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困難に直面したときこそ動く。入社1年で取締役に就任した女性リーダーが紐解く「逆境に強い」生き方とは

エムスリーソリューションズでは、異業種からの転職者がたくさん活躍しています。
2023年7月に取締役に就任した小泊 瑠美子(以下、小泊さん)もその一人。
今回は、小泊さんへのインタビューを通じて仕事観や生き方を聞いてみました!

エムスリーソリューションズ株式会社
取締役 小泊 瑠美子(こどまり るみこ)
1977年生まれ、長崎県佐世保市出身。新卒でリクルートに入社後、制作や営業、新規事業の立ち上げ・推進などに従事。その後、日本M&Aセンターではインサイドセールス部隊を立ち上げ、統括するポジションを担当する。2022年にエムスリーソリューションズ入社。2023年7月より取締役に就任。プライベートでは2児の母。

「新規事業×DX」に惹かれてジョイン

ーーまずは、小泊さんのこれまでの経歴を教えてください。

新卒で入社したリクルートで求人広告制作や結婚情報誌の営業を経験したのち、「スーモカウンター」の立ち上げや推進業務に10年近く従事していました。

その後、日本M&AセンターというM&Aを仲介支援する会社に転職。そこではインサイドセールス部門の立ち上げと統括を6年ほど担当していました。

ーーそこからエムスリーソリューションズに入社するまでには、どのような経緯があったのでしょうか?

前職での仕事にやりがいを感じていた一方、40代後半を迎え、あと少なくとも20年働くと考えた際に、「新しいことにチャレンジしたい」と考えるようになったのが、転職を意識しはじめたきっかけです。

リクルート時代から一貫して社会課題の解決に繋がるような新規事業や、スケールしていく際の仕組みづくりに携わってきました。

今後はこれに、「IT」や「DX」の要素を付け足し、より社会に貢献していきたいという思いが強まり、入社を決意しました。

そこから人生2度目の転職を経て、現在に至ります。

社内初の巨額プロジェクトを成功に導く

ーー入社から1年ほど経ちましたが、これまでどのような業務に携わってきたのですか?

当社の組織は大きく(1)営業 、(2)開発(エンジニア)、(3)ハードウェア・ソフトウェアの納品・導入支援、(4)カスタマーサポート(コールセンター)とあり、そのうち(3)(4)がカスタマーサクセスに分けられるのですが、私は入社後にこの2つの責任者を任されました。

(3)では主に、営業担当の受注確定後、クラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」や「デジスマ診療」など当社製品を導入支援する役割を担っています。

この1年で私は納品数増大対応のため、プロセスの改善に務めてきました

ーーなぜプロセス改善が求められたのでしょうか?

まず、当社商品の「エムスリーデジカル」及び「デジスマ診療」の受注数が大きく伸びていること。加えて、岸田政権下で進められている、医療DXの一環である2023年4月の「オンライン資格確認」導入の原則義務化が大きな要因です。

「オンライン資格確認」とは、マイナンバーカードのICチップや健康保険証の記号番号等によって資格情報の確認を実施することを指しますが、これによりクリニックでは専用の端末を導入する必要が発生しました。

補助金期限がいつとなるのか、最終的な決定は22年末まで分からない中、最速で23年3月末が期限となる可能性も踏まえ、納品体制を至急整備する必要がありました。

この課題を解決するために、納品・導入支援の責任者を務める私が納品体制の整備を担うことになったんです。

ーー入社早々、大きなミッションを託されたんですね。

そうですね。会社としても、恐らく短期間にこれだけの納品数が動くのは初めてで、私が転職した時点では「間に合わないのでは」という焦りが社内に漂っていました。

でも、諦めたら勝負は終わりです。そこでまずは受注〜納品プロセスを一つひとつ見直して、ボトルネックを洗い出し、一つずつ手を打っていきました。

最終的に、営業部に営業スケジュールを大幅に前倒してもらったり、部品供給元であるメーカーさんの生産ラインを新たに動かしていただいたり、一部の業務を委託したりすることで実現できましたが、ここに辿り着くまでは一筋縄ではいかず。協力的な当社の風土や関係者に幾度となく助けられました。

どんな難問でも、解けない問題はない

ーー大きなプロジェクトを成功におさめた小泊さんですが、入社後に苦労したことはありますか?

