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建機レンタル業の営業マンの価値って10円?

ここ数年15億の売上を行ったり来たり。でも今期上半期で対前年売上15%増。久しぶりに対前年2桁増の業績が続いている。本業の土木工事業者向け建設機械レンタル事業の業績は決して悪くはない。でもこの商売の10年後20年後を考えた時に未来はあるのか?

値段の叩き合い。ダンピングの応酬。

昔、かけ出しの営業をしていたころ、お客様にこんなことは言われたことを覚えている。

「建機レンタル屋のレンタル単価を下げさせるには、10円玉があればいい」「取引先の営業マンが売り込みに単価見積持ってきたら、その場で別のレンタル屋に電話してその場で単価問合せすればいい。あとは、お望みの値段を言えばその単価になるから」って。建機レンタルは扱う機械はどこも一緒。よほど変わった機械を扱わない限り値段勝負になってしまう。

 営業なんてそんなもんじゃないと言いつつも、必ず単価あいみつ競合の稟議案件が営業社員から上がってくる。頭を悩ます営業部長の苦悶を横目に、もっと魅力的なことをやりたいと、他社とは一線を画す建機レンタルを模索して30年が経ってしまった。2代目の社長、まだまだ踏ん張るぞと思いつつも、業績の維持向上とそれ以上に大事なことは、これからの未来を託すみんなのために次の商売のタネを見つけること。

新規事業開発はトップの仕事の必須業務~個人向け機械レンタルの可能性~


今はじめた新規事業は、本業の客先である土木工事業者向けではない、一般の個人の方々を対象としたB toC向け機械レンタル事業。個人向け機械とは、家庭菜園耕運機、お掃除高圧洗浄機、お庭の草刈り機やバーベキュー発電機などなど。個人の方が使う機械というのも身の回りに以外にあるもの。

そこで、それらをを取り揃えて、webサイトに写真を並べてスタートさせてみたのだけれども、「機械のレンタルは、一般の人も借りられるんですか?」って、電話の問い合わせがかかってくる。レンタルやシェアリングが世の中に認知されてきても、個人向け機械レンタルは世の中でほとんどやられていなくて、個人の人が気軽に楽しく機械を借りることって、全然一般的じゃない。買ったって毎日使うわけじゃないし、置き場所も困ってしまう。だったら、レンタルでしょ?ネットを使った気軽な機械レンタルを宅配もからめてできないか?そんな発想で新規事業を立ち上げているところです。

 店長、店頭スタッフ、メンテナスのおじさん。今こんな3人で新規事業の仕込みをしてます。

 ネット商売って、営業がいない分、結構マーケティングに手がかかる。サイト運営、SEO、SNSライティング、販売システム開発、…。なかなか何から手を付けていいかわからない。一緒にゼロからの立ち上げで、自由な発想とチャレンジ精神を持って、新たな機械レンタルを創造してほしい。そんな仲間を探してます。

山本機械産業株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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