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社員インタビュー~慶応大学で数学を研究。数学は「優しい科目」と子どもに伝えたい~





「易しい」ではなく、「優しい」です。簡単という意味でありません。松本くんが選考時の文章で、数学について語ってくれました。様々な考えにたいして、「そういう考えもあるのか」と柔軟に受け止めることが大事。人の考えを否定しない。正解を導くだけではない、数学の良さを伝えていく。数学の圧倒的知識をもって、超エリートの慶應大学から、何を思ったか、こんな小さなチームにきてくれました!まっちゃんとの出会いは、奇跡です。出会いに心から感謝しています。そんなまっちゃんにインタビューしてみました!


「仕事のやりがいはなんですか?」

 もともと、自分の興味にしたがって数学を勉強して、大学院で研究していました。いわば研究者ライクな生活を送っていたのですが、新しいことを学んだり発見したりすることそれ自体よりも、自分の理解したことや、学んだことで得た感動を、発表などで他者に伝えることに楽しみを感じることに気づきました。子どもたちが理解してくれて点数が上がる、そのことももちろん嬉しいことの一つですが、自分の理解や感覚を「分けあえる」こと、それ自体が喜びですね。
 また、小学生の内容であっても、新たな発見があります。つまり、どのように教えるのか検討していると、必然的に自分がその内容をどう理解しているのか考えますし、子どもたちがつまずいていると、どこに難しさがあるのか、どうすれば乗り越えられるかを考えて、自分のあらゆる引き出しを総動員することになります。いわば、日々「人間の認知」について研究しているような気分ですね。「自分は/この子は、こんな風に物事を考えている/いたんだ!」ということを「発見」する、それ自体が面白いですね。



「つらかったことを教えてください」

 経験の浅いうちは、子どもたちとの接し方に迷うことが多かったです。話しかけよう、話題を切り出そうと思っても「何から話すのが正解?」「こんな言い方して大丈夫かな?」と、考えすぎてしまうことが多々ありました。それでも、自分が想定していたよりも、子どもたちが好意的な反応を返してくれることが多く、経験を積むなかで、考えすぎるよりも、そのときの自分の思いを伝えてよい、ということを学びました。流れに身をまかせる、とでも言うのでしょうか。
 この点は、ある意味では授業にもあてはまると思います。「こんな授業にしたい」「この内容を学ばせたい」と思っても、相手のいることですから、なかなか当初の想定通りにはいきません。以前は自分の思いが強すぎるあまり、子どもたちのことが見えず、独りよがりになってしまうことがありました。
 効率的な学びを提供できるに越したことはないのですが、学びにはワクワク感が伴っていないといけません。目の前の子どもたちがワクワクできることは何なのかを探りながら、反応によって対応を変えていく。自分の中にある「台本」を離れて、流れに身をまかせてみる。どんな結末になるかは自分も分からないけれども、その流動性を楽しみたい、と思っています。



「どんな人がこの会社に合いそうだと思いますか?]

 これは自戒でもあるのですが、洞察力があって、考え続けられる人ですね。
 私も経験を積んで、できることが増えてきました。それは以前の経験で「あのときはこうだったから、こうやれば上手くいく」というのを知ったからだと思います。それ自体は良いことですが、子どもたちと接する場では、少し怖い部分もあると思っています。
 子どもたちはひとりひとり違いますし、さらに同じ子でも、日ごとに、変わっていきます。秒ごとといっても過言じゃないでしょう。ですから、以前と似ている状況はあっても、全く同じ状況は無いはずです。「あのときはこうだったから、こうやれば上手くいく」と信じすぎて、目の前の子が見えなくなってはいけません。場面ごとに「この子にとってのベストは何か」を考え続けて、見出せるようになりたいですし、それができれば多くの人を幸せにできるんじゃないかと信じています。簡単なことではないですが、だからこそ、みんなの知見を共有して、ベストに近づいていきたいです。

「なぜ小規模の会社を選んだのですか?」

 自分の意思がチームの意思と100%合致していれば、組織のサイズは関係ないのですが、実際多少なりともズレが生まれるものだと思います。ズレが大きくなってしまうと、何のためにやっているんだろうとか、やりたいことができない、などとなってしまう。わたしの場合、自分の気持ちを犠牲にすることが、働くうえで一番のストレスだと思っていました。
 疑問に思うことがあったら、自分の気持ちを犠牲にするのではなく、相談して納得のうえ行動したい。そして、たとえズレが生まれても、自分の意思とチームの意志を確認して、ズレを修正する=自分にとってはやりがいや楽しみがあり、チームにとってもプラスになる状態にできれば、楽しく活動することができる。そう考えてこのチームに入りました。
 実際に入ってみると、メンバーとの距離が物理的にも精神的にも近いので、プラスの出来事はみんなで喜べるし、他のメンバーが成功したら自分も嬉しくなります。また、チームで気持ちや知見を共有できるので、安心感がありますし、新たな気づきを得ることができます。自分の気持ちを大切にしながら活動できており、このチームに入ってよかった!と思っています。

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