■ 自転車の力で、持続可能な社会を創る
通勤の朝、
少し急ぎながらペダルを踏む人。
夕方、
買い物帰りにゆっくり走る人。
特別なものではないけれど、
確かに日常の中にある存在。
それが、自転車です。
■ でも、その“当たり前”が崩れ始めている
いま、街の自転車屋は減っています。
パンクひとつでも直せない。
気軽に相談できる場所がない。
本来、便利だったはずの乗り物が、
「維持できないもの」になりつつある。
地方を中心に、
いわゆる“修理難民”が増えている現実があります。
■ だったら、前提を変えればいい
壊れたら直すのではなく、
そもそも壊れにくくする。
その発想から生まれたのが、
エアレスタイヤの自転車です。
空気を入れる必要がなく、
パンクの心配もない。
これは単なる新技術ではなく、
「使い続けられる」という価値の再設計です。
■ 私たちがやりたいのは、“商品”ではなく“文化”をつくること
自転車は、環境にやさしい。
健康にもいい。
それなのに、
「なんとなく乗るもの」で終わっている。
だから私たちは、
この乗り物をもう一度定義し直したいと考えています。
“移動手段”から、“社会を支えるインフラ”へ。
■ 売るだけでは、社会は変わらない
どれだけいい商品でも、
届け方が変わらなければ意味がない。
だから私たちは、
営業の役割も変えようとしています。
ただ納めるだけではなく、
売場をつくり、体験を設計し、
消費者の声を拾い上げる。
そしてその声が、
次の商品開発につながっていく。
■ 現場が、価値をつくる
店舗でのちょっとした違和感。
お客様の何気ない一言。
そうした現場の気づきが、
新しい商品のヒントになります。
だからこそ私たちは、
トップダウンではなく、
ボトムアップの組織へと変わろうとしています。
現場から生まれたアイデアが、
そのまま形になる会社へ。
■ いま、ちょうど変わっている途中です
2025年、役員体制が変わりました。
制度も、文化も、まだ整っている途中です。
でもそれは、
未完成という意味ではありません。
「これからつくれる余白がある」ということ。
■ 安定の上で、挑戦する
75年以上続いてきた事業基盤。
その上に、
新しい技術や価値を積み重ねていく。
守るべきものと、変えるべきもの。
そのバランスを取りながら、
私たちは次のフェーズに進もうとしています。
■ 自転車を、もう一度“選ばれる存在”へ
環境問題。
健康意識の高まり。
地方の移動課題。
これからの社会において、
自転車の価値は、むしろ高まっていきます。
でも、それは
「自然に選ばれる」わけではありません。
選ばれる理由を、つくり続ける必要がある。
■ 最後に
私たちがやっているのは、
派手なイノベーションではありません。
日常の中にある、
小さな不便をひとつずつなくしていくこと。
でもその積み重ねが、
社会を変えていくと信じています。
自転車を売る会社ではなく、
自転車のある社会をつくる会社へ。