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「エンジニア経験を生かして次のステップへ」僕がGPのデータエンジニアになった理由

事業にデータを活かす重要性が叫ばれるようになって数年が経つものの、データを上手く活用できている企業はまだまだ多くありません。そのようなデータ活用の需要・重要性に、グローバルプレナーズ(略称GP)の社長・樋栄健一氏が気づいたのは約20年前のこと。

「ぼくは、もともとは商社系のシステム会社で海外法人向けの基幹システムを担当していて、SE/コンサルタントとして働いていました。その中で思ったのが『みんなデータ入力ばかりを一生懸命にやっていて、データを活用できていないなぁ』ということ。そこでデータを簡単に活用できるツールを試しに作ってみたら、顧客にとても喜ばれたことが今の事業の原点になっています。そのとき、これからはデータを活用していく時代がくると思いました」(グローバルプレナーズ、代表・樋栄健一氏)


その会社に4年半在籍した後、当時BIツールのNo. 1ベンダーであったBusiness Objectsに転職。その後は起業について勉強するために、アントレプレナーシップ(起業学)でアメリカNo.1 のBabson CollegeへMBA留学。それらの経験を経てグローバルプレナーズを起業した樋栄氏は、データを活用するBIツールで今一番有名なものを日本にはじめて導入したことで、国内では知らない人はいないであろう大手通信キャリアやアパレル会社、医療商社などとの直取引を次々とかなえていきます。現在の取引も約9割が直取引です。

これまでは基盤を固めることに注力してきたものの、創業から10年経ち、来期の自社サービス開発を始点に、事業拡大を決めたグローバルプレナーズ。昨年8月にCTOを迎えたこともきっかけに、今年度はデータエンジニアの採用を強化していきます。

まだまだ新しい分野であり、聞きなれない職種である、データエンジニアの仕事内容とは? そして、データエンジニアとしてグローバルプレナーズで働く魅力とは?

代表の樋栄健一氏とデータエンジニアの星越清光氏に話を聞きました。

「大量のデータに埋もれてみたい」と思っていた

―「データエンジニア」の仕事内容について教えてください。

星越氏:(少し考えてから)データ分析プラットフォームを構築するのに必要なさまざまなこと、すべて……でしょうか(笑)。

具体的には、まずクライアントに要望や現状抱える課題について聞く「ヒアリング」にはじまり、クライアントが理解・納得できる「提案」、構築したクラウドに送ったデータの取り込み作業、さらに、そのデータを活用する基盤をつくってアウトプットするまでの全てをデータエンジニアで担います。さらに、そのあと、そのデータ活用がどうビジネスに影響を与えたか(売上が増えたか、ユーザー数が増えたかなど)のフィードバックを受け、次のデータ活用の提案につなげていきます。

会社によっては、役割分担が明確に振り分けられていて、その担当の専門性を磨いていく……という働き方もあると思うのですが。

グロ―バルプレナーズの場合、規模もまだ10名弱と多くはないので、希望すれば、個としてすべての流れに携わることができます。もちろんお互いの強みを生かして、チームで業務を進めているので、全てを一人で行わないといけない、ということではありません。あくまで希望すれば、業務内容を広げていくことも叶うといった感じです。

―星越さんは、入社時、データエンジニアの経験はなかったと聞きました。グローバルプレナーズに転職した経緯を教えてください。

星越氏:もともとは新卒で入社したIT会社で、13年に渡って携帯電話やカーナビなどの制御ソフトを開発する組み込みエンジニアをしていました。それなりに楽しくやっていたのですが、グローバルプレナーズと一緒に仕事をする機会があって。そこで面白い会社だなと興味を惹かれたんですよね。

約10年以上前にもかかわらず社員が全員フルリモートで、、というか積極的に会社に行かない(笑)という働き方など、先進的な動きをしていただけでなく仕事のほとんどが直取引で。さらにエンジニア職以外の人もふくめ、いろんな人が自由な雰囲気で働いていました。

「こういう人たちと仕事をしてみたいな」と思い入社したのが、約7年前になります。

―もともと、データエンジニアの仕事には興味があったのでしょうか。

星越氏:当時、データエンジニアの業務内容については正直知らなかったです。知らないから行ってみたいと思ったのもあります。ただ、もともとデータや数字は好きで「大量のデータに埋もれてみたい」なんて思っていました。

入社したらまず、未経験者向けの研修が受けられたり、一緒にプロジェクトに入って少しずつデータまわりの仕事に慣れていただいたり……といった流れがきちんとあるので、未経験でもエンジニア経験があれば問題なかったです。

実際、今いるメンバーのほとんどが、データ活用については未経験のエンジニアでしたし。まだ新しい分野ということもあり、経験者ってなかなかいないと思うんですよね……。

「どうしたらこの人といい仕事ができるか」を考える

―データエンジニアとして経験を積まれた今、仕事のやりがいや楽しさを感じるポイントはどこですか?

