先日の土曜日、私は成田空港のジェットスターの搭乗ゲートに向かっていました。
目的地は熊本。
実は、大事な得意先のゴルフコンペに参加するためだったんです。
今回は一泊二日の短い旅。
カバンの中身は、翌日の着替えとゴルフウェア、それに化粧道具くらい。
「さすがにこの量なら、わざわざ預け入れの荷物を追加しなくても余裕でしょ!」
そう思っていた私は、意気揚々と出発の1時間半前には成田空港に到着していました。
時間もあるし、準備もバッチリ。「さあ、サクッと手続きを済ませて福岡空港へGO!」
なんて、のんきに構えながら空港の計量器にカバンを載せたんです。
ところが、その瞬間、世界が止まりました。
ピピッ。
『 7.8 kg 』
えっ?
思わず二度見しちゃいました。
でも、画面にはしっかり「7.8」の文字。
ジェットスターの手荷物制限は「7kgまで」。
わずか800g、されど800gのオーバーです。
【800gとの闘い】
すると、対応してくれたグランドスタッフが、私の焦りを察したのか、そっとこう囁いたんです。
「上着のポケットに詰め込めるだけ詰めて、身に着けられるものは着用してください」
まさかのアドバイス!
「すいません、ちょっと荷物整理します!」とハカリの横へ退避した私は、そこから制限時間わずかの「800g減量作戦」をスタートさせました。
とはいえ、800gってそんなに軽いものじゃないんですよね。
私は必死でカバンを開け、質量のある強敵たちを引っ張り出しました。
まず、一番重たいモバイルバッテリー。そしてスマホ2台。
続いて、ゴルフ用品が入ったポーチと、化粧ポーチ。
それらを容赦なく上着のポケットに詰め込みました。
ポケットはもうパンパンで、上着が重みでドシッと垂れ下がります。
再度、計りに行くとそれでもまだ200gオーバー。
さらにゴルフ用の距離計ウォッチを腕にカチッと装着。
ゴルフ用のベルトまで引っ張り出し、その場で腰にグッと巻き付けました。
その日の空港は、歩くとじんわり汗ばむくらいの気温。
そんな中で、一人だけゴルフの装備を部分的に身にまとい、ポケットを爆発させそうにしている私。
客観的に見たら、完全にちょっと怪しい人です(笑)
【その時はついに!!!!】
そして、極限まで中身を絞り出したカバンを、祈るような気持ちでそっと載せました。
画面の数字がチカチカと動いて止まりました。
『 6.9 kg 』
勝った!!!
アドバイスをくれたスタッフさんも、「はい、お荷物大丈夫ですね。いってらっしゃいませ!」と、心なしか嬉しそうな笑顔で見送ってくれました。
【そして、帰りの話】
帰りのフライトですが、私は最初から「家族や会社にお土産を買うぞ!」と決めていたので、事前に預け入れ荷物のオプションを追加購入していたんです。
「これで帰りはどんなにお土産を買っても無敵。パッキングに怯える必要なんてない」と思っていましたが、コンペ当日はあいにくの雨。
なんとかラウンドを終えた私の手元に残ったのは、水分をたっぷりと吸い込んだゴルフウェアや着替えの山。
それはもう、事前に追加オプションを選択しておいて、本当によかったと思えた瞬間でした。