを決めたのでしょうか?

もともとは大学に進学後に留学ができればと思っていましたが、このOishiiで経験したことが自分の刺激にもなり、朝から晩まで働いた同僚と一緒にOishiiの目標である世界進出を目指したい!と考えるようになりました。挑戦するなら”今”だと思いました。インターン期間が終わるタイミングで、社長の古賀さんと面談をし、大学進学ではなくOishiiへの入社を決めました。

ー すごい決断ですね!実際にアメリカで仕事をしながら生活してみて、プライベートな時間をどのように過ごしていますか?

Oishiiのメンバーや、こちらで知り合った友達とご飯に行ったり、街を散歩したり、観光スポットに行って楽しんでいます。いかにもアメリカという感じの古着屋さんをめぐったり、ライブに行ったり。アメリカ国内に旅行にも行きます。どこを歩いても日本とは違う雰囲気で、街中を歩くだけでもワクワクします!

Oishii Farmで働くことの魅力はなんですか?

ー 農場オペレーターとしてOishiiに入社されて、どのような仕事をされていたのでしょうか?具体的な1日の業務内容・スケジュールを教えてください。

農場オペレーターは、植物工場内でいちごの苗の手入れ(お世話)を担当する仕事です。
Oishiiは非常に速いスピードで日々、変化・改善していますので、変わっているところもありますが、当時の一日の業務内容は、ざっとこのようなスケジュールで仕事をしていました。

出社 :朝礼で当日の業務内容をチームメンバーと確認
午前 :いちごの収穫 → いちごの糖度を計測 → データ入力
午後 :苗や株の手入れ → 花の数を集計 → 摘葉 → 農場内の掃除

通常の農作業の他にも、季節に合わせて苗の植え替え作業をしたり、実験用のいちごの苗にタグ付け、肥料作り、植物工場内の温度や湿度を調整して栽培環境を変えるなど、さまざまなことをしていました。担当する苗の数が増えると、収穫や苗の手当てが多くなるので大変でしたが、どう効率的に作業するかを考えたり、工夫しながら働くようにしていました。

農業の経験もなかったので、初めは慣れないことも多く大変でしたが、毎日働きながら農業のことや植物のことを学んでいきました。植物は生き物なので24時間365日気にかける必要がありますが、自分の行った作業が目に見えるかたちで反映される点が私にとって魅力でした。また、自分が作ったいちごが人々の手に渡り高い評価を得られたことがモチベーションにもつながりました。

※ 農業オペレーターの業務内容は日々変化していきます。こちらは加藤さんが担当されていた際の内容になります。

ー Oishii Farmでは国籍や年齢に関わらずチームが構成されていますが、一緒に働いている人たちのダイバーシティについて、どのように感じていますか?

年齢や国籍も異なるメンバーが1つのチームになって美味しいいちごを育てるために、自然と相手を思いやる心が生まれる環境だと感じました。いろんな国の文化や習慣にも、お互いに興味を持って接する環境なので、非常に働きやすいです。

また、自分自身が農場オペレーターをまとめるチームリーダーをしていた際にダイバーシティに関して意識していたことは、相手のことをリスペクトする心を常に持つことです。チームメンバーには農業に詳しくない人も、初めて植物に触れ合う人もいるので、自分が教えてあげられることを誠意をもって伝えるようにしていました。年齢や国籍関係なくチームメンバーが輝けるように、よくメンバーと面談をしながらコーチングもしました。後任のチームリーダー育成にも力を入れていたので、相手の考えや目標を聞いて、個性を大切にしながらステップアップするチャンスを作っていました。

これから挑戦してみたいこと、野望を教えてください!

ー これから挑戦してみたいことは?

これから挑戦してみたいことは、研究開発チームで得られた結果を、自身の経験を活かして農場オペレーターに共有しながらより質の高いいちごを作ることです。いま所属している開発チームは、研究内容をチーム内で発表したり、取得したデータを活用して分析をしたり、分析結果を活用して提案を行ったりしています。それを農場のオペレーションに落とし込む際に、自身の経験を活かした提案をしていきたいと思います。

また、自分のようにOishii社内で農場オペレーターを数年経験したあとに研究チームへ異動した人はまだ多くはないので、ロールモデルを確立したいです。今の農場オペレーターの人たちの中から研究開発に携わりたいと思っているメンバーにも、より専門的な知識を身に着けて仕事を行う楽しさを伝えていきたいと思っています。

ー 最後に、こんな人と一緒に働きたい、というのがあれば教えてください

1つでも自分自身の強みや信念をもっている人と一緒に働きたいです。英語が話せることや、農業の分野に詳しいという強みを持っている人だったり、何かにチャレンジする行動力がある人は、この職場で輝けるチャンスがあると思います。また、仕事において難しい課題を課された、難しい局面に陥った際に、ポジティブに捉えて打開策を検討できるといいと思います。植物を育てるのは、気温や肥料、水の量など、ちょっとした違いで大きな差を生むこともあるので、思うように結果がでないこともあります。そのような結果が出たとしても、粘り強くトライし続ける必要があるので、前向きな姿勢で取り組めると楽しめるかなと思います。かつ、植物や仕事の質にこだわって業務を遂行したいので、そのような観点に共感していただける人と一緒にOishiiのミッションに挑戦していきたいです。


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