こんにちは!株式会社Freedoming人事担当の平区です🌈
「AWSの勉強を始めたいけど、業務で使っていないとなかなかきっかけがない…」というエンジニアの方向けに、ざっくり理解できるスライドを社内共有したところ好評だったので、こちらでも公開してみます🎉
実はこのスライド、Freedomingのクラウドエンジニア兼PMの板矢が作ってくれたもの!
入門編として難しい専門用語は少なめ!ぜひご覧ください♪
☁️ オンプレミスとの決定的な違い
まず最初のテーマ、『クラウド』とは何か。
スライド左側の『オンプレミス』は、自分たちで機材を買い、管理する方式です。高額な初期費用や時間がかかり、故障対応も自前です。
一方、右側の『クラウド』は、ネット経由で必要な時に借りる仕組み。数分で用意でき、使った分だけ払う『従量課金制』で管理はお任せできます。
例えるなら、『自家用車を買って自分でメンテする(オンプレ)』か、『必要な時だけレンタカーを使う(クラウド)』かの違いです。
ここで少し脱線させてください。元来、この2つに優劣はありません。
『クラウドは安い、オンプレは高い』という幻想がありますが、大半は偽りです。 企業レベルだとクラウドで月数千万かかることもあり、逆にオンプレの方が維持費が半分以下に収まるケースも少なくありません。
『もうオンプレはいらない』という声もありますが、冷静に考えてみてください。いま皆さんが使うクラウドも、一体どこで動いているのか……。結局はどこかの物理サーバー(オンプレ)です。
クラウドが絶対的に優位なのではなく、インフラの世界ではどちらも甲乙つけがたい大切な技術だということだけご認識いただけますと幸いです。
では、お話を戻しましょう!
つぎは、『AWS』について見ていきましょう。
AWS(Amazon Web Services)は、通販大手Amazonが提供するクラウドサービスです。2006年にスタートし、現在でも世界シェアNo.1を走り続けています。
知っておいていただきたいのは、AWSは『ただのレンタルサーバー』ではないということです。中には250種類以上もの多種多様なサービス(仮想サーバ、IoT、人工衛星の情報やりとりまで!)が用意されています。
例えるなら『スーパーマーケット』です。 必要な食材(サービス)を自由に選んで組み合わせることで、Webサイトからビッグデータ分析基盤まで、あらゆるシステムを自由に作れるのが最大の特徴です。
「では、数あるクラウドの中で、なぜAWSがこれほど多くの企業から選ばれているのか? 理由は大きく分けて『3つの基本的な強み+1』にあります。
1. コストの最適化
高額な初期費用は不要で、スモールスタートに最適。不要な時はサーバーを停止することで、無駄なコストを徹底的に抑えられます。
2. 圧倒的なスピード
アイデアを試したい時、必要な基盤が数分で完成します。アクセス急増時にサーバーを自動で増減させる仕組みすら、数分で作れてしまいます。
3. 信頼性と安全性
Amazonが長年培った強固なインフラと最新セキュリティを、そっくりそのまま自分たちのシステムで利用できます。
そして、最大の『+1』が、世界シェアNo.1ゆえの【圧倒的な情報の多さ】です。 困った時にネットを検索すれば、解決策や技術記事がすぐに見つかる。この『情報とツールの豊富さ』こそが、導入や運用のハードルを劇的に下げてくれる最強のアドバンテージです。
『250種類もあるなんて覚えきれない…』と不安になった方もご安心ください! 実務で使う主要なサービスは、大きく【4つの分野】に整理できます。
- ① 計算(頭脳) プログラムやデータベースを動かす『パソコン本体』の役割。(EC2、RDSなど)
- ② 保存(倉庫) ファイルやデータを保管する『SSDやGoogle Drive』の役割。(S3、EBSなど)
- ③ 接続(経路) 通信経路を作りデータを届ける『LANケーブルやWi-Fi』の役割。(VPC、Route 53など)
- ④ 制御(監視) 異常の監視や権限を管理する『ウイルス対策ソフト』の役割。(CloudWatch、IAMなど)
この『計算・保存・接続・制御』の4つがAWSの基本パーツです。 これさえ押さえておけば、インフラの全体像は驚くほどスッキリ見えてきます!
