データとアプリで「インパクトの民主化」実現をめざす ~僕がケイスリーで働く理由~


2016年の創業以来、公益と経済の領域をつなぎながら、社会課題を解決するための新たな手法の開発や、その基盤づくりに取り組んできたケイスリー(https://www.k-three.org/)。今回、そこでデータサイエンティスト兼エンジニアとして活躍する鈴井さんに、ケイスリーで働くことについて聞いてみました。


鈴井 豪 / Go Suzui

先端技術を活用する新規事業開発や機械学習・テキスト解析など種々のデータ・サイエンス手法を用いた分析を担う。因果推論を中心としたデータ・サイエンスの持続可能な開発への応用と、ブロックチェーン・エンジニアリング(特にDApps開発)が専門。UC Berkeley (Master of Development Practice) 修了。


ケイスリーに入ったのは、当初、日本でインパクト評価をしたかったから

 僕はもともと、大学院でデータ・サイエンスの持続可能な開発への活用、特にインパクト評価を学んでいました。インパクト評価というのは、ある事業が事業対象者にもたらした変化(=インパクト)を測定して、その事業にどれだけの効果や価値、あるいはリスクがあったかを検証するものです。研究課程も含めて、今までいろんな社会課題の現場を見たり、時にはそこで活動をしてきましたが、その中で感じたのは、「これ、本当に役立っているのかな?」という素朴な疑問でした。僕にとってそれを知ることは大事なことで、実施した事業が期待通りの効果を生んでほしいし、それをしっかりとコミュニケーション材料として見えるようにしたいと考えています。そのための一つのツールが「データ」や「評価」だと思っています。

 「日本」というフィールドにこだわるのにも理由がありました。きっかけは、大学院時代、マダガスカルから来ていた同級生に、「途上国の課題はある程度解決方法が見えているけど、日本のような先進国が抱える課題にはまだ解決方法がないから、先にその解答例をつくっておいてよ」と言われたこと。僕も、「確かに」と思いました。何よりも、彼女は非常に優秀な方だったので、彼女の言葉一つ一つに僕が言うのでは伝わらない重みがありました。それで日本でインパクト評価をやろうと、留学先のアメリカで就職せず帰ってきました。

 ただ、当時日本でインパクト評価関係のことをやっていたのが、僕のわかった範囲では今いるケイスリーくらいしかなかったので、半ば押しかけ女房的に入社しました。笑


データとアプリで、「インパクトの民主化」実現を目指す

 先ほど述べたように、僕は、実施した事業が期待通りの効果、つまりポジティブな意味での「インパクト」を生んでいるか見える化するためには、データが重要だと考えます。しかし、常にお金も人手もノウハウも不足していることが多い社会課題の現場がデータを扱おうとするのは、簡単ではありません。そこで、アプリケーションという形でより多くの人がデータを容易に利用できるようにし、これまでほとんど専門家だけが扱うことのできた「インパクト」を、より多くの人が扱えるようにしたいと考えています。データを利用した「インパクト」の見える化はもちろんのこと、それによる事業改善へのサイクル創出や、事業効果の予測を機械学習で行うなど、多くの可能性を見据えています。

 例えば、現在会社では、「BetterMe」という、行動科学(ナッジ理論)を利用した自治体から住民への通知を自動化するサービスを開発しています。このサービスは、既に沖縄県浦添市での大腸がん検診受診勧奨の実証事業で大きな効果をあげたサービスです(https://www.k-three.org/blog/govtech1)。 今後、大腸がん検診だけでなく、多様な公的通知について多くの自治体で容易に扱うことができるよう、本格的にアプリ開発を進めています。





ケイスリーで働く魅力とは

 大きく二つほどあって、まず一つは、仕事のやりがいです。目の前で苦しんでいる、あるいは苦しむ可能性のある人たちのために意義のあるものを創れているということに、僕はやりがいを感じています。例えば、先ほど紹介した浦添市の案件でいうと、今まで大腸がん検診に中々行かなかった人たちが、従来よりも非常に多くの割合で実際に検診を受けに行ってくれました。もし、その中で早期発見につながった人が一人でもいたら、病気で苦しむかもしれなかった本人は勿論、その家族や周囲の人も辛い思いをしなくて済む。そういうことに少しでも貢献できるというのは、この会社で働く意義を感じますね。

 また、若手でも大きな裁量をもらえて、仕事で自己表現する余地がかなりあります。それが仕事自体の面白みでもありますし、ナチュラルにやっているのが、この会社の良いところだと思います。

 もう一つは、一緒に働くメンバーの面白さです。初期メンバーも新メンバーも、直感的に「この人たちと一緒に働いたら面白そう」と思える人しかいないです。そう感じる一つのポイントは多様性だと思います。各メンバーの専門性の多様性、キャリアの多様性、考え方の多様性、趣味の多様性、もろもろ。そしてその多様性を尊重しあえていること。それがメンバーの面白さの一つだと思います。


どんな人にケイスリーに来てほしいか

 エンジニアとしてのスキル面でいえば、一人で一つのサービスをローンチした経験のある人や、積極的に自分の手をどんどん使ってくれる人に来てほしいですね。僕は因果推論とデータ・サイエンスが専門でアプリ開発はまだまだ発展途上ので、効率的にアプリ構築ができる熟達した方が来てくれたら嬉しいです。

 あとは、情熱のある人がいいです。自分の仕事一つ一つにやりがいを感じて、ミニマムをおさえつつ付加価値をつけられる人。ケイスリーは、何かに情熱をもっているメンバーが多いので、きっとそういう方は合うんじゃないかなと思います。


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