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【社員自己紹介②】林業事業部ストーリー#2/2

2020年7月グループに迎え入れた林業事業体へ出向し、まずは出向先の仕事の進め方を確認しました。元から3名の社員がいましたが、ヘリコプター集材による優良材生産が主業務であり、逆にいうとそれ以外はしたことがないという状況でした。ヘリによる集材は高コストや林地に大量の残材を発生させ再造林費が高額になる他、社員達の集材スキルも上がらないという問題がありました。こんな状況では新たな取り組みなどできないと考え、基礎から説明することにしました。

日中は現場にて間伐、重機の乗り方、作業道設置などを説明し、夜は事務仕事に取り組みました。現場指導はともかく、事務はわからないことばかりで県庁や市役所、各林業関係団体に電話で教えてもらい対応しました。

正直、1人で現場管理と事務を行うのは無理だと思ってました。事実最初の1年はかなり苦労しましたが、現場や自分のスキルアップにより徐々に楽になっていきました。このころから『やってみればなんとかなる』というマインドに変わっていきました。

出向して1年半が経ったころ、遠方の自治体から『荒廃林整備の提案をして欲しい』と依頼がありました。他にも数社へ話をしたが、難易度の高さからすべて断られたとのことでした。

採算性の改善や所有者探しや施業合意形成などやるべきことはたくさんありました。最初から出来ないと決めるのではなく、これが揃えば出来るという条件を提示して進めていきました。結果、運も味方し、なんとかなりました。現在は数百haの施業受託を受け、荒廃林整備を進めているところです。

その他、現場や私のスキルアップが進んできたことで新たな取り組みへの基礎ができ、2023年からは林業×エネルギー事業の相乗効果を狙った『エネルギーの森事業』に取り組み、新しい林業に挑戦しています。

最近では『仕事も気から』だと強く感じています。脱炭素に注目が集まる中、機を逃すことなく林業の立て直しを図っていきたいと考えており、多様な人材を募集しています。少し変わった林業に興味のある方はご連絡お待ちしております。

林業事業部 部長 福井勧

バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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