事業の急拡大に合わせた仲間集めはやはり簡単ではありません。私自身、これまで採用実務の経験が薄いためでもあります。

加えて、教育体制の整備も同時並行でスピーディに進める必要があり、この両立はチャレンジングだと思います。

ーーそうした困難にはどのように立ち向かっているのでしょうか?

私の場合は、困難に直面したときこそ、とにかく手を動かすようにしています。ネガティブな要素を因数分解し全て洗い出し、メンバーにヒアリングして一次情報を取りに行き、それらを一つずつ潰していくイメージです。

動いていれば、少なくとも不安に押しつぶされることはありません。「困難や不安=次のアクションへの合図」だと思うんですよね。立ち止まりさえしなければ、どんな難問でも、解けない問題はないはずです。

人生の局面では必ず「先が見えない方」を選ぶ

ーー小泊さんのキャリアの軸も気になります。

普段はどちらかというと慎重な性格だと思いますが、これまでの人生を振り返ると、就職や転職、結婚や出産といった大きな決断をするときはいつも「先が見えない方」を選んでいると思います。

大きな流れで見通しが立つと、なぜか熱量が下がって(笑)。それよりも、「これからどうなるんだろう」というくらいの方が可能性が広がる。

そのため、医療業界は未経験でしたが、エムスリーソリューションズに転職するときも不安はなかったですね。また2023年7月からは取締役に就任しましたが、この役職を打診されたときも特に気負うことなく受け入れられました。

ーー先が見えない環境に身を置き続けているのですね。他にも、働く上で大事にしている考え方はありますか?

やりたい仕事や、責任者として組織やサービスが「こうなったらいいよね」「こうしたいな」を発信していくことは、常に心がけるようにしています。

以前までの私は「頑張っていれば、誰かが頑張りを見てくれているはず。自分で声を上げなくても必要なものが与えられ、良い方向に向かう」と漠然と思っているところがありました。

ところが、第二子を出産後の上司との面談で、あまりのてんてこ舞いぶりに気を遣ってくださったのか、「マネジメントではなくプレイヤーとしてやっていきたいよね」というような話がありました。可能性が狭まった気がして、少なからず衝撃を受けました。

それ以降、多少先が見えなくても、自身が今後をどう考えているのか、やりたいこと、実現したいことを描いて発信していこうと、決めました。

それは、個人だけではなく、会社も組織も同じだと思います。可能性が広がります。

リミットを外した先に見えるもの

ーーエムスリーソリューションズで働くやりがいを教えてください。

まだまだアナログな部分が多い医療業界ですが、だからこそ、当社の仕事が活きると思っていますし、そこに大きなやりがいを感じています。

また、人々の生活の質を上げることにもつながり、結果的に、社会をよくすることに貢献できている仕事だなと実感しています。

ーー強いやりがいを感じながら日々を過ごしているんですね。小泊さんの今後の目標も聞きたいです。

実は私、個人としてはあんまり具体的に目標を立てるタイプではなくて(笑)。座右の銘も「行けるところまで行こう」と掲げているくらいです。

もちろん、任されている組織や責務に対しては、「こうなるといいね」「こういう風にしたいね」という目標を常に発信するよう心掛けています。

一方、人生という長期視点では、行き先よりも、常にリミットを外して、正しいことに正しく取り組むという“あり方”の方を大事にしています。私の視野で立てられる目標ではたかが知れているという想いもあるからです。そのため、これからもこのスタイルで行こうと考えています。

ーー最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!

自分の中で湧き上がるものがある方が、仕事を通して形にするにはもってこいの職場なので、リミットを外して実力をつけたい、試してみたいと思う方とぜひ一緒に働きたいですね。

今の環境では何か完全燃焼しきれていない、もっと熱量高く働きたいという方からのご応募をお待ちしています!



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