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SANUを通して見えるもの

SANUチームが人生と仕事について語るシリーズ。
毎週1名ずつ、自身の言葉でnoteとWantedlyにて記事を公開。第2回は法人サービスで活躍するインターンの柴田から。

柴田准希
法人事業部 インターン
2023年東京大学大学院を卒業。大学院では、人間の身体運動について研究。在学中にSANUと出会い、インターンとしてジョイン。富山県出身。ラジオと自然(山派)が好き。

幼少期から大学院まで

富山県の田園の広がる片田舎で生まれ育ちました。裏山で筍や山菜をとり、近くの池で釣りをし、網を持って野に入っていく、そんな幼少期でした。

4歳の頃、サッカーを始めました。それからは、とにかく夢中でボールを追いかける日々でした。結局、大学までの約20年間、サッカー中心の生活を送りました。自分はプロにはなれなかったけれど、別の形でスポーツに関わりたいと思い、大学院では科学的に人間の動作の美しさを解明する「スポーツバイオメカニクス」を専攻しました。研究生活は、仲間にも恵まれて刺激的な時間でした。ただ、研究を通して初めてスポーツに選手ではない形で携わった時に、自分は「スポーツ」それ自体ではなく、「スポーツのある生活」が好きなのだと気づきました。「スポーツ」は自分にとっては、身体的な解放と対話の時間でした。その時間が、生活に活力を与え豊かにしていたのだと気づきました。

興味が、「スポーツ」から、より広く「(スポーツを含めた)生活を豊かにするもの」に移行していく中で、コロナ禍で自宅待機期間となり、自分と深く向き合う時間を得ました。自分は何のために生きるのか。一度、スポーツを中心に構成されたこれまでの生活を離れたい。そして、異なる社会における人々の暮らしを見てみたい。そんな思いから、1年間休学し中南米へ旅に出ました。

中南米への旅とSANUとの出会い

メキシコからペルーまで。様々な世界と生き方に出会いました。資本主義や科学主義が周辺にあり、自然と共に生きることが自明中の自明である世界。子どもから老人まで、自分を全力で表現しながら生きている世界。僕は、決してこれらの世界が理想だとは思いません。ただ、これまでと異なる社会で生活していく中で、自分の中で当たり前だと思っていたものが、当たり前ではないものとして浮かび上がってきました。それは、アメリカやヨーロッパで経験したカルチャーショックとは次元が異なるように思います。例えば、中南米では自己紹介の時に、名前の次に何の楽器を弾くのかを聞かれることがありました。それまで国では、名前の次に自分の仕事を聞かれることがほとんどでした。それは、生きていく上で何かで収入を得るということが暗黙の前提となっていることに気づきます。

価値観が広がっていくというよりは、それまでの価値観を支えていた土台が崩れていくような感覚でした。それは、少し恐ろしいけれど気持ちの良い体験でした。崩れていくことと同時に、新しい価値観が自分の中に作られていきます。僕はその過程を、山や海や森の中で過ごしました。身体を含むフィジカルな自然のみを拠点とし、自分の中の声を聞き分け、心の奥にある欲望に形を与えること。そこで出会う欲望は何であっても良いと思う。ただ、その欲望が自分自身から生まれたものであることが重要だと思いました。

帰国し、大学院に復学しました。周囲からどうだったと聞かれた時、僕は旅で起こった様々な出来事を話しました。だけど、あの体験を言葉だけで伝えることはできなかった。どうすれば、あの体験を共有できるのだろう。僕は旅に出るべきだと言いたいわけじゃない。旅はやりたい人がやれば良いと思うし、大きなハードルがあると思う。自分の場合、それがたまたま旅であっただけで、あの体験を別の手段で共有したいと思いました。そんな中、SANU創業者である本間の記事を読み、「社会に根付いた旅をつくる」という言葉に出会いました。そして共通の知人を介して、茅場町の居酒屋でお会いしました。すぐに旅の話になりました。僕の旅のこと。彼の旅のこと。それから、彼の目指しているもの。彼の目指している「Live with nature. / 自然と共に生きる」世界を聞いたとき、胸が熱くなりました。帰り道にインターンとして働いてみないかと言われ、その場でやりますと答えジョインしました。

SANUでの挑戦

自分の直感に従い飛び込んだSANU。目の前のことに追われながらも、僕はSANUを通して旅での体験を共有できると思っています。自然の中にセカンドハウスを持つことは、それまでの生活を見つめるきっかけになります。豊かな自然の中で、自分と深く対話したり大切な人と過ごすこと。周りを満たしている音や匂いや色に気づくこと。そのコンサマトリーな時間の中で、自分の心の奥にある欲望に耳を傾けること。明確な答えはまだ得られていないけど、このサービスが広がった世界は、少なくとも今よりは幸せだと感じる人が増えると信じています。

僕は現在、法人向けプランのカスタマーサクセスを担当しています。ユーザー企業によって、利用方法や求めているものが異なります。ユーザー企業とコミュニケーションをとりながら、どうすればSANUを気持ちよく利用してもらえるかを考えて実行しています。また、メール1つにしても、どの言葉を使うのか、そしてそれをいつ伝えるのかによって、その後の全てが変わってきます。数字ばかりに目がいってしまいますが、全ては目の前のコミュニケーションから始まるのだと感じています。

SANUは「Live with nature. / 自然と共に生きる」という理念を掲げています。「Natute/自然」という言葉は、広義的であり各メンバーの中にある世界は微妙に異なっていると思います。だからこそ、自分の中に信念とミッションを持って生きているかっこいい人たちが集まっています。 SANUは、急激に変化している最中です。インターンであっても手をあげれば、多くのことを任せてもらえるし、自分の主張を取り入れてくれる環境があります。SANUを知った時に、自分の直感が「これだ!」と訴えるなら、飛び込んでみることをお勧めします。


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