では、各分野の代表的なサービスをもう少し詳しく見てみましょう。
まずは『計算』と『保存』の代表的なサービスから。
💻【計算サービス】
- EC2(仮想サーバー): 自分専用のサーバーを借りるサービス。自由度が高く、既存システムからの移行も得意。
- RDS(データベース): DB専用サーバー。面倒なバックアップや冗長化をAWSが自動でやってくれるので運用が超ラク。
- Lambda(サーバーレス): サーバーの管理自体が不要!コードを置くだけでプログラムを実行してくれる画期的な仕組みです。
💾【保存サービス】
- S3(オンラインストレージ): 容量無制限かつ安価。画像や動画、バックアップの長期保存に最適。
- EBS(ブロックストレージ): EC2(サーバー)に直接取り付けて使う高速ストレージ。PCでいう『内蔵SSD/HDD』ですね。
続いて『接続』と『制御』のサービスです。
🌐【接続サービス】
- VPC: AWS内に自分専用の安全なネットワーク区画を作るサービス。広大な公園で『お花見の場所取り』をするイメージです。
- Route 53: ドメイン(ネット上の住所)を管理し、アクセスを適切な場所へ案内します。
- ELB: アクセスを複数サーバーに振り分ける『交通整理』役。ちなみにELBは「コンビニ」という総称のようなものです。
コンビニと言われても、ローソンやセブンイレブンのように種類がありますよね?それと一緒です。
ELBと言っても、実際はALBやNLBなどに分かれるんだということを覚えておいてください。(以降の図解ではALBを使います)
🛡️【制御サービス】
- IAM: 『誰がどのサービスを操作していいか』という鍵や権限を管理する、セキュリティの要です。
- CloudWatch: サーバーの負荷やエラーを24時間365日監視し、異常があればSlack等に通知してくれる『見張り番』です。
さて、ここまで代表的な基本パーツを紹介してきましたが、『では実際に、これらをどう組み合わせればWebシステムが動くの?』という点について整理してみましょう。
この表の通り、Webシステムに必要な要素はシンプルです。
- プログラムやDBを動かす『計算(EC2, RDS)』
- 画像やファイルを置く『保存(EBS, S3)』
- ネットからアクセスさせる『接続(VPC, ALB)』
- 障害や不正アクセスに備える『制御(CloudWatch, IAM)』
実は、先ほどご紹介したこれら4つの分野のサービスを必要な分だけ揃えるだけで、Webシステムに必要な最低限の環境は完成します。 250種類のサービスを全部覚える必要はありません!
ではここまでの内容を踏まえて、実際にこれらをどう組み合わせるのか、具体的な構成図(アーキテクチャ)で全体の流れを見てみましょう。
この図は、利用者がWebサイトにアクセスした際の情報の流れを示したものです。
- 道案内と交通整理: まず利用者がアクセスすると、Route 53が道案内し、ALB(ロードバランサー)へアクセスが届きます。
- アプリの実行: ALBがアクセスを振り分け、VPC内のEC2上でアプリが動きます。
- データの読み書き: アプリは必要に応じて、RDS(データベース)から顧客情報を取ったり、S3(容量無制限のストレージ)から画像を読み書きしたりします。
- 全体の見張り番: そして、ここまでの全体の動作をCloudWatchが常に監視しており、エラーがあれば即座に通知されます。
このように、各サービスが連携して1つのシステムとして機能していることがお分かりいただけたかと思います。
『なるほど、これは簡単だ。せっかくだし今日帰ったらちょっとやってみようかな!』と思ったそこのあなた!
ちょっと待ってください。ここから非常に重要な話をしますので、絶対に覚えて帰っていただきたいです。 それは『リスク』のお話です。
これから、実務でAWSを使う際に『絶対に知っておくべき2つの注意点』をお話しします。
🚨 1. 放置厳禁・人任せ厳禁
AWSは従量課金です。テスト用に作ったサーバーを消し忘れて、月末に数十万円の高額請求が来て青ざめる…というのは『AWSあるある』です。 悲しいことに、人間は必ずミスをします。(かくいう私も過去に一度、つまらないミスで40万円を超える請求が来たことがあります……泣) 対策として、アカウントを作ったら真っ先に『月額〇〇円を超えたらアラート通知する』という予算設定を行い、事故を最小限に防ぎましょう。
🚨 2. わからない設計は厳禁
AWSには膨大な設定値があり、特に『制御(アクセス権限等)』の設定を1つ間違えると、ハッカーに侵入されて数百万円の請求や情報漏洩などの致命傷になりかねません。 対策は『わからないまま進めないこと』です。 AWS公式が提供する『ベストプラクティス』を学びましょう。それでも分からなければ徹底的に調べること。幸い、AWSはネット上に先人たちの有益な情報が山ほど転がっています。
では最後に、これからAWSを勉強してみたい方向けに、おすすめの4ステップをご紹介します。
👣 Step 1. 概念の理解を深める
膨大なサービスをいきなり暗記しようとするのは挫折の元です。今日のように『全体像と身近な例え』をざっくり掴むことから始めましょう。
👣 Step 2. 無料枠でAWSを体験
アカウント作成時にもらえる無料トライアル枠などを活用し、実際にEC2(サーバー)を1台立ててみる体験がおすすめです。
👣 Step 3. ハンズオンの実施
AWS公式が多数提供している無料チュートリアルを活用して、簡単なWebサービスを実際に作ってみましょう。
👣 Step 4. 資格に挑戦する
勉強の目標として、まずは入門資格の『Cloud Practitioner(通称:プラクティショナー)』取得を目指すのがおすすめです。必要な知識が効率よく体系的に学べます。
今日はここまで!
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、「AWS、意外と自分でも触れそうだな」と少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
今後はさらに一歩踏み込んで、「運用編」もお届けしていく予定です!どうぞ楽しみに待っていてくださいね✨
その他にも「選べる福利厚生」やグループ企業についての記事、「G.A.グループってどんな事業をしているの?」など、会社の魅力や制度が良くわかる記事を多数公開中◎
気になった方は、ぜひ他のページも覗いてみてください✨
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう(^O^)/