こんにちは!seeink株式会社の採用担当です。
本日は、当社CTOの澤口にインタビューをしてまいりました。
- seeinkに参画するまでのキャリア
- 「コンサル」ではなく「事業をつくる」ことにこだわる理由
- AI時代の先に見据える、日本の未来とビジョン
についてお話しして参りますので、「新規事業を通じて成し遂げたいことがある方」は、ぜひ最後までご覧ください。
宇宙エンジニアから「事業をつくる側」へ
ーこれまでの経歴を教えてください。
大学院では、飛行機やロケット、人工衛星など、航空宇宙機に使われる材料の研究をしていました。その延長で、ファーストキャリアは三菱電機。宇宙に打ち上げる人工衛星の材料・構造設計を担当し、ハードウェアエンジニアとして働いていました。
衛星の設計はとても面白かった一方で、領域としてはかなりニッチです。宇宙開発のエンジニアは市場が小さく、転職しようと思っても行き先が限られる。「このままでは、市場そのものを広げる側には回れないのでは」と感じ、ビジネス全体を学べる環境に身を置こうと考えました。
そこで転職したのが、DX領域のコンサルティングファームであるプロジェクトカンパニーです。高校の友人の紹介で入り、約2年、さまざまな企業のプロジェクトに入り込んで、事業側・ビジネス側の視点を学びました。
その後は、「事業を作る側に回りたい」という想いから、独立して個人事業主に。大学付属VCでの大学発ベンチャー支援、宇宙ベンチャーの事業開発など、大学発の技術の事業化を支援する企業など、いくつかの仕事を業務委託でお受けしていました。
seeinkも、そのときお付き合いしていた案件のうちの1つで、最初は業務委託として関わり始めました。その後、他の案件を徐々に絞り込みつつ、2024年1月に正社員として、まずは執行役員としてジョインしています。
技術から一歩離れ、市場の課題を捉える
ーなぜseeinkを選んだのでしょうか?
正直に言うと、最初は4つの業務委託の中で、seeinkが一番「正社員になる可能性が低い」と思っていました。大学発VCやディープテック寄りの案件と比べると、テクノロジーに直接触れる機会が少なく、市場側・新規事業側を見る仕事だったからです。
ただ、いろいろなディープテック案件を見ていくうちに、「テクノロジー側は自分のバックグラウンドがあればあとからキャッチアップできる。でも、市場の課題が見えていないと、どれだけ良い技術でも面白い事業にはならない」と感じるようになりました。
あえて技術からは一歩距離をとり、いろんな業界の市場感を見にいくポジションに身を置いたほうが、面白いものがつくれるのではないかと考えたんです。
決め手になったのは、代表の日比野と取締役の内田の存在です。日比野は高卒で事業を始めた人間で、当時25歳。一見すると怪しさもある(笑)。でも、話してみると営業としてのドライブ感と、細かいデリバリーまでやり切る力の両方を持っていて、「この年齢でここまでやれるのか」と素直に驚きました。
一方で、会社としてちゃんと成り立たせる部分や、大企業とのコミュニケーションなどは、内田がきれいに補っている。この2人のギャップがうまく噛み合っていて、「事業がちゃんと伸びきるな」と感じたのが、最終的にseeinkを選んだ理由です。
「市場の課題」を解く面白さ
ー現在担っている役割を教えてください。
現在は取締役CTOとして、テクノロジーが絡む新規事業プロジェクトや、会社としてのデリバリー全体のマネジメントを担当しています。
クライアントは中堅企業から大手企業まで幅広く、新規事業づくりのパートナーとして並走するのが仕事です。その中で、ディープテック領域やシステム開発を伴うプロジェクトでは、クライアント側の技術チーム任せにしすぎると議論がかみ合わないこともあるので、一歩、二歩踏み込んでテクノロジーの解像度を上げる役割を担っています。
あわせて、いわゆる「デリバリー」の全体を俯瞰し、品質や進め方の型を整えるのもCTOとしての重要な仕事です。個別案件の現場に入りつつも、「会社としてどういう価値提供をしていくか」を設計するポジション、というのが今のイメージです。
ーseeinkの事業をもっと強くするために注力していることを教えてください。
大きく2つあります。
1つ目は、「事業計画をつくる人を増やすこと」です。これまで私自身がお客さまと対話しながらヒアリング・調査・事業計画づくりまで一気通貫で担うことが多かったのですが、取締役としての役割も増えてきたので、同じ動きができるメンバーを社内にどんどん増やしていきたいと思っています。エッセンスは伝えながらも、最終的には各メンバーが自分の頭で考え、事業を描けるようになる状態を目指しています。
2つ目は、「ノウハウの型化」です。年間で20〜30件ほど新規事業に触れていると、ある程度パターンも増えてきます。でも、その感覚に到達するには数年の経験が必要になることが多い。そのため、そのパターンを型化して、早い段階から「本当に頭を使うべき部分」に集中してもらえるような環境づくりに力を入れています。
コンサルを武器に「事業づくり」をやり切る集団
ーseeinkのカルチャーの魅力を教えてください。
一番の特徴は、「コンサル会社ではなく、事業をつくる会社だ」と全員が思っていることだと思います。
新規事業というと、アイデアマンが集まって難しい話をしているイメージを持たれがちですが、現実は違います。アイデア発想が必要な場面ももちろんありますが、今はチャットGPTのようなツールも優秀ですし、社内にアイデアマンは大体います。
むしろ多いのは、アイデアだけが社内に散らばっていて、誰もやりきれないまま止まっているケースです。seeinkは、コンサルティングのフレームや手法も使いつつ、「事業計画をつくって終わり」ではなく、その後の検証や市場投入まで含めてやり切ることにこだわっています。
事業会社出身のメンバーも多く、マインドとしては事業会社寄り。事業を持つ側の感覚を持ちつつ、手段としてコンサルティングを使っている、というバランスがカルチャーの魅力かなと思います。
ーどういう人が多いですか?
