私は呆れるほどのハマリ症で、
一度ハマってしまうと、
寝食を忘れて没頭してしまう。
自分の体調など、
そっちのけにしてしまうほどだ。
意識してそうしているのではない。
目標へのこだわり。
ファッション。
考え方。
仕事のやり方。
周りの人たちとは、
全く違う方法を選ぶ。
そして、
自分が納得するまで、
いつまでもやってしまう。
そうやって始めたことが、
いつしか注目を集めたり、
気づけば、
真似をする人や企業が増えていたりする。
そして私は、
もう一つ知った。
とことんハマったものが、
世の中の誰かの役に立てば、
それは職業になる。
商品になる。
そして、
とめどなくお金が入ってくることだってある。
そう。
職人のような生き方。
そして今、
AIがものすごい勢いで、
私たちの世界に入ってきている。
文章を書く。
絵を描く。
計算する。
調べる。
企画する。
分析する。
これまで人間が時間をかけてやっていたことを、
AIは、
あっという間にやってしまう。
しかも、
これからもっと賢くなる。
だったら、
人間はどうするのか。
AIより速く計算するのか。
AIより多くのことを覚えるのか。
そんな勝負をしても、
おそらく勝てない。
だから私は思う。
AIに対抗するには、
職人のように生きるべきだ。
人と同じことを、
人より少し上手にやる。
それだけでは、
これからどんどん価値が薄くなっていく。
それよりも、
「なぜ、そこまでやるの?」
と言われるくらい、
一つのことにハマる。
掘る。
もっと掘る。
誰も来ないところまで、
掘り続ける。
効率なんて悪くてもいい。
無駄に見えたっていい。
そこまでやるから、
その人にしか見えないものが見えてくる。
その人にしかできないものが生まれる。
AIは、
世界中にある膨大な知識を使える。
だったら人間は、
自分にしかない経験を使えばいい。
失敗したこと。
恥をかいたこと。
悔しかったこと。
何十年も続けてきたこと。
狂ったようにハマったこと。
そこから生まれた、
感覚や勘やこだわり。
それは、
その人が生きてきた人生そのものだ。
自分にしかできないこと。
ハマって、
ハマって、
突き刺さるほど深いところまで極めたものが、
いつか誰かの役に立ち、
必要とされる。
私は、
必ずそうなると思っている。
AIによって、
職人がいらなくなるのではない。
むしろ逆だ。
AIの時代だからこそ、
唯一無二の職人が必要になる。
誰にでもできることは、
AIに任せればいい。
その代わり、
自分にしかできないことを、
とことんやる。
そんな、
唯一無二の職人の時代に、
私たちはもう突入しているのではないか。