星越氏:まずテクニカル面から挙げると、例えば、顧客やチームメイトから「データ量が多すぎて、うまくクエリがまわらない」と連絡をいただいたとき、データ処理が短時間で終わるように行うチューニングなどがうまくいくと「楽しい」と思いますね(笑)。

前職の組み込みエンジニア時代に身に着けた技術がベースにあって、そういう技術の積み重ねが今に活きていると実感できる瞬間は、うれしく思います。

対人面でいえば、顧客とのコミュニケーションを試行錯誤することに面白さを感じています。人によって、簡潔なコミュニケーションを好む方もいれば、細かい進捗や技術的なことまで知りたがる方もいて。

前者の方であれば、結果だけを簡潔に伝えますし、後者のような方であれば、技術的なレビューに巻き込んで付近の情報もシェアするなどしています。単にシステムを作るだけでなく「どうしたらこの人といい仕事ができるか」と考えられる方なら、楽しめる部分かと思います。

特にグローバルプレナーズの仕事は、2~3年と長期に渡るプロジェクトが多いので、プロジェクトの途中に、クライアントの担当者が変わることも珍しくありません。そのため、新しい担当者に頼りにされることもよくあります。

はじめての仕事のときは、業界勉強から始めないといけないなど、勉強すべきことが多く大変ですが、その積み重ねで1年、2年とどんどん信頼関係が築けてくると、やりがいを感じますね。

「外部からの資金調達はしない」自治で育むシンプル経営

―データ活用は、まだまだ新しい分野といっても、サービスを展開する企業は他にもありますよね。グローバルプレナーズならではの特徴や魅力を教えてください。

樋栄氏:グローバルプレナーズの最大の特徴として、外部から資金調達をしていない、Bootstrappingを大切にするという点が挙げられます。この姿勢が当社の基盤になっており、メンバーの働き方にも大きく影響していると思います。

外部から資金を調達すると、どうしても株主の影響を受けますよね。株主の方を向かざるを得ないみたいな。それで納期がタイトになったり、上場へのプレッシャーがかかってしまったり……、メリットもありながら、どうしても社内にかかる負荷が増えてしまいます。

ぼくの考え方として、自分たちの責任で、自分たちのペースでビジネスをまわす“自治”を大切にしたい、それで仲間を大切にしたいというものがあります。その結果、メンバーはお客さんに、僕はメンバーとお客さんに集中できる、シンプルな環境をつくれているのかなと。

―10年前からフルリモートを導入しているというのも、そのような考えからなのでしょうか?

樋栄氏:そうですね。僕はアメリカに留学していた時代に、毎日車で通学していたのですが、久々に帰国して電車で通勤しようとしたら、人混みが気持ち悪くって。思わず、乗ってから一駅で降りてしまったんですよね。それで、無意識にかかる通勤の負荷を知りました。社員にそのような負荷をかけたくないなと思い、それからはずっとフルリモートです。

仕事も大切ですが、家族との時間や自分の時間も大切にしてほしいと考えていて。起業した時の想いを今まで貫いてきています。

アントレプレナーの精神を持った「セルフスターター」求む

―最後に、求職者にメッセージをいただけますか。

星越氏:グローバルプレナーズの一番の魅力はメンバー全員が、ちゃんと“お客さんの方を向いている”ことだと思います。

言われたものをただつくるわけでも、つくったら終わり!とするわけでもなく、お客さんの抱える課題を認識し、お客さんがこれからしようとしていることに興味を持つ。そうやって伴走しつづける姿勢が信頼関係を築き、直取引9割やリピート依頼にもつながっていると思うんですよね。

そういうメンバーと働くことで、自然と学ぶことが多いというか、自然とビジネスの観点も身に着きました。

来期の自社サービス開発をはじめとし、会社を社員みんなで成長させていくさまざまな仕掛けをつくっていこうとしている今なので、データエンジニアの業務に興味を持ってもらえた方はもちろん、まだまだこれからの会社を一緒につくっていきたい!と楽しんでもらえる方にぜひジョインいただけたらなと思います。

樋栄氏:グローバルプレナーズの社名には、「グローバルな視点を持ったアントレプレナー集団」という会社の目指す姿を込めていて。アントレプレナーは、何もないところから事業を立ち上げる人のことです。

その名の通り、自ら考えて、自ら動けるセルフスターターに来て欲しいですし、本職でしっかりパフォーマンスを発揮してもらえるなら、うちは副業も自由です。僕自身複数の会社を経営していますし、星越も個人事業主として週末に養蜂をしていたり、他にも実家の農家を手伝ったり、不動産サービスに携わったりと、みんな自由に個の幅を広げています。


樋栄氏:そういうアントレプレナーとしての素養を持った方なら、データを活用してビジネス課題を解決するデータエンジニアの仕事はきっと楽しいと感じていただけると思います。

ぜひ少しでも興味が湧いた方は、当社の自由な社風を感じてもらう意味でも、ぜひ一度会ってお話できたら。フルリモートですが、家がシェアオフィスの近くなので、自転車で会いにきますよ(笑)。オンラインでも、気軽にご連絡ください。

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