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社員の声3

社内テクニカルサポート業務からセキュリティ業界へ転職‐これまでの経歴やBBSecの印象について‐

BBSecで働く社員たちへのインタビュー 。
実際に現場で活躍する人たちが日々の業務で感じていること、考えていることなどを語っています。

セキュリティサービス本部 診断サービス部
佐藤 竜

これまでの経歴やBBSecに転職するきっかけについて

編集部:佐藤さんは「日本ハッカー協会※」とのお付き合いもあるとうかがっていますが、これまでの経歴や、転職するきっかけについて聞かせてください。
※一般社団法人日本ハッカー協会 『日本のハッカーがもっと活躍できる社会を作る』を目的に掲げ、ハッカーの地位向上とハッカーの活躍によるネット社会の安全と健全な発展を目指している非営利団体。

佐藤:BBSecは3社目となるのですが、それまでは人材派遣会社を通して、2社で5年ほどIT関連の仕事をしていました。1社目では社内IT担当補佐を、2社目では社内IT担当補佐とテクニカルサポート、それに加えてJavaでの開発をしていました。元々セキュリティ業界への転職を考えていたのですが、そんなときにハッカー協会さんからBBSecを紹介されまして、その縁で入社しました。

編集部員:それまでの経験や技能が業務に活かせる部分はありましたか?

佐藤:元々セキュリティを専門でやっているわけではなかったので、そうした面は一から覚えたのですが、テクニカルサポートをやっていた経験はとても役に立っています。 診断でお客様と接するときに、相手の個性や能力に合わせて話すといったことが必要になってくるのですが、そうしたときに当時の経験は役に立っていると思います。他にも、セキュリティ1年生としてわからないことがあったときに、知っている人に聞いて何とかしなくちゃいけないことがあるんですが、そんなときに、「今、誰に聞けばいいか」ということを判断する力は、やはりテクニカルサポート時代に養われたと思っています。

BBSecで実際に働いて感じたこと

編集部:実際に働いてみて感じたBBSecの印象を教えてください。

佐藤::率直なところで、以前勤めていた会社に比べて、社員の質が違うなと感じました。とてもレベルの高い人が多いのと、それから若くて勉強熱心な人が多かったんです。それと、この業界に入るまで、漠然とついていけるんだろうかと不安に思っていたのですが、周囲からサポートしてもらえたこともいい意味でギャップがありました。

編集部:もっと「見て覚えろ」的な職人かたぎだと思われていたということですか?

佐藤:はい、そんなイメージでした。それと、プライベートももっと犠牲にするんだろうなと思っていたのですが、そんなこともありませんでた。あとは、もっと「意識の高い人」ばかりでそれについていくのが大変なんじゃないかとも思っていたのですが、そんなこともなかったです。

ハッカー目線での、セキュリティ業務について

編集部:ハッカーとして、セキュリティ業務についてはどう感じていますか?

佐藤:ハッカー的好奇心が満たせる仕事だと思います。 業務上、普段触ることのできない管理者サイトなどを触ることができるので、そうしたときにそれは強く感じます。他にもプライベートで調べて知っていた技術や、システム特有のもろもろに関する知識が、業務で役に立つこともあります。最近、プライベートで使っていたシステムが診断対象になったことがあったのですが、普段から使っているものだったのでシステムを理解するのも早かったですし、通常のフロー通りだと見つけづらいものが見つけられたということもありました。そうしたプライベートの部分が、業務で繋がったり、活かせたりすることが多い印象です。

今後の展望について

編集部:今後やってみたい業務や、参加してみたい取り組みといった、将来の展望についてお聞かせください。

佐藤:今後はもっと脆弱性研究をしていきたいと思っています。これは業務的にもそうなのですが、プライベート でもやっていきたいことですね。ゆくゆくは社内で有志を募って、脆弱性研究のラボチームを作ってみたいと思っています。

編集部:ありがとうございます。最後に「ハッカー」として業界の今後について思うことを聞かせてください。

佐藤:数年前に比べて、ドラマや映画でも、ハッカーが登場することがすごく増えてきました。しかも、悪いハッカーとしてではなく、悪いことを止めようとする側としてハッカーの登場頻度が高まっているように思います。今後は、「ホワイトハッカー」という言葉の認知がどんどん広がっていって、セキュリティの第一人者としてハッカーが求められていく機会が増えて、活躍の場は広がっていくのではないでしょうか。

佐藤 竜(さとうりょう)
日本ハッカー協会登録ハッカー。入社後すぐに頭角を現し、新人時代に功労社員として表彰を受けたこともあるほか、新種の脆弱性を複数発見し、それらは正式に登録もされている。休日は美術館や博物館をめぐって過ごす一方、ゲームなどにも造詣が深い。最近はバトミントンもやってみたいとのこと。

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