ひと言でいうと、「ちゃんと真面目に振る舞えるけれど、思想はちょっと変な人」が多いですね。クライアントは大企業が多いので、ちゃんとした場に立てと言われれば当然立てますが、頭の中では「とりあえずやってみればいいじゃん」と思っているタイプが多い。
良く言えばフットワークが軽くて手が早い人たち、悪く言えばリスクをあまり怖がらない人たち。興味のある分野に対して、「まずは自分で手を動かしてみよう」と思える人が集まっている会社だと思います。
大企業が「焦らざるを得ない」状況を創り出し、産業をアップデートする
ー今後seeinkをどのように成長させていきたいですか?
コンサルティングだけでは、大企業や中堅企業を本質的に変えるのは難しいと感じています。情報やフレームワークは今や誰でもアクセスでき、事例を横展開するだけでは、既存事業を持つ企業の行動はなかなか変わりません。
だからこそ、新しい事業や新しい会社が立ち上がり、その成長によって大企業が「焦らざるを得ない状況」をつくることが重要だと思っています。
seeinkとしては、クライアントと一緒に事業を生み出し、その事業が伸びることで、結果的に大企業が変わらざるを得ない状況をつくっていく。コンサルではなく、事業創出を通じて変化を起こす集団でありたいですね。
ー最終的には、日本ないしは世界をどのように変えたいですか?
最終的には、日本や世界の「働く前提」そのものが変わっていく未来を見ています。生成AIやフィジカルAIの発展で、人間がやらなくていい領域は急速に増えていますし、10年スパンで見ると「働かなくても生きていける社会」が現実味を帯びると思っています。
そうなると、人は生活のために働くというより、「自分は何をしたいのか」に時間を使えるようになります。そのとき初めて、宇宙開発みたいな一見遠いテーマにも、ちゃんと社会的な関心やお金が向いていく。資本主義の構造が少し書き換わることで、「人が宇宙に出ていくフェーズ」が本気で始まるはずで、そこには何かしらの形で関わりたいなという思いがあります。
とはいえ、そこにいきなりワープできるわけではなくて、その手前には「産業構造をアップデートする」という中間工程が必要です。今の日本企業の既存業務を前提にしたままでは到底たどり着けないので、新規事業だったりディープテックだったりから、既存の産業をいったん壊しながら、もう一度つくり直していく必要がある。seeinkで事業づくりに携わっているのも、その中間工程の部分に自分なりに貢献したい、というのが大きな理由ですね。
「軸があって、痛覚のない人」と一緒に働きたい
ーどんな人に入社してもらいたいですか?
|軸のある人
新しく入ってくる人には、「新規事業が好きなこと」に加えて、「それを通じて何をしたいのか」という軸を持っていてほしいです。軸がないと、新規事業についてそれっぽく語って終わってしまったり、一緒に働いていても深い議論にたどり着けなかったりすることが多い。新規事業はあくまで手段で、その先に「自分として何を実現したいか」「seeinkで何を成し遂げたいか」がある人と、一緒に仕事がしたいですね。
|痛覚のない人
私自身は、人の気持ちが分かるEQ高めなタイプが好きなんですけど、新規事業の現場では、それだけだと前に進めない場面も多いと思っています。
なので、ビジョンに沿って進む時は、あえて痛覚をオフにできる人がいい。空気を読もうと思えば読めるけれど、仕事になるとあえて読みすぎず様々なことに億せず挑戦できる人。そんな方となら、一緒に面白い事業をつくっていけると思いますね。
ー澤口さん、ありがとうございました!